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写真(反モンサントのデモ) 出典:新発見。BLOG
2015年5月、世界48カ国、400都市以上で、3回目の反モンサント大規模デモが行われました。遺伝子組み換え食品や食品供給独占支配に反対している人がたくさんいるのです。
これだけ嫌われているモンサントというのは、どのような会社なのでしょうか?以下、ウィキペディアからの引用です。ご存知の方は、読み飛ばしてください。
モンサント社 (英:Monsanto Company、NYSE:MON) は、アメリカのミズーリ州 クレーブクールに本社を持つ多国籍バイオ化学メーカー。
2005年の売上高は62億ドル、2008年の売上高は110億ドル、遺伝子組み換え作物の種の世界シェアは90%。研究費などでロックフェラー財団の援助を受けている。
バイオ化学メーカーとして世界屈指の規模と成長性を誇り、ビジネスウィーク誌が選ぶ2008年の世界で最も影響力があった10社にも選ばれた。一 方、民間療法と有機栽培を強力に推奨し遺伝子組換え作物を拒否している団体であるNatural Societyは、モンサント社の遺伝子組換え作物やラウンドアップなどが人間の健康と環境の両方を脅かすとし、モンサント社を2011年最悪の企業に認 定している。
会社最初の製品は人工甘味料サッカリンであり、コカ・コーラ社に販売した。
1920年代頃から硫酸、ポリ塩化ビフェニル(PCBs)などの化学薬品の製造で業績を上げ、1940年代からはプラスチックや合成繊維のメーカーとしても著名となった。
また、農薬のメーカーとしても著名で、ベトナム戦争で使われた枯葉剤の製造メーカーでもある。この枯葉剤には不純物としてダイオキシン類が含まれており、後に問題となった。
除草剤ラウンドアップを開発し、近年ではラウンドアップに耐性をもつ様々な遺伝子組み換え作物(ラウンドアップ・レディー)を分子育種して、セット で販売している。なお、ラウンドアップの有効成分グリホサート自体の特許は既に有効期限が切れている。その他、雄性不稔や病害虫抵抗性やストレス抵抗性や 成分改変の様々な組換え品種も開発している。モンサント社の遺伝子組換え作物の強引なシェア確保商法に対して欧州を中心に問題となっている。そのため、農 業分野における米国の世界支配を支える企業という批判の的となることがある。
遺伝子組み換え食品について理解するには、下記のYouTubeビデオがとても役立ちます。
さて、この悪徳会社であるモンサントに関連して、「We Are Anonymous」というサイトが新情報を掲載しました(2016年1月17日付)。以下にリンクを貼ります。( )内は私の邦訳です。
上記リンク先の英文記事を私が邦訳して、以下に転載します。
ボストングローブが入手した電子メールによると、遺伝子組み換え作物を推進するための論文を、モンサントがハーバード大学教授に書かせたことが判明した。
その電子メールによると、モンサント社はハバード大学Calestous Juma教授に対して、論文の発表・説明方法について指示を与えていた。
バイオテクノロジーの巨人:モンサントが後ろ盾となっているマーケティング会社の力も借りて、2014年の施策を示した論文は広く配布された。論文 タイトルは、「バイオテクノロジーの農業利用を拒否した場合の世界的リスク」である。電子メールによると、そのマーケティング会社は、ネット上で論文を販 売したり、メディアへ流布することを予定していた。また、署名記事・ブログ記事・講演会・イベント・ウェブ会議などもスケジュールしていた。
モンサント社で規制政策や科学事項を扱う部門の責任者であるEric Sachsは、2013年、他の8人の教授へも電子メールを送り、論文執筆依頼を行っている。さらにSachsは、大衆を説得するための方法についても、詳細なアドバイスを教授たちに行っていた。
Sachsはまた、8人の教授たちへのメールで次のようにも書いている。
「世間的には微妙な話題ですが、より多くの人に興味を持ってもらうための重要施策です。遺伝子組み換え作物を広く流通させるためにも、障害は無くしておきたいですから。」
「執筆を依頼した7つの論文については、各々テーマを決めさせて頂きました。公共政策・遺伝子組み換え作物への規制・消費者受容などの問題で、皆さんの専門力に期待しています。」
「私は何も隠し事をしていません。教授である皆さんの独立性や評判が毀損されることはない、と確信しています。」
「目的は、遺伝子組み換え作物に対する評判を改善し、それがもたらす利益を理解してもらうこと、さらに、バイオテクノロジーの革新を妨げている不必要な規制を緩和することです。」
最初に登場したハバード大学のJuma教授は、モンサントから金銭を受け取っていないし、論文執筆には彼自身の著作を利用している。しかし、多国籍 企業から直接の影響を受けることは、大学の規則に明らかに抵触している。→「教授会のメンバーは、外部の活動家の利益に関わってはならない。大学の使命が ないがしろにされる可能性があるからだ。」
Juma教授は、インタビューで次のように答えた。
「私は何も隠していません。その時の考えで、間違った判断をしたかもしれません。」
Juma教授の論文には次のように書かれている。
「遺伝子組み換え作物は、発展途上国の食料確保に役立つ。バイオテクノロジーのおかげで、作物の遺伝子が改良され、土壌の生産性が改善され、雑草や害虫の コントロールが可能になった。そして、発展途上国における食料確保、栄養状態や健康の改善につながる可能性があるのだ。」
しかしながら、20年間の遺伝子組み換え研究や、13年間に渡る商品化について論じた別の報告書を見れば、Juma教授の主張は間違いである。「収 穫の失敗」と題されたそのレポートによると、意外だが、遺伝子組み換え作物の収穫量はそんなには高くなく、非遺伝子組み換え農業・畜産の方が、収穫が良い ことが分かっている。
遺伝子組み換え作物を扱った場合に増えるのは、化学物質の使用量だけだ。農薬使用量は10年間で26%増え、グリホサートの使用量は、1996年から2012年の間に10倍になった。グリホサートはWHO(世界保健機関)が発癌性物質に指定している。
Juma教授が作成したのはモンサント社のプロパガンダ論文だが、この会社の影響力がいかに大きいか今回改めて確認できた。モンサントを含めたバイ オ会社は、我々の健康・地域社会・土壌を破壊している。彼らの利益を代弁している政府機関・規制庁・学会は大衆をだまし続けているのだ。
以上の転載記事を読むと、GMO(遺伝子組み換え作物)マフィアたちは、原発マフィアたちと似たような行動を取っていることが判ります。自分たちの 利益のために一般大衆・消費者を犠牲にするという構図です。マフィアたちに良心を期待することはできません。赤色ではなく、青色の血が流れているのだと思 います。
これからも折を見て、海外の情報を紹介していきたいと考えています。
以上
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