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2015/12/26(土曜) 21:39
西側におけるイスラム恐怖症の拡大
ミールターヘル解説員 西側でイスラム恐怖症が続いている中で、この数日間、欧米諸国のイスラミックセンターに対する攻撃が行われています。
26日土曜未明、フランス南東部コルシカ島のアジャクシオで、数人がイスラム教徒の礼拝所を襲撃し、その破壊により、イスラムの神聖を冒涜しました。これらの人物は、礼拝所の扉を破壊し、略奪を行いました。彼らはまた、礼拝所にあったコーランに火をつけようとしました。フランスのヴァルス首相は、ツイッター上でこの襲撃を非難しました。彼はアジャクシオの襲撃事件を受け入れがたい侮辱行為としました。
一方で、この数日間、フランスのイスラム教徒市民に対する同国政府の差別的、侮辱的行為に関する報道が伝えられています。その一部は、11月13日のパリ同時テロ以後、パリ市は、イスラム教徒のモスクや家宅を令状なしに捜査したというものです。
一方、イスラム教徒はフランス北部で、象徴的な行動により、キリスト教徒の宗教行事を擁護しました。フランス北部のイスラム協会連盟の会長は、イスラム教徒の一団が、25日金曜、預言者イーサーの生誕日、つまりクリスマスの夜に宗教行事が行われた際、この地域の教会を守ったとしました。
このイスラム協会連盟の会長はまた、これに関して、イスラム教徒はほかの宗教を尊重しており、この行動は、彼らがパリの同時テロのあと、ほかの市民と共にある、ということを示していると述べました。さらに、クリスマスの到来に際して、イギリスの一部のイスラム教徒はホームレスのキリスト教徒にプレゼントを贈り、彼らがよい新年を迎えるよう祈ったとしました。
報道によりますと、最近のパリの同時テロを受けて、イギリスで、イスラム恐怖症が高まっており、これは社会活動家の抗議を呼んでいます。ロンドンのイスラム人権委員会は、イギリスのイスラム教徒の半数以上が、ヘイトクライムによる被害を受けた経験があることを示しています。イギリスでは、キリスト教徒の次にイスラム教徒の人口が多く、これまでにおよそ600のモスクと、60のイスラム教育機関が建設されています。
また、アメリカ・テキサス州ヒューストンのモスクで火災が発生したという報道が伝えられています。このモスクはヒューストンのショッピングセンター内にありました。ロイター通信はそれ以上の詳細を伝えていませんが、この火災が放火によるものだという可能性があるとしています。
一方、ヨーロッパの難民の大半がイスラム教徒であることから、ドイツのガウク大統領は、彼らに対する侮辱的な行動や粗暴な行動に関する警告を発しました。ガウク大統領はまた、ドイツの難民キャンプにおける暴行や放火を非難しました。
イスラム恐怖症の高まりに対して、カナダ・トロントで、イスラムのメッセージを伝えるための、イスラム教徒による会合が25日から開幕しました。主催者によりますと、この会合は、イスラム教徒の若者に対し、イスラム恐怖症のさまざまな側面について伝え、イスラムの名で過激派を支援しているものに対する嫌悪感を表明することを目的としています。この会合では、イスラム法学者や思想家、モスクの導師、大学教授、作家が演説を行っています。26日、この会合の中で、イスラムとキリスト教の指導者が参加する、宗教観の対話も実施されます。
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