http://www.asyura2.com/15/kokusai12/msg/671.html
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(回答先: イスラム教には「お金を貸して利子を取る商売をしてはいけない」と言う戒律がある。このことこそが、数々の偽旗テロ事件で「犯… 投稿者 お天道様はお見通し 日時 2016 年 2 月 24 日 14:07:22)
イスラムは超越神契約型宗教で世界化したもののなかでもっとも新しいもので、その戒律の一つである「利息取得禁止」も、先行するユダヤ教やキリスト教の強い影響のなかで設定されたと考えられる。
ユダヤ教は“内に取り込む宗教”(教義と信仰をユダヤ人の外に広めるかたちではなく、信仰を契機に異民族の人たちをユダヤ人とするかたちで拡大)で、キリスト教とイスラムは“世界化する宗教”(異民族の人たちにも信仰を広げるかたちで普遍(世界)的な教義として拡大をはかる)と考えることもできる。
そのため、ユダヤ教の「利息取得禁止」は、“同胞”に対するもので、非ユダヤ人からは利息取得が可能である。
旧約聖書を契約として受け容れるキリスト教は、「利息取得禁止」を広く訴えた。しかし、中世のカソリック修道院のなかには、高利貸しと酒池肉林におぼれるところもあった。また、戦争に明け暮れた支配層(王族)は、資金調達や資金運用のためにユダヤ人金貸しを重用していた。
キリスト教西欧で金貸し業が生業として認められるようになったのは、宗教改革以降である。
イスラムの現代風「イスラム金融」は、「利息取得禁止」を避けるかたちで金融を行う制度(ムダーラバ)であり、事業活動への融資も、利子ではなく配当を受け取ることでリスクを共有する投資というかたちになっている。(酒類・賭博・ポルノ・禁忌の食品に関係する事業への投資(融資)は禁止)
個人向け融資も、月賦販売のようなかたちで、高額商品に手数料を上乗せた金額を延べ払いする方式である。
そうはいっても、サウド王家などオイルマネーを積み上げたムスリムは、欧米の銀行の株式を購入しており、その配当を得ることで間接的に“利息取得”を行っている。
※参照投稿
「「利息」は経済社会にとって非合理なもの − 利息取得の禁止で「近代」は終焉を迎える」
http://www.asyura.com/2002/dispute3/msg/313.html
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