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オバマ大統領執務室演説 平易な言葉への非公式翻訳
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2015年12月10日 マスコミに載らない海外記事
ノーマン・ソロモン
Global Research
2015年12月7日
日曜日夜の大統領執務室からのオバマ大統領演説簡略版[ノーマン・ソロモンによる]平易な言葉への非公式翻訳。
ISILとのこの紛争は勝てないかも知れないと私は感じているが、短期的には、来年の大統領選挙戦で共和党が勝利するという脅威に勝てるよう願っている。
実際問題、ニューヨーク・タイムズが、ちらりと触れたことに関する平衡感覚が欠けた現在のヒステリーには助言が必要だ。“9月11日の攻撃以来、アメリカ本土での聖戦戦士テロによる死亡者数は45人で、白人至上主義者や他の右翼過激派イデオロギーが動機のテロ攻撃で殺害された48人とほぼ同数だ…。そしていずれの合計も、同時期の200,000人以上にのぼる通常殺人総計と比べれば些細だ。”
一定の銃規制を行うよう私は主張するが、規制は決してペンタゴンには適用しない。統合参謀と部下たちは、アメリカ合州国軍の制服を着るのに必要な全ての身元調査に合格しているのだから。
我々に向けられるあらゆる銃の使用を我々は非難しなければならないのと同様、我々のために銃を相手に向け、テロリストや、テロリスト容疑者、そして、時には、不幸にも結婚式や、誤認した車両や、戦士らしき姿勢を狙った攻撃の後、あるいは標的の前で邪魔になった子供が、死後“戦士”に分類される十代の青年に向け、ミサイルを発射する勇敢な男女兵士を、我々は讃え続けねばならない。
我々が殺害する連中には我々自身の姿を見ることはできない。しかし、サンバーナーディーノにおける祭日パーティーの友人や同僚達に、我々は自分たちの子供の姿を見るのを私は知っている。パリで殺害された若者たちの顔に、我々は自分たちの子供の姿を見ているのは知っている。
また今年、わが同盟国サウジアラビアによって、大半が剣で斬首され処刑された150人の罪のない人々に我々自身の姿をみることはないことも私は知っている。
サウジアラビア政府がイエメンで日々の空爆で殺戮している人々に我々自身の姿をみて気を揉むべきではない。我々はサウジアラビアにサンバーナーディーノの殺戮さえちっぽけに見える量の何十億ドルもの兵器を輸出した。時として物事はそういうものだ。
私は、数年前、民主的社会は、なぜ永久戦争を行えないかという高遠な大演説をした。そういう甘ったるい理想について語るのが私は好きだ。少量の甘言は苦い二重思考の薬を飲み込むのに役だつのだ。
我々がすべきではないことについて一言いわせてもらいたい。イラクやシリアで、長期間の金のかかる地上戦に引きずりこまれてはならない。アメリカ合州国の空軍力は素晴らしいので、それを活用する。大騒ぎは不要だ。現在、実に速いペースで使われているため弾頭供給が追いつかなくなっている爆弾の下にいる人々を除いては。
そう、地上でも若干エスカレートしており、アメリカ軍はシリアには派兵しないという、私の数多くの公式声明 - 2013年8月以来、総計十回以上になるが - にもかかわらず、シリアには何百もの特殊作戦部隊を配備している。同様に、私が厳かに“イラクにおけるアメリカの戦闘任務は完了した。”と宣言した5年後、イラクにも数千人の兵士がいる。
しかし大事なのはこれだ。中東で、アメリカは、爆弾投下と、ミサイル発射の点で第一位だ。たっぷりと! 我々が連中を殺せるより早い勢いで我々は敵を生み出し続けているのは本当だが、それが野獣の本性だ。
アフガニスタンでもそうだ。昨年末、私はおごそかに宣言した。“アメリカ史上、最長の戦争が責任ある結果に至りつつあり”アメリカ合州国は“アフガニスタンには、限定された駐留を維持する。”しかし10か月後、私は方針を変更し、5,500人のアメリカ軍兵士がアフガニスタンに2017年まで駐留すると宣言した。
この秋までに - パリでのテロ攻撃前 - 昨年、アメリカ合州国は、シリアで平均週約50回の空爆をおこなったが、ニューヨーク・タイムズ、アメリカ軍は、シリア領の“「イスラム国」に対する空爆強化のため”準備をしていると報じた。
ペンタゴン公式数値によれば、アメリカが率いるイラクでの空爆は、昨年、4,500回を超え、平均週100回に達している。
わが軍は我々に対する策謀を企んでいるテロ計画者を追い詰めるつもりだ。イラクとシリアで、空爆は、最新のISIL指導者たち、重火器、石油輸送車や、インフラを破壊しつつある。こうした行動がISILを打ち負かすだろうと申しあげねばならないが、空爆が多数の一般市民を殺害する一方、怒りと悲しみをかき立て、人々が武器をとり、我々に対して立ち上がらせるための強力な徴募手段として機能するという、そもそもISILを生み出した状況の新サイクルを開始させていることについて、私は申しあげてはならない。
テロリスト部隊を打ち破るという名目で、我々の航空戦は連中の徴募に役立っている。一方、シリアでは、我々が政権転覆に執着するあまり、過激派聖戦戦士との緊密な連携に追いやられた。彼等は、最終的には連中の武器庫に納まる膨大な量の我々の兵器を感謝しているのは確かだ。
皆さんは、この政策に納得がゆくわけはないと思うが、いかがだろう?
ノーマン・ソロモンは“War Made Easy: How President and Pundits Keep Spinning Us to Death” の著者。Institute for Public Accuracyの理事長で、RootsAction.orgの共同創設者。
本記事の初出はGlobal Research。
記事原文のurl:http://www.globalresearch.ca/obamas-oval-office-speech-translated-unofficially-into-plain-english/5494171
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