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過去に戻ることができ、赤ん坊時代のアドルフ・ヒトラーを殺すことが可能ならば、あなたはそうするか──米紙が読者に投げかけた質問に対し、米国のネットやメディアで議論が起きている。質問には42%が「イエス」と答えた。あなたはどう考えますか?
ヒトラーの赤ん坊時代
質問したのは米高級紙New York Timesの別冊New York Magazine。「あなたは赤ん坊のヒトラーを殺しますか?」と読者に対し紙面で尋ねたところ、「イエス」が最多だったとはいえ、「ノー」が30%、「分からない」も28%だった。
「若きヒトラーを暗殺したらその後の世界はどうなっていたのか」──というテーマは、ナチズムを考える上で時折持ち上がる思考実験の1つ。が、「赤ん坊を殺害する」という手段が大きな利益のためには容認されるべきかという倫理的問題、歴史的事件の原因を個人の能力や責任に帰すべきかという議論も絡み、ホットなトピックになったようだ。
Twitterではハッシュタグ「#babyhitler」でさまざまな意見が投稿されている。「少なくとも10代まで待ってから考えるべきだ」「私ならヒトラーにより良い美術教師をつけることを考える」「ヒトラーを殺害しても、別の人物がそれに替わるだけだろう」──といった具合だ。、米メディアもこうした議論やライターの見解を紹介している。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1510/26/news061.html
この議論の興味深い点は、タイムパラドックスにからむ問題であるからだが、こうしたパラドックスには既に回答が用意されている。
過去に戻ることができたとした場合、歴史上の重要人物を殺害することができたとしたら、そこから「新しい時間」、言い換えれば「新しい歴史」が生まれるだけである。
それで「これまでの歴史」が変わる訳ではもちろんない。死んだ人が生き返る訳でもない。したがって、過去に戻って歴史を変える試みが実現したとしても、「これまでの歴史」には何の影響も及ぼすことができない。
こうした単純明快な事実にほとんどの人が気付かず、真面目に回答している点は実に興味深い。
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