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ハレルヤという曲は、Xファクターの挑戦者がよく歌うので気になっていたが、それほどよい歌とも思わなかった。しかし、昨晩、また、Youtubeで聞いていて突然はまってしまった。やはり、オレは最初に聞いた、アレクサンドラ・ブロークのバージョンがいいね。
それから、ジョン・ケイルのこのバージョンがよい。ボンジョビは何か嘘っぽい。
で、本家本元のレオナルド・コーヘンのを聞いてみて唖然とした。酔っ払った普通のおっさんが歌っているとしか思えない。Youtubeに、カバーと明示せずに、素人が自分で歌ってアップしていることがあるが、それだと思ったね。例えばこれ、
カラオケで高い声が出ないので、キーを下げてむりやり歌ってる自分を彷彿とさせるでしょう(笑)しかし、こういう映像つきのものを見ていると、「これはこれで味があるな」なとと思い、だんだんよくなってくる。
コーヘンというのは、ちょっとおかしな人で、謙虚な人でもあるようね。なんかのインタビューで、「自分にあるコード進行を教えてくれたスペイン人のミュージシャンがいる。彼はそれから1年後に自殺したが、私の曲で評価を得ているのは、全て彼のコードのおかげだ。それを考えると、自分の歌が賞賛されると、自分が詐欺を働いているような気持ちになる」などとを答えている。
歌詞の冒頭に出てくる「デビットの秘密のコード」は、このコーヘンの個人的体験が関わっているのかもね。(もちろん、旧約聖書の引用だけども)・・・ま、嘘八百かもしれんけど(笑)
しかし、ネットで歌詞を検索して眺めて見ると、ヘンな歌詞だね。英語圏の人の間でも、歌詞の意味をめぐって、議論になっているよう。旧約聖書からの引用を、説明せずに直訳すると、日本人にはわけのわからない詞になる。「屋根から女の人が水浴するのを覗き見た」とか、「キッチンの椅子に縛り付けて、髪を切った」とかね(笑)
無謀を承知で、アレクサンドラ・ブルークのバージョンを意訳すると、こんな感じだろうか。
ダビデは、秘密のコードを奏でて、
神様を喜ばせたというけど、
君は、音楽なんか好きじゃないんだろう、ホントウは
こんな風にやるんだよ
ドミナント、サブドミナント
小さく下がって、今度は大きく上げる
混乱した王様が、「ハレルヤ」を作ったんだよ
君は信仰が篤いのかい でも証明する必要があるね
屋根から女の人が水浴びするのを見て
月の光と美しさに君は骨抜きにされる
彼女は君をキッチンの椅子に縛りつけ
王位を簒奪し、髪を切って、君に力を与えていたマジックを解くのさ
そして、君に「ハレルヤ」とつぶやかせる
ハレルヤ(繰り返し)
天上に神様はいるのかもしれないけど
オレが愛についてまなんだのは
先にピストルを抜け、
傷つけれらる前に傷つけろということだけなんだ
君が夜聞くのは、オレの魂の叫びなんかじゃない
ここにいるのは、光を見た者なんかではないのだよ
オレのハレルヤは、冷えきった、壊れちまったハレルヤなんだ
ハレルヤ(繰り返し)
間違ってたら直してね。
しかし、こんな歌詞、耶蘇教のことをよく知らないネイティブじゃない人間にピンと来るかな。ま、ピンとこない。でも、歌詞テロップを見ないと歌の意味がよくわからにオレでも、いちおう、感動はするね。この歌、訳して見て分かったけど、ラブソングであると共に、ちょっとした信仰への希求であり、今の人間にとって、「信仰に変わるものとしての歌、音楽」への思いを歌っているのだな。
Xファクターの最初のオーディションで、何故よく歌われるのかか分かったような・・・。そういう歌だから、乾坤一滴の大勝負、人生が賭けた晴れ舞台で、これを歌うのだろう。歌詞はピンとこなくても、そういう歌い手の思いといのは伝わるということだな。
ではでは
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