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[モスクワ 18日 ロイター] - ロシアのテクステル副エネルギー相は18日、原油価格が1バレル=40ドルを下回った場合は減産に踏み切る可能性を示唆した。価格下落が産油量に影響する見込みをロシアが示したのはこれが初めてとなる。
ロシアはこれまで、30バレルを切っても生産を縮小しないと主張しており、原油安を食い止めるために減産で歩調を合わせたい他の産油国から不満が出ていた。
テクステル副エネルギー相は記者らに対し「1バレル当たりの原油価格が40ドルを下回った場合、わが国は生産減に直面する公算が大きい」と言明。「40―45ドルで推移する状態が長期化すれば、石油会社はビジネスモデルを見直すだろう」と述べるとともに、「承認された従来のビジネスモデルは効果的に機能しなくなるだろう」と指摘した。
石油輸出国機構(OPEC)にとって、副エネルギー相の今回の発言が減産協力を示唆したものと捉えるのはまだ早いもようだ。ただ、過去数年間、産業界の大方の予想を超える量の原油を生産していたロシアの政府コメントが軌道修正されたことは、減産の可能性があることを意味するとみられる。
http://jp.reuters.com/article/2015/09/21/russia-energy-oil-idJPKCN0RL07V20150921
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