6. 2015年12月02日 14:38:03
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〖FIFA〗次々と発覚する不正疑惑…。12月2〜3日の理事会で提出予定の組織改革案とは? SOCCER DIGEST Web 12月2日(水)13時44分配信 http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151202-00010002-sdigestw-socc.view-000 カラール氏(写真)率いる改革委員会は、同じくFIFA内にある倫理委員会や監査・コンプライアンス委員会と連動して改革案の草案をまとめてきた。12月2〜3日の理事会でその最終案が提出される見込み。(C)REUTERS/AFLO 特権喪失に繋がる改革案に理事はどんな反応を示すのか…。 サッカーの世界統括団体であるFIFA(国際サッカー連盟)が12月、ひとつの節目を迎えようとしている。〖JリーグCS準決勝 PHOTOハイライト〗浦和 1-3 G大阪 http://www.soccerdigestweb.com/topics_detail9/id=12797&repeatCnt=1 同月2〜3日に本拠地のスイス・チューリヒで行なわれるFIFA理事会にて、FIFAの組織改革のための最終案が、改革委員会のフランソワ・カラール委員長から提出される予定なのだ。同時に追加提案もなされる見込みで、それがどんな内容なのか、注目が集まる。 スイス人法律家のカラール氏は、2003年までの14年間に渡ってIOC(国際オリンピック委員会)で事務総長を務め、ソルトレーク・シティ冬季五輪招致スキャンダルの調査解明にも携わった一人。その手腕を買われ、不正疑惑に揺れるFIFAの組織改革の指揮官として、今年8月に任命された。 一連の不正疑惑騒動は今年5月下旬のFIFA総会直前に、現職のFIFA副会長や元幹部を含めた関係者14人が米国司法当局の要請を受けたスイス警察に逮捕されたことによって、一気に火が付いた。 その総会での会長選でジョセフ・ブラッター会長は5期目の当選を果たしたが、4日後に突然辞意を表明。後任が決定次第、職を退くと前置きしたうえで、それまで自らは徹底的な組織改革に取り組むとした。それを受けて改革委員会のトップに抜擢されたのが、カラール氏だった。 不正疑惑の調査と処分は基本的に倫理委員会が担当するが、改革委員会も必要に応じて関係者に事情を聞きながら、改革案作成に努めてきた。とくにワールドカップ開催国決定などの重要案件に携わる理事会(25人構成)に、権力が集中してきた構造に着目。それを崩すために行政と経営を区別し、理事会を戦略立案や各種委員会とFIFA運営の監督業務を担う場に変え、名称も「評議会」に変更することなどを提案している。 また、会長の任期を最長3期の12年間とすることをはじめ、その会長の74歳定年制や、会長と理事の報酬の公表、各種委員会数の見直しや加盟協会・連盟が決議に関われるようにすること、事務総長の名称をCEO(最高執行責任者)とし役割も変えること、なども検討されている。 オーストラリアのモーヤ・ドッドFIFA特任理事は、「改革は会長選挙以上に重要」として改革推進を歓迎する姿勢を見せ、FIFA理事で日本サッカー協会の田嶋幸三副会長も改革実現のために「膿は全て出してほしい」と話している。だが、長年続いた特権の喪失に反発する理事も出ると見られ、今回の理事会での反応が気になるところだ。 http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151202-00010002-sdigestw-socc.view-001 不正支払いの疑惑が掛けられているプラティニ(左)とブラッター(右)。FIFA倫理委員会による両者への最終処分は12月中に下される予定だ。(C)Getty Images 不正疑惑の調査と組織改革の行方は会長選にも大きな影響が。 一方、この改革案作成が進められたここ4か月の間にも、次々と新たな不正疑惑が浮上。事件に絡んだ関係者の辞任やFIFA倫理委員会による処分が発表になっている。 中でも最大の衝撃は、10月8日に下ったブラッター会長とミシェル・プラティニFIFA副会長の90日間のサッカー活動停止の仮処分だ。両者への容疑は、ブラッター会長からプラティニ副会長へ2百万スイスフラン(約2億4000万円)が、FIFAの資金から不当に支払われたというもの。2人は金銭のやり取りを認めたが、1998年から2002年にかけてブラッター会長がプラティニ氏に依頼したワールドカップ・アドバイザー職に対する正当な支払いだったとして、不正を否定した。 しかし、この件ではスイス司法当局もブラッター会長の調査に乗り出しており、FIFAの対応だけでなく、司法当局の調査の進展も目が離せない状況だ。なお、ブラッター、プラティニ両氏へのFIFAの最終的な処分は、倫理委員会から12月中に発表される予定だ。 さらに倫理委員会は、2018年と2022年のワールドカップ招致に関する不正疑惑調査も実施した。また、これとは別にドイツでは2006年ワールドカップ招致で不正な支払いがあったと地元メディアが報じ、同大会の組織委員長を務めたフランツ・ベッケンバウアー氏とDFB(ドイツ・サッカー連盟)が槍玉に挙がった。DFBのウォルフガング・ニースバッハ会長は疑惑を否定したが、騒動の責任を取って11月下旬に辞任した。次々と発覚する不祥事で、近年のワールドカップ開催決定に疑いの目が向けられている。 不正疑惑の調査と組織改革は、来年2月末に迫ったFIFA会長選とも連動。かねてよりその必要性が指摘されてきた改革は、次期会長選出のキーポイントと見られている。 中でも、UEFA(欧州サッカー連盟)会長も務め、一時は次期会長最有力候補と言われていたプラティニ氏の処遇に注目が集まっている。本人は会長選への意欲が強く、前述した通り、12月中に発表される倫理委員会の最終処分で「シロ」という判断が下れば、選挙レースに復帰すると見られている。 だがここにきて、欧州メディアはプラティニ氏の弁護士が同氏に永久活動停止処分が下る可能性を示唆したと一斉に報道。しかも同様の処分はブラッター会長にも及ぶとされており、予断を許さない状況だ。 欧州各国はプラティニ氏が出馬不可能になった際の保険として、ジャンニ・インファンティーノUEFA事務局長を擁立。会長選立候補は10月下旬に締め切られ、インファンティーノ氏のほか、元FIFA副事務総長のジェローム・シャンパーニュ氏、AFC(アジアサッカー連盟)会長のシーク・サルマン氏、ヨルダンサッカー協会会長でFIFA副会長のアリ・フセイン王子、南アフリカの反アパルトヘイト活動家で政治家のトーキョー・セクワレイ氏の5人の出馬が承認された。 アジアと欧州から2人が立候補し、各国協会・連盟がどちらを推すかが大きなポイントになる。AFCは11月末の総会でシーク・サルマン氏支援を決定したが、投票まであと約3か月もある。何があるか分からないのが、サッカー界の選挙である。構造改革も会長選も、しばらく目が離せない状況が続きそうだ。 文:木ノ原句望(スポーツジャーナリスト) http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151202-00010002-sdigestw-socc http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151202-00010002-sdigestw-socc&p=2 ===================================== 日本サッカー協会・大仁会長がジーコ氏に謝罪 東スポWeb 12月2日(水)11時2分配信 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151202-00000015-tospoweb-socc.view-000 元日本代表監督のジーコ氏 国際サッカー連盟(FIFA)の次期会長選を巡り、日本サッカー協会は立候補に意欲を見せていた元日本代表監督のジーコ氏(62)に不支持を伝えた経緯を説明した。 ジーコ氏はFIFA会長選への出馬に意欲を見せていたが、立候補の条件となるFIFA加盟5協会による推薦を得られずに断念。立候補の届け出は10月26日に締め切られており、今回は“ジーコ会長”誕生の可能性が消滅した。 その後ジーコ氏は、日本に推薦を求める連絡をしたが、無視されたと主張し激怒。両者による遺恨が心配されていた。 この件に関して、大仁会長は「実は(ジーコ氏から)怒られたんです」と認めたうえで「代理人が来て話をし『支援はできない』と伝えた。代理人から(ジーコ氏に不支持は)伝わっていた。ただ手紙が来ていて、それは返していなかった」と事情を説明。「失礼だった。私どものミスだった」と謝罪した。 現役時代に“サッカーの神様”と呼ばれたジーコ氏はJリーグの草創期に鹿島でプレーし、代表監督も務めるなど日本との関係は深い。 協会トップが非礼をわびたことで関係修復できるか。 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151202-00000015-tospoweb-socc ===================================== |