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対豪戦略、見直しか 新首相、ターンブル氏は「親中派」
産経新聞 9月15日(火)7時55分配信
【シンガポール=吉村英輝】オーストラリアの自由党の党首選でターンブル氏が勝利を収め、新首相に就任することが決まった。安倍晋三首相を「最高の友人」と呼んで日豪の蜜月関係を築き、共通の同盟国である米国とともに安全保障関係の強化も進めて中国を牽制(けんせい)したアボット氏の退陣で、日本の対豪戦略は見直しを迫られそうだ。
アボット氏は2013年9月の総選挙で自由党と国民党の保守連合を率い、約6年ぶりに政権交代を実現した。前労働党政権でも内紛による首相交代があったが、自由党内ではターンブル氏に次ぐ党首候補は見当たらず、豪州のある研究者は「当面は新政権が続く」との見方を示す。
アボット政権で外交を担ってきたビショップ氏は、アボット氏に反旗を翻したが副党首に再選され、ターンブル氏の片腕として外相にとどまるとみられる。一方、アボット氏を支持して副党首選に出馬し、敗れたアンドリュース国防相は更迭が見込まれ、安保政策での軌道修正も予想される。
アボット氏は、中国と自由貿易協定(FTA)を結ぶなど経済面では親密ぶりを見せつつ、南シナ海問題では日米と「法の支配」を訴えるなど、安保面で「超保守」の姿勢もみせた。
一方、ターンブル氏は「リベラル」で知られる。先月にシドニーで行った講演では終戦70年に関し、中国について「豪州と抗日で戦った最も長い同盟者だ」と述べるなど、一部中国メディアは「親中派」とみる。
その半面、野党時代には中国による豪州国内の権益買収案件に反対するなど、素顔は「現実主義の政治家」との評価も根強い。
ターンブル新政権の安保政策について、東南アジア研究所(シンガポール)のマルコム・クック上級研究員は、南シナ海の監視活動への参加などに対しては「より慎重になるだろう」と指摘。安倍政権が「準同盟国」と位置づけて豪州への売り込みを図る潜水艦の採用も、「方向性は踏襲されても、判断は後ろ倒しになる可能性がある」という。
最終更新:9月15日(火)9時57分
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150915-00000074-san-asia
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豪首相交代 日本にとって“寝耳に水” ターンブル氏「あまり情報ない」[産経新聞]
【シンガポール=吉村英輝】オーストラリアの与党自由党は14日、首都キャンベラで党首選を行い、前党首のターンブル氏(60)がアボット首相(57)を破り、新党首に選ばれた。同国では下院で過半数を有する党派から首相が選出されるため、アボット氏に代わりターンブル氏が首相に就任する。
ターンブル氏は14日、「国が必要とする経済政策を進める指導力がなかった」とアボット氏を批判して党首選を行うよう要求し、通信相を辞任。アボット氏は「混乱をとめねばならない」として、同日夜に党首選を実施した。投票結果は54対44だった。
ターンブル氏は2008年9月から自由党党首を務めた。09年12月の党首選でアボット氏に僅差で敗れたが、国民の人気は高い。
アボット首相に党首交代を求める動きは2月に続き2度目。このときは党首選に至らずアボット氏が続投を決めたが、この際に約束した半年間での党勢立て直しが進んでいないとし、党内からも批判が出ていた。
一方、日本政府にとっては“寝耳に水”の出来事だった。アボット氏の首相就任以来、安倍晋三首相と個人的な信頼関係を深めてきただけに、日豪関係への影響を懸念し、困惑の声が広がった。
日本政府高官は14日夜、「辞めるのか。知らなかった」と驚きの表情を見せた。ターンブル氏については「あまり情報がない」(官邸筋)のが現状。当面、政権運営の方針を慎重に見極める方針だ。
http://www.iza.ne.jp/kiji/world/news/150915/wor15091500290004-n1.html
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オーストラリア ターンブル首相が就任[NHK]
9月15日 15時03分
オーストラリアで14日夜、急きょ行われた与党の党首選挙でアボット首相を破ったターンブル氏が、15日、首相に就任し、党内の混乱を収拾して内政や外交にどのような姿勢で臨むか注目されます。
オーストラリアでは、14日夜、与党・自由党の党首選挙が急きょ行われ、党首のアボット首相が、ライバルで通信相を務めていたマルコム・ターンブル氏に敗れました。
アボット首相は15日に退任し、代わってターンブル氏が首都キャンベラで宣誓を行って首相に就任しました。
ターンブル首相は、早ければ今週末にも組閣を行い新政権を発足させるとみられます。
ターンブル首相は、アボット氏が独裁的だと批判されていたのに対し、「同僚議員たちと常に相談する、本当の意味でのリベラルな政府を目指す」と抱負を述べています。
一方で、14日夜の党首選挙について、地元の各メディアは「クーデターだ」などと伝えていて、党内の混乱の収拾が課題となります。
また、アボット氏が安倍総理大臣との個人的な信頼関係をもとに日本と良好な関係を維持してきたことから、ターンブル首相が今後、内政や外交にどのような姿勢で臨むか注目されます。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150915/k10010235471000.html
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