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「「トルコ」がどうもイスラームのキープレイヤーなようです。:内田樹氏」
http://sun.ap.teacup.com/souun/19422.html
2016/2/8 晴耕雨読
https://twitter.com/levinassien
日曜なのに仕事ばかりしております。
「態変」の公演パンフレットのげんこ3000字書いて、中田考先生と内藤正典先生の『イスラームとの講和論』の書評800字書きました。
すこし昼寝します。
『イスラームとの講和論』は現状を西欧とイスラーム世界の「戦争」状態と認めるところから出発します。
緊急なのは「停戦」と「講和」であり、「共生」は今掲げるにはあまりに実現困難な課題である。
喫緊の問題は講和の主体は誰かということ。
誰が講和のテーブルについてイスラーム世界を代表するのか?
シーア派はイランのハメーネイーがいますが、スンナ派にはカリフがいない。
なりうるのはトルコのエルドアン大統領だろうというのが中田先生の見立てです。
事実、「アラブの春」のときスンナ派ムスリム同胞団は成功の暁にはエルドアンをカリフに推戴する計画だったのだそうです(びっくり)。
「エルドアンはカリフあるいはスルタンになってイスラーム世界をまとめるつもりでいたはずです」(中田)。
カリフ制再興まであと一歩のところまで行っていたんです!
「カタールトルコ枢軸」、上海条約機構とスンナ派トルコ系民族ベルトなど「トルコ」がどうもイスラームのキープレイヤーなようです。
日本のメディアでは「講和」についても「カリフ制」についてもまず論じられることがありません。
世界史的な変動が起きているのに、まったく気づかずに、外交はただアメリカ追随、内政ではドメスティックな権力闘争に明け暮れているうちに日本は二流国から三流国へ急速転落中です。
>中田考 より正確には、アラブの春以前には中東で唯一、同胞団の戦略である漸進的「イスラーム政権化」に成功しつつあったエルドアンをカリフにしようとしていたのが、アラブの春の初期に棚ぼたでエジプトで政権を手に入れたので、ムルシーをカリフにと色気を出して失敗。
>中田考 結局アラブ人、特にエジプト人をカリフにしようと、欲をかいたせいで、サウジアラビアとUAEの逆鱗に触れ、軍事クーデターでムルシー政権がつぶされ、同胞団がアラブ全域で壊滅的弾圧を蒙ったため、当初のエルドアンをカリフにとの目標に戻った、というのが実相。
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