労作認定

ところで、百人一首、当時の庶民は（笑）百人首と呼んでましたな。
こっちの方が、短歌にしやすい。そこで一首、

百人首（ひゃくにんしゅ）おはこをとれずベソかいた　いとこのあのこ今どうしてる

「あけぬれば暮るるものとは知りながら」　意味さえ知らずおはことなせり
夏休み　東京帰りの姉ちゃんと　汗かきながら百人首する
百人首　畳の上に振りまけば　雛人形たちカラカラ笑う

とりあえずこれで５首

では

百人首のお札は、くすんだような色の金の縁取りがあつたな。
それからお香のような匂いがしたような・・・・。

帰郷して百人一首の箱をあける　金のカルタは同じ匂いす

あと3首

競技カルタ、あれは凄まじいね。調べて見ると、競技カルタ用の着物まであるらしい。

http://www.watayanosato.com/karuta/

闘犬のかみ合うごとき様を見し　畳上（じょうじょう）の格闘技なりと人は言うらん

畳上（じょうじょう）というのはオレの造語・・・多分

ラスト

古（いにしえ）の香りゆかしきトーイたち　遊び終わりて箱に帰らん

おそまつ

では太

百人首　凧揚げ独楽と飽きもせず　遊んでくれた若き叔父おもう

「駒」だと、江戸時代の話になっちゃう。

ついてにもう一首、

常夏の国にしあれば　季節限定の情緒などなし　汗まみれで鍋食う

しかし、これって短歌？そう短歌なのですよ、これは。
本人が短歌だといえば短歌なのですな、オレの解釈では。
それが俳句と違って、短歌の便利なところ。

ではでは

読み役はじゃんけんで負けやるものが　いまじゃPCでランダム再生

百人首（ひゃくにんしゅ）十八番（おはこ）取れずにべそかいた　
　いとこのあの子いまどうしてる

「あけぬれば暮るるものとは知りながら」　を、意味も知らずに十八番となせり
夏休み帰郷した姉とカルタをし　のどが乾いて麦茶を飲みぬ

百人首　畳の上でシャッフルする　雛人形たちカラカラ笑う
帰郷して久方ぶりに箱あけし金のカルタの匂い変わらず

競技カルタを見て、

闘犬の噛み合うがごとしき様を見し　畳の上の格闘技なり

座布団の下に十八番（おはこ）を隠す子を　見つけし母は叱りて笑う
百人首　凧揚げに独楽　飽きもせず　遊んでくれし若き叔父を想う

映画「トーイ」に紫式部らが出演して（笑）

古（いにしえ）の香りゆかしきトーイたち　遊び終われば箱に帰らん

番外

常夏の国にしあれば　季節限定情緒などなし　汗まみれで鍋食う

では太

百人首というのは正月やるのがフツーなのですな。知ってると思うが。
しかし、だんだん集まれなくなるのですな家族が、だから、夏でもいいからやるようになる。

小津安二郎調、夏休みの日記風短歌（笑）

それでは

推敲

闘犬の噛みあうごとき様を見し　百人一首は格闘技なり

http://www.manabu-oshieru.com/hyakunin/040.html

ということで、労作認定取り消し（笑）

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