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イラン核合意、なぜインドに有利になるのか 持参金問題で嫁が焼き殺されるインド ヒラリー富裕層キャピタルゲイン税大幅上げ
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投稿者 rei 日時 2015 年 7 月 26 日 11:14:54: tW6yLih8JvEfw
 

イラン核合意、なぜインドに有利になるのか
By BRIAN KATULIS
2015 年 7 月 25 日 12:12 JST

 http://si.wsj.net/public/resources/images/BN-JN921_IndiaI_M_20150724120457.jpg

イランのロウハニ大統領(左)とインドのモディ首相(7月、ロシアでの首脳会議で) ENLARGE

イランの核合意がスムーズに履行されれば、インドは友好国同士が鋭く対立するという珍しい立場に立つ可能性がある。広い意味での中東(インド人は西アジアと呼ぶ)で起きている地政学的な変化を受けて、この地域におけるインドの立場は強まるかもしれない。米議会は数週間にわたって核合意について議論する構えだが、インドが望んでいるのは自国のエネルギーや貿易の利権拡大とより広い範囲での地域統合だ。

 インドはイラン、イスラエル、湾岸協力会議(GCC)主要国と実務的な関係を維持しており、これら全ての国との関係強化を目指している。イランとインドの間には長期にわたる歴史的、経済的なつながりがある。イスラエルは今や、インドにとって兵器の主要供給国の1つだ。インドが最近、国連人権理事会でのパレスチナに関する決議案の採決で棄権したときには、イスラエルがインドの外交的な支持に謝意を表明した。一方、サウジアラビアなどイランの地域的野心を疑うGCC諸国には何百万ものインド人が暮らし、働いている。

 インドは長年、イランのエネルギー供給に頼ってきたが、国際社会の制裁によってイランの貿易が制限されると、インドはイラン以外の湾岸諸国からエネルギーを調達し始めた。対イラン制裁が間もなく解除される見通しがついたため、インドはイランとのエネルギー貿易再開を目指している。インドの複数の主要エネルギー企業の幹部で構成する代表団が今週、イランの首都テヘランを訪問した。イランが核合意を順守すれば、エネルギー供給源を多様化したいインドにとってイランが主要供給国に再浮上する可能性がある。

 インドは地域内の貿易や商業の分野にも期待を寄せている。インドはイラン南部のチャバハール港に投資を行うための手続きを進めている。この港を通じて貿易を拡大させれば、インドは隣国パキスタンを気にせずにアフガニスタンや中央アジアの市場と直接、つながりを持つことができる。地域のハブ港として機能しているパキスタンのグワーダル港――中国が多額の投資を行っている――の代わりになるかもしれない。マイケル・クーゲルマン氏やタンビ・マダン氏ら専門家が指摘しているように、こうしたきっかけは戦略地政学上、大きな影響をもたらすかもしれない。

 イランが核合意を順守するかぎり、インドは利益を得られる立場にある。そのため、インドが対イラン制裁の強化を支持することは考えにくい。元米国家安全保障問題担当大統領補佐官のサンディー・バーガー氏が制裁を強化すればさらに有利な合意が可能という考え方は「幻の選択肢」と言ったのはそのためである。

 現職の米国家安全保障問題担当大統領補佐官、スーザン・ライス氏はイランとの核合意に基づいて国際社会で新たなコンセンサスが生まれており、米議会が合意を否決すれば、制裁構造の崩壊につながると述べた。「制裁を実施するために経済的な代償を支払った日本やインドのような国はもはやその義理はないと感じるだろう。イランは『さて、われわれは合意に署名した。義務を果たす準備はできている。しかし、制裁が解除される予定は立っていないので、制約されず核開発を続けよう』と言うだろう」。

 要するに、米議会が核合意を否決すれば、合意に基づくコンセンサスがある以上、米国が対イラン制裁を強化しようとすれば孤立するのはイランではなく米国だ。
https://www.google.co.jp/url?sa=t&rct=j&q=&esrc=s&source=web&cd=1&cad=rja&uact=8&ved=0CB8QqQIwAGoVChMInvG8pqj3xgIVxpqUCh2YZQAW&url=http%3A%2F%2Fjp.wsj.com%2Farticles%2FSB10777827119304873821304581129221117193178&ei=hQu0Vd6aJMa10gSYy4GwAQ&usg=AFQjCNF9noke_S7UbGrJpJ53m0z44lTyIQ&sig2=cdAKvAjy9U0Yz7jUK9TLhw&bvm=bv.98717601,d.dGo

持参金問題で嫁が焼き殺されるインド
やけどの手当てを受けている病院で警察に事情を話すパリネータさん ENLARGE
やけどの手当てを受けている病院で警察に事情を話すパリネータさん PHOTO: JESSE PESTA/THE WALL STREET JOURNAL
By JESSE PESTA AND PREETIKA RANA
2015 年 7 月 24 日 17:28 JST

 【ジャワン(インド)】灯油まみれのズボンと長い緑色のブラウスが燃え上がり、パリネータさん(26)は悲鳴をあげた。

 隣人のザヒド・カーンさんは「庭で転げ回る彼女を見た」、「炎の勢いは増すばかりだった」と語った。パリネータさんは両足と胸部、そして顔の左側など全身の40%にやけどを負った。

 インドは急速に近代化が進んでいるが、いまだに尋常ならざる数の女性たちが親族間のもめごとで火をつけられて死亡したり、やけどや傷を負ったりしている。この問題の文化的背景は根深い。

 インドでは家族の名誉を傷つけたとか、花嫁の持参金が少ないといっては、女性に火をつける家族や義理の親族が今も後を絶たない。政府の統計によると、花嫁の持参金に関するもめごとで約1時間に1人の割合で女性が死亡している。また、虐待から逃れるために、考えあぐねた末に自ら火をつける女性もいる。

パリネータさんが火を付けられた場所を指差す婚家の家族。彼の母もこの家で20年前に焼け死んでいる ENLARGE
パリネータさんが火を付けられた場所を指差す婚家の家族。彼の母もこの家で20年前に焼け死んでいる PHOTO: JESSE PESTA/THE WALL STREET JOURNAL
 こうした事態は、インドの家父長制の伝統と世界の女性の地位に関する考え方の変化がインド社会に緊張を引き起こしていることを示している。

 これは何世代にもわたって続いている。パリネータさんは嫁ぎ先のこの家で火をつけられた初めての女性ではない。20年前にパリネータさんの義理の姉妹になるはずだった若い女性が同じように火をつけられて死亡している。

 パリネータさんは2014年1月に義理の姉妹から灯油を浴びせられ、火をつけられた。夫の家族はパリネータさんに伝統的かつ閉鎖的な生活を送ってほしいと望んだが、パリネータさんはこれを拒んでいたからだ。夫の家族と暮らした苦悩の年月がそこで終わった。

 夫の家族は、パリネータさんが友人の美容院で働くことを禁止した。この仕事は彼女にとってまさに「ライフライン」であったにもかかわらずだ。また、パリネータさんが2人の娘を産んだことも気に入らなかった。

 パリネータさんは「女性が息子ではなく娘を産むとこうなる」と話す。

 彼女の義理の姉妹と義父は殺人未遂で起訴された。2人とも無罪を主張している。パリネータさんの夫も同調し、「彼女は自分で火をつけた」と話している。

娘2人の世話をするパリネータさんの夫。手には火を消そうとしたときのやけどの痕が残る ENLARGE
娘2人の世話をするパリネータさんの夫。手には火を消そうとしたときのやけどの痕が残る PHOTO: JESSE PESTA/THE WALL STREET JOURNAL
 ウォール・ストリート・ジャーナルは数カ月をかけてパリネータさんの事件を調べた。6人の目撃者全員を含む数十人から話を聞いた。彼らの話は基本的な部分で食い違っているものの、ある動かしがたい現実で一致する。インドの農村部では厳しい社会規範が、解決可能に思えるありふれた家族の問題を生きるか死ぬかの大ごとにしてしまうという現実だ。どこに住むかとか、母親は家にいて子供の世話をすべきかどうかといった問題だ。

 パリネータさんは21歳で結婚した。夫になる男性を選んだのは家族だった。パリネータさんは結婚式当日に初めてその男性と会った。習慣に倣い、新婚夫婦は夫の家族と一緒に暮らし始めた。

 インドでは伝統的に、数世代の家族が同じ屋根の下で暮らす。嫁は夫に尽くすだけでなく、夫の家族にも尽くし、婚家のしきたりにしたがわなければならない。そして家名を継ぐ男児を出産することが期待されているのだ。

 パリネータさんは息子がいなかったことで婚家との対立が深まったと話す。義理の姉妹には息子がいたため、家族に気に入られていたという。義父はパリネータさんの上の娘をよく殴ったと話す。「(義父はパリネータさんの娘を)子供とは見ていなかった」

 義父はまた、そのことで、パリネータさんに賠償金と贈り物を要求したという。娘たちは将来、嫁ぐ際に持参金が必要になる。義理の家族からは「誰がその費用を負担するのか?」と言われた。

 パリネータさんは家の隣の小さな美容院で働いていた。そこで彼女は自由になれた。2人の子供を持つ女性が一人で切り盛りしていた店だった。2年余り前に、その女性が村を出ることになり、店をパリネータさんに譲ってくれた。だが、パリネータさんがその店を続けることはできなかった。

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 夫と、その家族が反対したのだ。店を譲った女性は、パリネータさんが「独立し、自分で生活費を稼ぐようになること」を夫の家族が恐れたのだと話す。

 義父と義理の姉妹は殺人未遂に加え、金品の要求と虐待などの罪に問われ、収監された。2人は容疑を否認した。パリネータさんや他の人が話したパリネータさんとの不仲についても否定した。

 義父は昨年8月に保釈金を払って釈放された。その後まもなく心臓疾患で入院し、数日後に死亡した。

 パリネータさんの夫は、父親が自分の無実を誰も信じていないことを深く気に病んでいたと話す。だが、夫は「誰が信じるだろうか」と言う。なにせ同じことが「20年前にもあった」のだから。

 1994年4月1日、同じ家の寝室で嫁が火をつけられて死亡した。まだ幼かった嫁の息子も傷を負ったが生き残った。この事件では義父と他の男2人が「ダウリー死(嫁の持参金をめぐる争いから嫁が殺されること)」の罪で裁判を受けたが、全員無罪となった。

 そのときの息子は22歳のやせぎすな男性に成長した。彼は自分の母親が自殺したと信じており、祖父が関与したとは考えていない。母親とパリネータさんが同じ家で火にあぶられることになったのは「偶然だ」と話した。

 パリネータさんがやけどの治療を受けている病院の医師によると、この病院では1日に1〜2人、家族のもめごとでやけどを負った若い女性が治療に訪れる。そのうちの「少なくとも1人は義理の家族との争い」が原因だという。

 医師や警察によると、こうした患者はたいてい「台所の火災」として処理される。インドの女性が料理中にやけどを負うことはよくあるからだ。火がむき出しなこととインドの女性たちが着る布の垂れ下がった伝統衣装が危険な組み合わせになっているという。

 やけど診療科を率いる医師は、「多くの女性は台所の火でやけどしたと言うが、本当のところは違う」と話す。

 担当医師によると、パリネータさんは2回の皮膚移植を含む5回の手術を受けた。病状は回復に向かっているという。だが、感染症で片方の目を失った。

 パリネータさんの上の娘は事件後、学校に通っていない。夫は娘たちの世話をするため、仕事を辞めざるを得なかったからだ。家賃が払えず、何度も引っ越した。何かを犠牲にしなければならなかった。そしてそれは、娘の教育だった。

 夫は選択を迫られていると感じている。「片方は自分の家族、もう一方は妻と子供たち」と話す。「どちらを選ぶべきか。いすれにしても誰かを失うことになる」

 ただ、最終的には妻に帰ってきてもらいたいと夫は思っている。「もう一度、家族になりたい。もう一度、良い思い出を作りたい」

 パリネータさんは夫を「単純すぎる男」と呼ぶ。それでも、「一緒にいなければならない」と言う。「私には選択肢がない。2人の娘がいる」

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ヒラリー氏、富裕層キャピタルゲイン税の大幅引き上げ提案へ

ヒラリー・クリントン氏は富裕層のキャピタルゲインへの税率引き上げを提案する PHOTO: SHANNON STAPLETON/REUTERS
By LAURA MECKLER
2015 年 7 月 25 日 00:51 JST

 2016年米大統領選挙で民主党候補の指名争いに出馬しているヒラリー・クリントン前国務長官は、富裕層が保有期間の短い投資で得るキャピタルゲイン(株式譲渡益)への税率を大幅に引き上げることを提案する。クリントン陣営の関係者が24日明らかにした。

 計画によると、保有期間1?2年の投資のキャピタルゲインについては税率を通常の所得税の最高税率と同様に39.6%とする。これは現在のキャピタルゲイン税率(20%)の倍近い。いずれも「メディケア税」と呼ばれる、高額所得者の投資収益に対する3.8%の課税を除いた数字だ。

 富裕層以外のキャピタルゲイン課税への変更は提案しない。

 富裕層へのキャピタルゲイン課税はスライド制を採用し、保有期間が長いほど税率は低くなる。現在の20%の税率適用を受けるには6年以上の保有が必要だ。

 クリントン氏は24日のニューヨークでの演説でこの計画を発表する。演説では企業による株価押し上げを狙った不健全な取り組みをやり玉に挙げ、目先の利益への集中が長期的な経済成長を損なうと同時に、労働者に打撃を与えていると訴える見通しだ。
https://www.google.co.jp/url?sa=t&rct=j&q=&esrc=s&source=web&cd=1&cad=rja&uact=8&ved=0CB4QFjAAahUKEwjAxZGprffGAhUBjJQKHVhuDS4&url=http%3A%2F%2Fjp.wsj.com%2Farticles%2FSB10777827119304873821304581128271478202438&ei=yRC0VYC9FYGY0gTY3LXwAg&usg=AFQjCNFNDx58FGHf_8u1iK13gNsq863J_A&sig2=aly5WkjTdEYIgyzaPVMFKA&bvm=bv.98717601,d.dGo
 

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