http://www.asyura2.com/15/music16/msg/421.html
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百人一首のおさらいをやった。このサイトが抜群に使いがってがよい。
http://www.manabu-oshieru.com/hyakunin.html
全ての歌の意味、文法解釈をチェックし、記憶もよみがえった。
三つ子のたましい百までとはよくいったもんだな。ほぼ全ての歌を暗記できた。
勘違いしていた歌をいっぱい発見。例えば、
恋すてふわが名はまだき立ちにけり 人知れずこそ思ひそめしか
これなんか、「まだき」だから、まだ浮名はたっていないのかと思ってた。
そうすると「立ちにけり」と矛盾するのだが、なんとなくそう思ってたわけだ。
実は、「まだき」というのは、「はやばやと」という意味なのですな。
今、知った。驚いた。
こういう勘違いが無数にある。丸暗記するわけだから、意味なんかどうでもよかったのよ。
だいたい、殆どが相聞歌で「あなたと逢って一緒に寝たい」みたいなことを言い合ってるんだから、
子供に意味がわかるはずない(笑)
子供時代のオレが十八番としていたのはこれ、
明けぬれば暮るるものとは知りながら なほ恨めしき朝ぼらけかな
これなんかも、
あなたと寝る夜が待ち遠しい、朝が恨めしく思えるほどだ・・・という意味ね(笑)
で、本題に戻るが、この「キミガタメ」。相聞歌のイメージでつくったんだろうな。
題名からしてそう。「キミガタメ」で思い出すのは、百人首だと・・・・
君がため春の野に出でて若菜摘む わが衣手に雪は降りつつ
君がため惜しからざりし命さへ 長くもがなと思ひけるかな
この2首。前者は、切迫したところの少しもないオオラカな歌だから、
「キミガタメ」の曲調からすると、おそらく、ヒントになったのは後者だろう。
(ま、百人一首とは限らんのだが、そういうことにする。)
なんか、真剣な恋愛感情を歌った歌のようにも見えるが、
「あなたと深い仲になってから、あなたに捧げようと思っていた命が惜しくなりました」
という、実は軽薄極まりない歌なのだな・・・(笑)大げさな言葉を使ってはいるが、ま、
ひとつの決まりごとだったのだろう、当時は、こういう風に歌うのが・・・。
ようするに、こういう題名とか和歌の語彙や情緒を借用して、
大時代なロマンスを想起させようとしているのだが・・・・失敗している(笑)
だいたい、何歌っているのか、全然、聞き取れないじゃない。
仕方ないので、書き起こしを探して、ここで一部引用すると。
http://www.kasi-time.com/item-42059.html
キミの瞳に映る 私は何色ですか(これは聞き取れる)
赤深き望むなら 渡そう日の光を
もうめちゃくちゃだな、歌詞の付け方が。
だいたい、なんで「深い赤」が「日の光」なのよ。
歌詞の内容があまりにも非常識なんで、聞き取りを補う連想さえ働かない(笑)
「書きゃいいってもんじゃないのよ」というのが感想。
でも、オレ、この歌が嫌いかと言うと大好きなのですな。
なぜかというと「キミの瞳に映る 私は何色ですか」という
頭のフレーズ、メロディ、この女の人の声、が素晴らしいから。
「うつるー」というとこでは背中がぞくぞくするね。
小泉今日子の「木枯らしに吹かれて」のそれに匹敵するファーストフレーズね、
・・・・・オレ的には。
では、ここで一首、
ささの葉は み山もさやにさやげども われは妹思ふ 別れ来ぬれば
オレの歌じゃないよ。万葉集から。
ではでは
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