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<第1回>トランプ熱烈支持者 「彼ならワシントンの停滞を前進させてくれる」 誰が勝つのか? 混迷する「米大統領選」核心リポート
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/174493
2016年2月1日 日刊ゲンダイ
多くの支持を集めるトランプ氏(C)AP
気温マイナス1度。先週降った雪が道路のいたる所に残っている。北風が耳にあたると痛いくらいだ。
米国のほぼ中央部に位置するアイオワ州。4年に一度の大統領選で、真っ先に予備選が行われる。予備選というのは11月8日の本選挙の前哨戦で、全米50州で州の代表を決める選挙だ。有権者は今年、予備選と本選挙の2回、投票所に足を運ぶことになる。
次期大統領を決める選挙なので、米国内だけでなく世界中から関心が寄せられる。筆者も日本から州都デモインに入った。
レンタカーを借りて市内を走ると、候補の街頭演説どころかポスターもほとんど見当たらないのに気づく。実は米選挙にもポスターはあるが、顔写真を載せない。名前だけの地味なものを庭先に刺すのがせいぜいで、投票所のそばで見かけることが多い。
アイオワ州の予備選はコーカス(党員集会)と呼ばれる話し合いで進行される。きょう(1日)午後7時から有権者が公民館や教会、有識者の家など1681カ所に集まって、話し合いで支持候補が決められていく。当然、票は割れる。最終的には有権者が手を挙げ、委員が各候補の得票数を数えて州本部に連絡をしてコーカスは終わる。
1月31日現在、共和党はドナルド・トランプが各種世論調査でトップ。以下順にテッド・クルーズ、マルコ・ルビオ、ベン・カーソン、ジェブ・ブッシュと続く。民主党はヒラリー・クリントンとバーニー・サンダースが激戦を繰り広げているが、ヒラリーがやや有利。
人材派遣会社勤務のゲイラ・クラベンさんは「トランプ氏のような人物をずっと待っていたんです。ワシントンの停滞した政治を必ず前進させてくれるはず。大統領になると信じています」と熱っぽく語る。
同州の高校教師ゲイル・プロクターさんは昨年まで共和党支持者だった。
「トランプ候補が登場したので、今年、民主党支持に鞍替えしました。彼の言い分はあまりにも表面的です。もし大統領になったら米国を去って日本に行きたいくらい」とトランプ候補への苛立ちを隠さない。
党員集会の結果は2日に明らかになる。
堀田佳男
ジャーナリスト
1957年東京生まれ。早稲田大学文学部卒業、アメリカン大学大学院国際関係課程修了。米情報調査会社などを経て1990年に独立。以来、ワシントンDCを拠点に政治、経済、社会問題など幅広い分野で取材・執筆。25年間の滞米生活を経て2007年帰国。国内外で精力的にジャーナリスト活動を続ける。著書に「大統領はカネで買えるか」「大統領のつくりかた」「エイズ治療薬を発見した男 満屋裕明」など。
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