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「歴史は勝者が記す」=北方領土支配正当化−ロシア愛国集会  時事通信
http://www.asyura2.com/15/kokusai11/msg/332.html
投稿者 ダイナモ 日時 2015 年 8 月 20 日 08:58:26: mY9T/8MdR98ug
 

 【モスクワ時事】ロシア政府が主催して北方領土の択捉島で開催中の愛国集会「全ロシア青年教育フォーラム」は19日、学生や活動家ら後半の参加者100人が研修を開始した。集会では親プーチン政権ブロガーが「歴史は戦勝国が記す」と講演し、ロシアの北方領土支配を正当化した。

 セミナー後半は24日までで、メドベージェフ首相が参加の意向を公言している。3回目となる北方領土訪問を強行すれば、日ロ関係のさらなる悪化は必至で、プーチン大統領の年内訪日に影響する可能性がある。

 講演したブロガーは、作家でもあるニコライ・スタリコフ氏。ウクライナ政変後につくられた親プーチン政権団体「アンチ・マイダン」の共同代表で、ポロシェンコ政権への敵意をあおっている。ウクライナ軍事介入を支えるロシア愛国主義の理論家が、日本と領土問題を抱える北方領土に送り込まれた格好だ。
 
 スタリコフ氏は講演で「クリール諸島(北方領土と千島列島)の帰属には日ロの二つの立場があるが、正しいのはロシアだ」と断言。歴史は勝者が決めると述べた上で、「われわれはいつも勝者だ」と強調した。


http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2015082000065
 

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コメント
 
1. 2015年8月20日 12:36:23 : Zwijzz5s0I
●クリルは他の視線を逸らさせる為の米の手口
国境線画定問題についてのロシアの立場というのは、南クリル諸島は第2次世界大戦の結果、1945年2月11日のヤルタ会談、1945年7月26日のポツダム宣言における連合国の合意に基づき、ソ連に、そしてその後はロシアに合法的に組み入れられたというものであり、同諸島に対するロシアの主権は国際法の形式にのっとったものであるため、これへの疑問の余地はないというものだ。
クリル作戦は第2次世界大戦の一部であったことを忘れてはならない。 ロシア軍事歴史協会、学術部のユーリー・ニキフォロフ部長は、日本はヒトラー陣営に所属しており、その時点ではソ連の東の国境にとって脅威であったと指摘している。そしてソ連は米国の執拗な要請に従って、対日戦に参戦し、連合国としての自国の責任を果たした。ニキフォロフ部長は、露日間の戦後の領土論争は人為的な性格を帯びており、米国によって過熱させられているとの確信を表し、次のように語っている。
「戦後、日ソ、そして現在は日露の間に痛点が現れ、それに常に圧力を加えることが出来るよう、米国はあらゆる手を尽くした。南クリル諸島の帰属問題は、日本の脳裏から原爆投下の記憶を追い出すため、戦後、特別に操作されてきた。
日本社会の意識の中で、米空軍の行なった広島、長崎への野蛮な爆撃についての痛い記憶よりもクリルが重要視されるためには、日本人の感情の矛先をクリル諸島の出来事に仕向けることが必要だった。
なんといっても日本は、原爆投下のほか、通常兵器による爆撃を受けており、おびただしい数の空襲によって数箇所の都市が街ごと破壊されていたからだ。
日本人社会に米国に対する敵対感情を許させないために、米国が作り出したドラマだったことは間違いない。戦後、日本はシーレーンで米国の外交政策に従うことになると予想されていたため、米国は何らかの方法で敵対感情を克服する必要があった。
冷戦が始まり、ついこないだ米国が犯した広島、長崎に対する野蛮な原爆投下の罪が日本社会の関心の中心になる事態は絶対に許されなかった。
このため西側のマスコミ、またその形成に一役買っていた人間らはこぞって日本人に対して、クリル諸島が不当にソ連の手に渡ったと想起させ、世論を苛立たせてきたのだ。」
ロシア外務省アジア課のデニス・カレーニン課長は両国とも今後の平和条約締結交渉の実施を重要視しているとの見方を示し、次のように語っている。
「両国関係に従事する人間として私は、今日領土問題の抱える重要性は平和条約問題の重要性には比べ物にならないと思う。なぜなら条約が欠如している状況はロシア大統領も指摘したようにノーマルではないからだ。この問題の討議は続けられねばならない。これは重要だ。たしかに条約がないにもかかわらず、いずれにせよ両国関係は拡大しており、それには安全保障といったデリケートなテーマでの関係も含まれてはいるが。」
http://jp.sputniknews.com/opinion/20150819/770939.html
▼モスクワ、東京に対し「ロシア閣僚の行動を指図しない方がよい」
「近ごろ日本側は又してもロシア閣僚の南クリル訪問に関して受け入れがたいコメントを出すようになっている」。
「日本側は、南クリル諸島に対する無根拠な要求を盛んに喧伝し、いかに日本が一般に認められた第二次世界大戦の結果を軽んじているかということを明らかに露呈していると断定せざるを得ない」。
以上ロシア外務省声明。
http://jp.sputniknews.com/russia/20150815/748997.html
▼メドヴェージェフ首相の南クリル訪問を批判する日本政府は無分別である
純形式的観点からロシアが正しい。それが気に入ろうと気に入るまいと、クリルは第二次世界大戦の結果、事実としてロシアの一部になっている。1875年にクリル諸島と交換でロシアが取得した南サハリンが1904-1905年の露日戦争の結果として日本帝国の一部となったのと同じことだ。日本はこれまで一度として、第二次世界大戦の結果全体を認めないとは言っていない。ならば、南クリルについてもその結果を認めないならば、奇妙で、非論理的ということになる。
もし日本がその事実を認めないならば、ロシアの見方では、日本は現実をありのままに受け入れる能力がないことを露呈するのだ。そうなると、ロシアは、同じ現実を共有していない相手などと交渉を行えるのだろうか、という疑問を抱いてしまう。
http://jp.sputniknews.com/politics/20150815/750268.html
▼日本はメドヴェージェフ首相のイトゥルプ訪問を理由にプーチン大統領の訪日をキャンセルするのか?
http://jp.sputniknews.com/japan/20150811/729764.html

2. 2015年8月20日 15:12:19 : Zwijzz5s0I
▼ロシア連邦政府閣僚のクリル諸島訪問に対する日本の反応についてのロシア外務省情報出版局のコメント
昨今またしても日本側は、ロシア連邦政府閣僚の南クリル諸島訪問について、受け入れられない談話を発出するようになりました。
改めて指摘しておくと、私たちは政府閣僚の実務日程作成にあたり、日本政府の立場を考慮するつもりはありません。着実に進行中である連邦特別プログラム「2016年から2025年までのクリル諸島(サハリン州)社会経済発展」の一環として実施されるものを含め、こうした訪問は今後も継続されます。
日本側は南クリル諸島に対する根拠のない要求を公に喧伝することで、一般に認められた第二次世界大戦の結果をないがしろにする姿勢を改めて露呈していると言わざるを得ません。国際社会全体にとって重要な意味を持つ終戦から70年の節目の年に、このような行動が行われることは特に深い遺憾の念を呼びます。
http://www.russia-emb.jp/japanese/embassy/news/2015/08/post-97.html

3. 2015年8月21日 18:35:29 : IKse4QgN2o
 別に悪くもないんじゃないですか?
 「歴史は勝者が記す」と言うのはマチガイですが。
 何故なら、北方四島をロシアが実質支配するのが許されるのは「勝者だから」ではなく「ルールだから」。
 そのルールとは、第二次大戦終了時にポツダム宣言を受諾し、無条件降伏した日本がサンフランシスコ講和条約を結ぶまでの間は、そこを実質支配している国に所有権がるからです。
 それが「戦後のルール」です。
 そしてそのルールを優先すれば戦前の日本のことはゼロリセットになるのです。
 だからサンフランシスコ講和条約以降に実質支配しているエリアを越境して来るのは、ルール違反であっていけませんが、ロシアは何もそれをしていない。
 日本が北方四島返還を要求する、と言う事は、戦後の「ゼロリセット」を放棄して、戦前の事に関して後戻りして賠償すべき、と言う事だと思ってます。
 だからロシアの動きは日本の庶民、特に戦後生まれの自分にとってはそんなに違和感はないです。
 それと、ロシアは北方四島に所有を主張しても、別に「北海道は本来ロシアのものだ」とは言いません。
 そこが、尖閣でもし譲歩すると今度は「沖縄は本来、中国のものだ」とか言う一部の人が出て来る中国や、竹島を全島とも譲歩すると今度は「対馬、隠岐の島は本来、韓国のものだ」とか言い始める一部の人が出て来る韓国と、ロシアが違う所と、常日頃思ってます。

4. 2015年8月22日 23:19:59 : EH174dfWo
当方の妻は第二次世界大戦時の連合国側の国の人だし、家の中でも「南クリル諸島」と呼んでいるくらいだから、早い話あちらの人なんだけど、こう言う主張を聞かされて、いい気をする日本人はいないと思う。でも、どうしてこのような意見がまかり通るのか。それは、彼らが没落した現在の国力を冷静に認めたくないために、「第二次世界大戦時の戦勝国」だと「過去の栄光」にすがりつく姿勢に他ならないのだと。

彼らの基本姿勢は、「第二次世界大戦」での戦勝国としての、歴史的事実に基づくものであり、ここに頼らなくてはならないと言うのは、それだけ経済的に苦しいということになる。実際、先日も彼らのメディアであるラジオ・スプートニクに掲載されていたが、ロシアは西側諸国より年間労働時間が長く、しかも賃金は少ないという事実。経済は決してうまくいっていないのである。

別に馬鹿にする観点で書いている訳ではないので誤解のないようにしてもらいたいが、このような国情では有能な人たちは外国に行って別の仕事に就いて豊かな生活を目指すというのが本当のところ。先ごろも阿修羅の原発板に、ロシアの人口が増えないのは、チェルノブイリ原発事故の後遺症によるものか、それとも外国への移民によるものか、論争があったけど、当方は書きませんでした。コメント欄が荒れると思ったから。

確かに当時はソ連体制だったので、出国は無理に近いものがあった。しかしソ連が崩壊してからは、有能な人は外国に出て豊かな生活を実現していますし、放射能の影響から逃れたいと言う意向は、かなり強いものがありますね。彼らを引き止めるための、「第二次世界大戦時の戦勝国」である歴史的事実にすがらなくてはならないほど、経済的に苦しいのは事実です。

あんまり書きたくないけど、いろいろ言っていましたね。ソ連・ロシアでは、自動車なんて夢のまた夢。あまりにも高価で、みんな一生ものだと思っている。チェルノブイリを経験したのに、原発から脱却できないのはなぜか。国民は疑問に思っていますが、反対を唱えることは難しく、頭のいい人たちは何も言わずに出国して祖国を後にする。何とも悲しい現実です。彼らは祖国の悪口は決して言わないけど、祖国は豊かになれないと諦めている。

ロシア連邦政府が、いかに自分たちは第二次世界大戦における戦勝国であると強調したところで、海の向こうの日本の国では、一軒の家に何台も自動車を持って豊かに暮らしている事実を目の辺りにすると、「ロシアのどこが戦勝国なんだ !!」 と、不満を持ち続ける彼らの気持ちがよく分かります。

「ロシア連邦のベドベージェフ首相が、ロシア国民の南クリル諸島への移住を推奨すると言っても、ろくな産業も仕事もない離れ島に誰が行って住もうと思いますか。こんなの、国民を馬鹿にしていますよ。」
これがロシア人の、偽らざる本当の気持ちなのです。


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