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欧州委員会 ウクライナに国際的な非難を受ける可能性があると警告[スプートニク日本語]
2015年11月08日 19:43(アップデート 2015年11月08日 21:20)
駐ウクライナ欧州委員会特別代表(人権問題担当)のクリストス・ジャコモプロス氏は、欧州評議会の諮問グループが、ウクライナの首都キエフにある独立広場(マイダン)と南部オデッサで発生した事件の調査に関して発見した違反をウクライナが考慮しなかった場合、ウクライナは国際的な非難を受け、訴訟を起こされる可能性があるとの声明を表した。
ジャコモプロス氏は、ウクライナが行った調査過程における不備は、欧州人権条約に違反していると指摘し、もしウクライナが指摘を無視するのであれば、ウクライナ政府は欧州人権裁判所で暴力の被害者たちの訴訟に応じることになると強調した。
欧州評議会の諮問グループは、2014年5月2日にオデッサで発生した事件についてウクライナ政府が行った調査を分析した。諮問グループは、ウクライナ政府が犯人の責任を問えなかったのは、ウクライナ側の調査の不備が原因だと考えている。
5月2日、オデッサの労働組合会館で火災が発生し、「反マイダン」抗議行動の参加者数十人が死亡した。なお労働会館は、ロシアで活動が禁止されている過激派組織「右派セクター」とその支持者たちに放火されたと見られている。
最新情報によると、48人が死亡し、214人が負傷した。一方で複数の情報によると、さらに48人が行方不明となっている。
http://jp.sputniknews.com/europe/20151108/1139532.html
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国連特別報告官「ウクライナでの国家クーデター時における一般市民殺害事件の証拠 大部分すでになし」[スプートニク日本語]
2015年09月19日 22:44
国連のクリストファー・ヘインス報告官は、ウクライナの首都キエフ中心部の広場(マイダン)で起きた騒乱事件の調査が、長引いていることに注意を促し「多くの証拠がすでに失われてしまった」と指摘した。 ヘインス報告官は国連で、法廷での手続きを経ない非法規的処刑及びしっかりとした審理がなされず行われた処刑、さらには勝手に行われた処刑をめぐる諸問題を担当している。
新聞「ウクラインスカヤ・プラウダ」は、ヘインス報告官の発言を引用して、次のように伝えた―
「2年前、キエフ中心部で大衆デモが起き、100人以上もの人々が非業の死を遂げた時、世界の注目はウクライナに集まった。ウクライナ当局には、前の政権も今の政権も、人々の命を守る責任があった。彼らにそれを保証する能力がなかったことが、ああした悲劇的な結果をもたらしたのだ。」
又ヘインス報告官は、2014年5月2日にオデッサの労働組合会館放火事件に触れた。この事件では48人が亡くなったが、いまだに捜査が終わっていない。ウクライナの治安機関も、また議会の2つの委員会も、調査を行っているが、犯人を特定できていない。
ヘインス報告官は、ウクライナ危機センターのブリーフィングで、次のように強調した―
「証拠の数々は、出来事が起きて直ぐ失われてしまい、それらを検討するのは大変難しい。犯罪者を特定するプロセスは、大変ゆっくりとしたものだ。
ウクライナ政府は、悲劇をもたらした大衆騒乱行為の際の、治安機関職員らの行動分析を加速化しなければならない。それ以外に。多くの人々が逃げ込んでいたオデッサの労働組合会館での火事現場に、なかなか到着しなかった消防隊の役割についても判断を下す必要があるだろう。」
オデッサでは昨年5月2日、ギリシャ広場で、国家クーデターの後キエフに誕生した新しい権力機関を支持する勢力と、それを認めない勢力との間で衝突が起きた。民族主義的な立場をとる過激派グループ「右派セクター」などの支持者や極右的なフリーガンらはまず、労働組合会館前広場に張られた親ロシア的な立場をとる活動家達のテント村を攻撃し破壊した後、人々が避難していた建物自体にも火を放った。その結果、48人が亡くなり、およそ200人が負傷した。
http://jp.sputniknews.com/politics/20150919/923613.html
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国連 キエフ中心部の広場及びオデッサでの騒乱事件に関する証拠隠滅を懸念[スプートニク日本語]
2015年09月18日 22:14
2014年2月にウクライナの首都キエフ中心部の広場(マイダン)で起きた騒乱事件や同じ年の5月2日にオデッサで発生した労働組合会館放火事件に関する証拠が失われている事は、懸念を呼び起こしている。金曜日、超法規的処刑や独断的処刑問題を担当する国連のクリストファー・ハインス特別報告官は、ブリーフィングで次のように述べた―
「私が心配し懸念しているのは、マイダンとオデッサでの騒乱事件の事だ。なぜなら、出来事が起きた後すぐに、証拠が失われてしまい、調査ができなかったからだ。責任の所在を明らかにしたり、報告書を作成したりする作業が大変遅れている。
それゆえ、私はウクライナ政府に対し、調査、特にオデッサ事件に関する調査を加速化するよう勧告する。」
このように述べた国連のハインス報告官は、さらに「オデッサ事件の際の治安機関や消防の職員らの仕事ぶりが、疑惑を呼んでいる。我々の資料によれば、彼らが到着したのは、当然そうあるべき時間よりも、はるかに遅かった」と指摘した。
オデッサのクリコヴォ平原で昨年5月2日に行われた「反マイダン派」の行動は、彼らを目の敵にする過激派政治団体「右派セクター」や極右のフリーガンらの暴力行為により、大きな悲劇に変わった。「反マイダン」抗議行動に参加した多くの人々は、彼らから逃れるため、労働組合会館に逃げ込んだが、彼らは建物に火をつけた。公式データによれば、この放火事件により約50人が死亡、250人以上が負傷した。
http://jp.sputniknews.com/politics/20150918/917256.html
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