1. 2015年10月16日 10:02:15
: OO6Zlan35k
最強の大統領候補ヒラリーを米国民が大嫌いな理由 ドナルドに目はなく、強敵はヒスパニック票を持つマルコ 2015.10.16(金) 高濱 賛 クリントン氏メール問題、さらに150通が機密扱いに 米アイオワ州ボールドウィンで演説するヒラリー・クリントン前米国務長官(2015年8月26日撮影)〔AFPBB News〕 文中敬称略 米大統領選に向けた指名争いが熱を帯びてきている。10月13日に行われた民主党大統領候補による公開討論会では元国務長官のヒラリー・クリントンがその発信力、政策立案力を遺憾なく発揮した。一時下降線をたどっていた支持率も再浮上しそうだ。 ところがヒラリー、大統領になり得る要素をすべて備えているにもかかわらず、「好感度」では「好き」が36%、「嫌い」が55%。 「ヒラリーはなぜ好かれないのか」「なぜ嫌われているのか」――。 9月末に出た本書「Unlikeable: The Problem with Hillary」(「ヒラリーが好かれない、これだけの理由」)はそれにずばり答えたセンセーショナルな1冊だ。 世界中を駆け巡ったヒラリーの「TPP反対」発言 米メディアは共和党大統領候補で不動産王のドナルド・トランプばかり追いかけているが、「誰もトランプが共和党大統領候補に指名されるとは思っていない」(共和党選挙担当者の1人)。 一方米各紙が民主党サイドで書き立てているのは、彗星のごとく現れた自称民主社会主義者の上院議員、バーニー・サンダース。党内切ってのリベラル派。大学生など若者を中心に根強い人気がある。もう1人は名実ともに本命視されるヒラリー。 Unlikeable: The Problem with Hillary By Edward Klein Regnery Publishing 民主党大統領候補に指名され、さらには本選挙で大統領になるかもしれない可能性を秘めている。それだけに一言一句には重みがある。 その1例は、10月7日には、オバマ大統領が政治生命を賭けて実現を目指し、5年の歳月を経て、やっと合意に漕ぎつけたTPP(環太平洋経済連携協定)にヒラリーが反対した発言だ。 米国の次期政権はTPPを破棄するかもしれない――といったニュースが世界中を駆け巡った。 下降気味の支持率を上げるために、TPPに反対している民主党の基盤である労働組合や中西部の民主党票田に秋波を送ったという説がもっぱらだ。が、オバマ大統領に反旗を翻すことでバイデン副大統領の大統領選出馬を牽制したとの見方も出ている。 いずれにせよ、これを見てもヒラリー・クリントンの影響力の凄さが分かるというものだ。 ヒラリーの弱点は「人柄」「秘密主義」そして「高齢」 支持率は高くても、好感度の低いヒラリー候補。その理由は3つある。 「笑っていても目は笑っていない」という冷ややかさだ。「頭は良いが、どことなくお高い、人間味に欠ける」(米主要紙編集長) 2つ目はその「秘密主義」。子供の頃からの家庭環境も影響しているのだろう。秘密主義はそうした生活環境が作り出したのだろう。人を信用しない。 そして3番目は高齢であること。今年10月26日には68歳。2017年2月に大統領に就任するときには69歳。ちょうど米大統領としては最高齢だったロナルド・レーガン第40代大統領と同い年ということになる。高齢大統領には常に健康問題がつきものだ。 民主党嫌いの著者がすっぱ抜く「極度の不眠症に悩むヒラリー」 本書の著者エドワード・クラインは、政治家にとっては「聖域」とも言うべき健康状態に言及しているのだ。 「ヒラリーは通常から激しい頭痛もち。そのため極度の不眠症にかかっている」 クラインは徹底した民主党嫌い。これまでにもヒラリーに関するネガティブな本をはじめケネディ家の内情をすっぱ抜いた本11冊がある。 2014年には「Blood Feud: The Clintons vs. the Obamas」(血の復讐:クリントン家対オバマ家)で、「ヒラリーには脳卒中を引き起こす可能性のある血栓が頭蓋骨と脳の間にある」と暴露している。今回はその続報である。 もっとも、保守派コラムニストの間には著者が次々と暴露する「真相」について、その信憑性を疑うもの出ている。情報源がすべて「信頼すべき内部通報者」だからだ。超保守派のラジオ・トークショーのラッシュ・リンボーなどもその1人だ。 ヒラリーからケネディ大使へのアドバイス いずれにせよ、クラインが本書で明らかにしているいくつかの「事実」を以下列挙しておこう。 ●ヒラリーとバレリー・ジャレット大統領上級顧問とは犬猿の仲。ヒラリーの公私混同メール事件やクリントン財団が外国政府から得ているという違法行為など一連の真相をリークしているのはジャレットだ。それをオバマは許可している。 ●ヒラリーは駐日米大使に指名されたカロライン・ケネディに対し、こう助言をしている。 「オバマ政権の重要外交案件はすべてホワイトハウスが決定しているのよ。遠い東京に赴任しても、バレリーの息遣いをあなたは首筋に感じるはず。東京でアメリカという国を代表してどう働くか、訓令を出すのは国務省などではなく、あの女よ。その点に関してあの女は遠慮など一切しないわよ」 ●ベンガジの米総領事館襲撃事件の隠蔽工作はヒラリーだけでなく、オバマによるものだ。ヒラリーの民主党大統領候補指名が危うくなるようになれば、ヒラリーはその全容を暴露し、オバマ政権のレガシー(遺産)を一瞬のうちに粉砕することも考えられる。 ●民主党大統領候補に指名されたヒラリーが本選挙で最も恐れる共和党候補は誰か。元大統領のビル・クリントンは少人数の夕食会の席上、こう述べている。 「一番怖いのはマルコ・ルビオ(上院議員、フロリダ州)だ。若いし(44歳)、ヒスパニック票を民主党からかっさらう可能性がある」 現に各種世論調査で両者が本選挙で激突した場合、ヒラリーは45.3%、ルビオは44.0%と肉薄している。 http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/45002
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