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【ロンドン=共同】英紙サンデー・タイムズは16日、2011年世界選手権(大邱=韓国)でのトップ選手のドーピング疑惑について、国際陸連が調査結果の公表をこれまで数年間にわたって差し止めてきたと報道した。調査はドイツ・テュービンゲン大の研究チームが行ったもので、約3分の1の選手が過去の違反を認めていたという。
大学側は「正当な理由もなく、出版の自由を妨げられた」と主張。国際陸連はこの調査結果の公表に関して「大学側と世界反ドーピング機関(WADA)を含めて協議を継続中」としている。同紙によると、調査は大会に出場した1800人の選手から匿名を条件に情報を集め、29〜34%が過去12カ月で競技力向上のためのドーピング違反を認めたという。
陸上では01年から12年に開催された五輪と世界選手権で、金55個を含む146個のメダルにドーピング疑惑があると報じられた。WADAが緊急調査に乗り出すなど波紋が広がっている。
http://www.nikkei.com/article/DGXLSSXK00290_W5A810C1000000/
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