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転載する記事にある「国防情報局(DIA)の元長官マイケル・フリン氏は、米国がISを支援していると伝えた。フリン氏は2015年8月、オバマ米大統領が、情報機関の警告を無視し、後にISとなった「アルカイダ」グループを、承知の上で援助したと発表した」の“2015年8月”は、モスル陥落後空爆に踏み切った“2014年8月”の誤りだろう。
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ISの脅威は長い間甘く見られていた[スプートニク日本語]
2015年11月08日 20:25
中央アジア諸国とロシアの国境地域に、テロ組織「IS(イスラム国)」の直接的な脅威が現れたことは、シリアでロシア航空宇宙軍が作戦を開始する一つの動機となった。ロシア科学アカデミー東洋学研究所のアンドレイ・アレショフ専門家は、分析レポート「イスラム国:本質と対立」を発表した際に、このような見解を表した。
アレショフ氏は、長い間、ISによるテロの脅威に対抗するための現実的な措置は、一切講じられていなかったと指摘した。なお、カタール、サウジアラビア、トルコ、米国は、ロシアで活動が禁止されているISの設立と発展に積極的に手を貸した。アレショフ氏は、「国際テロリズムが自然に発生することはない」と指摘し、「テロリズムは、一連の大国の地政学的利益を実現するための手段となっている」と述べた。
先に、米国防情報局(DIA)の元長官マイケル・フリン氏は、米国がISを支援していると伝えた。フリン氏は2015年8月、オバマ米大統領が、情報機関の警告を無視し、後にISとなった「アルカイダ」グループを、承知の上で援助したと発表した。
ISが、「アルカイダ」よりもはるかに危険で、影響力のある組織となったことも、すぐには理解されなかった。ロシアのアナリストたちは、ISはすでにテロ組織創設の段階を超えて、「独立国家樹立に向けて急速に進化している」との見方を示している。
アレショフ氏はISについて、この新たな組織は、その影響力を拡大するために新たな手法を積極的に活用していると指摘し、次のように語っている。
「それは十分に強力な宣伝マシーンだ。特にSNSなどの現代のメディア技術を利用している。ISは、様々な言語による自分たちのプロパガンダに多額の資金を投入している」。
巧みな宣伝活動により、ISの部隊にはたくさんの志願者が引き寄せれられている。ロシアのプーチン大統領は、残念ながら、ISの部隊には欧州諸国やロシア、その他の多くの旧ソ連諸国を含む世界のたくさんの国から戦闘員たちが加わっており、彼らの洗脳や軍事訓練が行われていると指摘し、彼らが祖国へ戻ってくる可能性は懸念を呼んでいると述べた。
ISの拡大に対抗するためにはどうしたらよいのだろうか?ロシアは国際社会にISと戦うための幅広い連合の設立を呼びかけている。ロシアの専門家たちは、ISの過激なテロ思想と戦うためには、エジプトをはじめとした主要なイスラム諸国との積極的な協力が必要だと考えている。その例として、アルジェリアに設立されている統一情報・プロパガンダセンターを挙げることができる。同センターは、過激主義者たちの「説教」を盲目的に受け入れるイスラム教徒たちの意識改革を行い、国内外でイスラム過激派とその支持者たちが展開している情報戦争に対抗して逆宣伝を行うことを目的としている。同センターでは、著名な神学者、宗教指導者、メディアの代表者たちが活動している。
http://jp.sputniknews.com/opinion/20151108/1139849.html
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