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2日連続でパイプ爆弾爆発 同一犯の可能性 現場から逃走の黄色いシャツ男は「爆破犯だ」と警察幹部
http://www.sankei.com/world/news/150819/wor1508190005-n1.html
【バンコク=岩田智雄】タイの首都バンコクの繁華街で17日に起きた爆弾テロで、18日昼、市内のチャオプラヤ川の桟橋付近で新たな爆発があった。何者かが爆弾を投げ入れたとみられる。けが人はなかったが、タイ国家警察は2つの事件とも火薬を詰めたパイプ爆弾が使われたとし、連続テロとの見方を強めている。犯行声明は出ておらず、事件の動機や背景は不明。警察は17日の事件で現場に現れた黄色いシャツの男が実行犯である可能性が高いとし、行方を追っている。
17日に観光地のエラワン廟付近で起こった爆弾事件では、死者は外国人を含む22人、負傷者は120人以上に上った。暫定政権のプラユット首相は18日、「過去最悪の事件だ」との声明を出し、犯人の早期検挙に全力を挙げると強調した。
廟付近の監視カメラには黄色いシャツを着た男の姿が写っていた。男は背負っていたリュックサックを現場に置き、爆発を見届けてから、近くに止めたバイクに乗って去ったという。警察幹部はAP通信に対して、「男は容疑者ではなく爆破犯だ」と語った。
一方、18日に爆発が起きたのは、17日の現場から南西約4キロ離れた、最高級ホテルが集まる地区。一日中、外国人観光客らでにぎわう場所で、奇跡的にけが人はいなかった。政府高官はタイの観光と経済に損害を与えるために、「故意に外国人を標的にした」と指摘している。
17日の爆発事件に巻き込まれた、東京海上日動火災保険の現地法人に勤務していた安藤紘太さん(31)は18日、意識が戻り、容体は落ち着きつつあるという。
4万人を超すバンコクの日本人社会では動揺が広がっており、事件を受け、一部の企業では現地店舗の営業を休止したりするなど影響が出始めている。
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