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ギリシャ首相演説「国民投票で反対票を」[NHK]
7月2日 4時30分
ギリシャのチプラス首相は1日、EU=ヨーロッパ連合からの金融支援が終了してから初めてテレビ演説を行い、今月5日の国民投票について、財政緊縮策の受け入れに反対する票は「EU側への強い圧力になる」として国民に反対票を投じるよう改めて呼びかけました。
ギリシャ政府はEUからの金融支援が打ち切られたため、30日が期限だったIMF=国際通貨基金に対するおよそ2000億円の債務を返済できず、先進国では初めてIMFの債務を延滞しました。
ギリシャのチプラス首相は1日午後、金融支援が終了してから初めてテレビ演説を行い「われわれは交渉の席に最後まで座りつづける」と述べ、財政緊縮策の一部修正を求めるギリシャ側の提案に対して、ユーロ圏側から前向きな答えがあれば、直ちに対応する考えを示しました。
その一方で財政緊縮策の賛否を問う国民投票についてチプラス首相は予定どおり今月5日に行うとしたうえで「反対の票を投じてもギリシャがヨーロッパから離れるわけではない。むしろ受け入れ可能な合意に向けてEU側への強い圧力になる」と述べ、国民に対して緊縮策の受け入れに反対票を投じるよう改めて呼びかけました。
首相演説にアテネ市民は
チプラス首相がテレビ演説で、国民投票で緊縮策の受け入れに反対の票を投じるよう改めて呼びかけたことについて、ギリシャの市民の間では、さまざまな受け止めが出ています。
このうち、アテネ市内のカフェに設置されたテレビでチプラス首相の演説を聞いた60歳の男性は、「チプラス首相の演説は、とても説得力があった」と評価したものの、国民投票で賛否どちらに投票するかは、さらに検討したいと話していました。
また、年金生活を送っているという男性は、「がんを患いましたが、十分な医療保障もない国です。私にとっては、チプラス政権が唯一の生きる希望です」と話し、国民投票では反対票を投じる考えを示しました。
一方で、カフェの店員は「チプラス首相には、政治信条に基づいて発言する自由があるが、緊縮策は簡単に賛成、反対と言える問題ではない」と述べて、演説は問題を単純化していると批判しました。そのうえで、「私はヨーロッパ人として生きたいし、子どもにもヨーロッパにとどまってキャリアを築いてほしい」と述べ、国民投票では賛成票を投じる考えを示しました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150702/k10010135451000.html
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