http://www.asyura2.com/15/kokusai11/msg/743.html
Tweet |
国際陸連 ドーピング問題でロシアを資格停止処分に
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20151114/k10010305401000.html
11月14日 6時43分 NHK
ロシア陸上界のドーピング問題を受けて、国際陸上競技連盟は13日に緊急の理事会を開き、ロシア陸上競技連盟に対する暫定的な資格停止処分を決めました。国際陸連によりますと、ドーピングによる連盟への資格停止処分は初めてで、これにより、ロシア陸連に加盟する選手は国際大会に出場できず、来年のリオデジャネイロオリンピックに出場できなくなるおそれが出てきました。
この問題は、WADA=世界アンチドーピング機構の第三者委員会が9日に公表した調査報告書の中で、ロシアの陸上界で禁止薬物の使用の隠蔽や検査逃れのための贈収賄などが日常化し、組織ぐるみで不正が行われていたと認定したもので、第三者委員会は、改善がなされるまではロシア陸連が国際大会に出場すべきではないと指摘していました。
これを受けて国際陸連は13日、電話会議の形式で緊急の理事会を開き、セバスチャン・コー会長を含む24人が参加しました。そしてロシア陸連に対し、資格停止処分を科すかどうか議論したあと、ロシアの理事を除く23人で投票を行った結果、22対1で暫定的な資格停止処分を決めました。そのうえで、ロシア側に国際陸連による聞き取り調査に応じるか、全面的な資格停止処分を受け入れることを迫りました。
今後、ロシア側がドーピングをした選手のリストを提出したり、ドーピングの新たな検査態勢を作ったりするなどの改善策を講じるまで、処分は解除されない見通しです。
国際陸連によりますと、ドーピングによる連盟への資格停止処分は初めてで、これにより、ロシア陸連に加盟する選手は国際大会に出場できず、来年のリオデジャネイロオリンピックに出場できなくなるおそれが出てきました。また、ロシア陸連が国際大会を主催することも出来なくなり、他の国の選手に影響する可能性もあります。
国際陸連会長「最も厳しい処分下した」
IAAF=国際陸上競技連盟のセバスチャン・コー会長は「現時点で最も厳しい処分を下した。これは恥ずべき警鐘で、いかなるレベルの不正行為も認められないことは明確だ。国際陸連だけでなく、各国の陸上競技連盟と選手も、みずからをかえりみる必要がある。陸上競技の文化と歩みのどこに間違いがあるのかを明らかにし、強い決意を持って信用を取り戻さなければならない。今の陸上競技で、これ以上に重要なことはない」とコメントしています。
スポーツ相「五輪出場チャンス残っている」
ロシアのムトコ・スポーツ相は、地元メディアに対し「オリンピックに出場するチャンスは残っている。ここ数か月でWADA=世界アンチドーピング機構の第三者委員会などから出された一連の指摘に応えていく必要がある」と述べました。
ドーピングでの資格停止は初めて
国際陸上競技連盟によりますと、選手個人ではなく、加盟する連盟への資格停止処分は6例目ですが、ドーピングを理由にした処分は今回が初めてです。
国際陸連が加盟する連盟に対して初めて資格停止処分を下したのは、1960年代、当時アパルトヘイト=人種隔離政策を進めていた南アフリカに対してでした。そして、1996年から2001年にかけては、武装勢力タリバンが政権を握ったアフガニスタンを資格停止としました。その後、南太平洋の島国バヌアツ、北アフリカのアルジェリア、さらに最近では、去年、アフリカ中部のガボンが政府の介入を理由に資格停止処分を受け、このうち、ガボンは現在も資格を停止されたままです。
今回のロシアに対する資格停止処分は、国際陸連として6例目ですが、ドーピングを理由とする処分は初めてです。
処分の影響は
今回の処分の結果、ロシア陸上競技連盟の選手とコーチなど関係者は、オリンピックを含む国際大会に出場できない可能性があります。
この日の決定で、ロシアで開催予定だった来年5月のワールドカップ競歩と7月の世界ジュニア陸上は開催できなくなり、新たな開催地を選定するとしています。さらに、今後ロシア陸連が資格停止を受け入れない場合は、国際陸上競技連盟は暫定的な資格停止を完全な資格停止処分にするためのヒアリングを行う権限があるとしています。
資格回復のためには、国際陸連が定めた基準を満たさなければならないとし、国際陸連の理事とアンチドーピングの専門家らをメンバーとしたチームが、近日中に調査を始めるとしています。
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。