http://www.asyura2.com/15/kokusai12/msg/549.html
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転載する記事に、「北朝鮮が2012年に打ち上げたロケット『銀河3号』の1段目を韓国軍が水中から引き上げたとき、専門家たちはこれを非常に綿密に調査した。分析は、ロケットの1段目から発見された装置の多くが、欧州諸国でつくられたものであることを示した」・「北朝鮮はロシア製のものと似た重水炉タイプではなく、英国で使用されている『マグノックス炉』タイプの黒鉛減速ガス冷却炉を使用した。北朝鮮がこの黒鉛炉を真似し、その後完成させたと考えられるあらゆる根拠がある」との指摘が書かれている。
まず、原子炉については、核開発施設が集中している寧辺に5MW級があり50MW級も準備されていたとされるが、実際に稼働したのは5MW級のみで50M級は94年の「米朝枠組み合意」で建設が中止されている。(別の場所で200MW級も建設中だったが「米朝枠組み合意」で中止)
北朝鮮の原子炉については、誤って、ソ連型(黒鉛減速沸騰軽水圧力管型)と説明されることも多いが、記事にあるとおり、英国に由来する「黒鉛減速ガス冷却型」である。
北朝鮮がプルトニウム型核分裂爆弾を開発済みとしても、原料であるプルトニウムは、英国に由来する5MW級黒鉛減速ガス冷却型原子炉で製造されたのである。
ロケットについては、今回のものも2012年に打ち上げたロケット『銀河3号』のバージョンアップだと言われているので、再び欧州製装置が組み込まれている可能性がある。
北朝鮮が1段目にわざわざ“自爆装置”を付けて残骸の確認をされにくくしたのは、その“秘密”を隠すためかもしれない。
北朝鮮には、誰かが建設した軽水炉原発があるのみならず、4千基のウラン濃縮用遠心分離器があると言われている。
(建設された軽水炉原発は4千基の遠心分離器を稼働させるためのもので、米国と豪州が関与していると推測している。目的は、ウラン鉱資源が豊富な北朝鮮に原発用核燃料を生産してもらうことである。重大な被曝問題があるため、米豪などでは国内生産ができなくなっている)
国際政治の世界は魑魅魍魎で得体が知れない。
※北朝鮮のウラン濃縮施設が米国の“黙認”のもとで稼働していることを窺わせるロイターの記事
「北朝鮮で新たなウラン濃縮施設の存在が明らかになり、米情報機関の北朝鮮に関する情報収集能力に新たな疑問符が付く格好となった。」
「北朝鮮を訪問したヘッカー元ロスアラモス国立研究所長が2000基の遠心分離器を目撃したとの報告をインターネット上で公表したのを受け、こうした疑問が浮上している。」
「米当局は同問題に関し、北朝鮮のウラン濃縮への取り組みは何年も前から分かっていたとして、今回の「突然の出現」をさほど重要視していないかのように装う。」
「ゲーツ国防長官は、自分は北朝鮮のウラン濃縮施設の存在を知らなかったと認めている。一方、センシティブな機密情報だとして口をつぐむ米当局者もいる。」
「ウラン濃縮施設を公表した北朝鮮の意図には疑問が生じる。」
「米情報機関幹部は、ロイターの取材に「米情報機関は北朝鮮のウラン濃縮活動を何年も前から知っていた。率直に言って、北朝鮮は狙いや能力を隠すのが常に上手だったわけではない」と述べている。」
「北朝鮮のウラン濃縮施設、米情報機関には「最悪の悪夢」」(ロイター)
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-18299120101123
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ロシア 北朝鮮に軍事技術を供与したという非難を否定[スプートニク日本語]
2016年02月10日 18:32(アップデート 2016年02月10日 22:10)
タチヤナ フロニ
ロシアのロゴジン副首相は、ロシアが北朝鮮にミサイル製造技術を供与したとする韓国の非難について、「ナンセンス」だと指摘し、ロシアはミサイル製造技術の不拡散体制を堅持していると強調した。
聯合ニュースは、韓国の情報機関の情報として、ミサイルの複数の部品はロシアから導入した可能性があると報じた。なお韓国はいかなる証拠も提示していない。ロシア人専門家のウラジーミル・エフセエフ氏は、韓国は以前も同じような根拠のない非難を行ったことがあると述べ、次のように語っている。
「北朝鮮が2012年に打ち上げたロケット『銀河3号』の1段目を韓国軍が水中から引き上げたとき、専門家たちはこれを非常に綿密に調査した。分析は、ロケットの1段目から発見された装置の多くが、欧州諸国でつくられたものであることを示した。そのため北朝鮮が何らかのロシアのロケット技術を使用したとしてロシアを非難する前に、『銀河3号』の製造に参加したことが明らかとなった企業のことを究明してもよいのではないだろうか。その他にも『銀河3号』の1段目を製造する際、溶接が非常に雑だった。これは1段目が北朝鮮で製造されてことを物語っている。」
さらにエフセエフ氏は、北朝鮮のミサイル製造にロシアが参加したという根拠のない主張は、今後も続けられる恐れがあるとの見方を示し、次のように語っている。
「北朝鮮が兵器級プルトニウムの製造に取り組んでいたとき、北朝鮮はロシア製のものと似た重水炉タイプではなく、英国で使用されている『マグノックス炉』タイプの黒鉛減速ガス冷却炉を使用した。北朝鮮がこの黒鉛炉を真似し、その後完成させたと考えられるあらゆる根拠がある。そのため、ロシアが北朝鮮に何らかの技術を供与したとして非難する根拠は一切ない。その技術とはどのようなものなのか、そしてそれがどこから北朝鮮に入ってきたのかを究明する必要がある。私個人としては、『銀河3号』は北朝鮮が製造した打ち上げロケットであり、その原型はソ連あるいはロシアの打ち上げロケットだというのは事実ではないと確信している。また『銀河3号』では液体燃料が使用されているという事実も、ロシアがミサイル技術を北朝鮮に供与していると主張する根拠にはなっていない。」
エフセーエフ氏は、北朝鮮に対して新たな制裁を発動する前に、以前発動された対北朝鮮制裁に違反した西側諸国を明らかにする必要があるとの考えを表している。
http://jp.sputniknews.com/opinion/20160210/1584350.html
- ロシア 韓国に謝罪を求める:北朝鮮にミサイル技術を供与したとロシアを非難したことで あっしら 2016/2/11 04:12:44
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