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エジプトの空港で検査すり抜け爆発物持ち込みか[NHK]
11月6日 18時57分
ロシアの航空会社の旅客機が先週、エジプトに墜落した原因についてアメリカのCNNテレビは旅客機がエジプトの空港を出発する前に、何者かが空港の保安検査をすり抜け、爆発物を機内に持ち込んだ可能性があると伝えました。
ロシアの航空会社「コガリムアビア」の旅客機が先月31日、エジプト東部のシナイ半島に墜落して乗客乗員224人全員が死亡し、過激派組織IS=イスラミックステート関連の武装組織は、自分たちが墜落させたと主張しています。
これについて、アメリカのCNNテレビは5日、匿名のアメリカ政府関係者の話として、エジプト東部のシャルムエルシェイクの空港を旅客機が出発する前に、何者かが爆発物を機内に持ち込んだ疑いがあると伝えました。
そのうえで、このアメリカ政府関係者が「爆弾を持ち込んだ人物は、シャルムエルシェイクの空港の保安検査がずさんなのを利用して、検査をすり抜けたか、空港内部関係者の協力を得た可能性がある」と述べたと伝えています。
旅客機が墜落した原因を巡っては、エジプトやロシアの合同調査チームが究明に当たっていますが、シャルムエルシェイクの空港で爆発物が機内に持ち込まれたのではないかという見方が出ていて、イギリス政府はシャルムエルシェイクの空港での保安検査の態勢などが適切かどうかを調べることにしています。
エジプトの空港で保安検査を公開
ロシアの旅客機が墜落した原因を巡っては、エジプト東部のシャルムエルシェイクの空港を旅客機が出発する前に、何者かが爆発物を機内に持ち込んだのではないかという見方が出ていて、この空港の保安検査が適切に行われているかどうかについて、厳しい目が注がれています。
こうしたなか、シャルムエルシェイクの国際空港では6日、エジプト政府が保安検査の様子を報道陣に公開しました。
保安検査場では、乗客1人1人に対してボディチェックや荷物の検査が念入りに行われ、担当者は荷物の中に不審な物を見つけると、乗客に中身を開いて説明するよう求めていました。
エジプト民間航空省のハ二副空港長はNHKのインタビューに応じ、何者かが保安検査をすり抜けて爆発物を機内に持ち込んだのではないかという見方について、「それは不可能だ」と否定しました。
そのうえで、「空港ではこれまでも保安措置を適切に行ってきたし、旅客機の墜落後は警察官の数をさらに増やして対策を強化した」と述べ、万全の安全対策を取っていると強調しました。
エジプト政府が急きょ、シャルムエルシェイクの空港の保安検査の様子を公開した背景には、検査が適切に行われていることを強調するとともに、エジプトを代表する観光地の1つのシャルムエルシェイクを訪れる外国人観光客が落ち込み、一大産業である観光業が打撃を受けるような事態は何としても避けたいという思いがあるものとみられます。
“ブラックボックス解析だけでは特定難しい”
エジプト東部でロシアの旅客機が墜落した原因を巡って、ロシアの有力紙「コメルサント」は、6日付けの紙面で、捜査関係者の話として、飛行データなどを記録したブラックボックスの解析だけでは原因の特定が難しいとする見方を伝えました。
それによりますと、飛行データは、離陸後20分間余り正常に記録されていましたが、機体に何らかの異常が起きたあと、データの記録が途絶えたということです。また、機体の破壊が急激に起きたため、パイロットらが対応する余裕はなかったとしていて、「すさまじい破壊が起きてブラックボックスが積まれている機体後部が切り離され、一瞬のうちにデータの記録ができなくなった」という専門家の見解も伝えています。
このため、飛行データなどを記録したブラックボックスの解析だけでは、墜落の原因が爆発物によるテロなのか、それとも機体の故障による事故なのかを、今の段階で特定するのが難しいとする見方を示しています。
ロシア ボーイング737型機の運航停止検討へ
ロシアは、アメリカ製のボーイング737型機の安全性に問題があるとして、運航の停止について検討することを明らかにし、エジプトで起きたロシアの旅客機の墜落を巡ってテロの可能性があるという見方を示しているアメリカに対するけん制だという受け止めも出ています。
ロシアやウクライナなど旧ソビエトの11の国からなり、航空事故の調査などに当たる「国家間航空委員会」は6日、アメリカ製のボーイング737型機がおととし11月にロシア中部のカザニで墜落した事故について声明を発表しました。
声明では、ロシアに対し、ボーイング737型機のシステムに問題があるとして、安全性が確認されるまで運航を停止するよう求めています。
「国家間航空委員会」の決定に強制力はありませんが、これを受けて、ロシアの航空当局は、運航の停止について検討することを明らかにしました。ただ、ロシアの大手航空会社の多くがボーイング737型機を保有し、ヨーロッパを結ぶ路線で運航していて、大きな影響が出ることを覚悟で運航の停止に踏み切るのかどうかは不透明です。
「国家間航空委員会」はロシア政府の影響力が大きいとされています。このため、エジプト東部で起きたロシアの旅客機の墜落を巡って、ロシア政府が公式の調査結果を待つべきだと主張しているなかで、テロの可能性があるという見方を示しているアメリカに対するけん制だという受け止めも出ています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20151106/k10010296911000.html
- 英国、エアバス321爆破説を裏付ける資料をロシアに渡さず:かき回すだけで協力する気がないか存在しないかのいずれ あっしら 2015/11/07 06:23:15
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