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妻の収入に依存している男は浮気に走る傾向−米大学調査
NEIL SHAH
原文(英語)
2015 年 6 月 2 日 16:28 JST
新たな研究によると、完全に夫が自分に依存していると認識する妻は、浮気をしないことで関係の安定性を守る。一方、妻が完全に依存していると認識する夫は脱線し始める可能性が高い EVA HAMBACH/AFP/GETTY IMAGES
経済面で完全に妻に依存している若い男性は浮気をする可能性がはるかに高いことが、米コネチカット大学のクリスティン・マンチ教授(社会学)の研究で明らかになった。
マンチ氏が米学術誌「アメリカン・ソシオロジカル・レビュー」6月号に掲載した論文によると、生活費を妻の収入に完全に依存している若い男性が浮気をする確率は年平均で15%。逆に、男性の収入に依存している女性の場合、この確率は約5%にとどまるという。
一見すると、マンチ氏の研究結果は驚くに値しない。家計の問題は結婚生活のストレスとなりがちだからだ。特に男性が稼ぎ頭の役割を失っていれば、彼は男らしさを回復するために何らかの行動に出る可能性が高い。マンチ氏は「追い込まれた男性は浮気をすることで収入の多い妻から距離を置くか、妻を罰しようとする」と述べた。
マンチ氏の研究は、2001年から11年までの米青少年全国縦断調査(NLSY)の膨大なデータに基づいている。
また、この研究は男女の際だった特徴を示している。夫が完全に自分に依存していると認識する妻は、浮気をしないことで関係の安定性を守る。一方、妻が完全に自分に依存していると認識する夫は脱線し始める可能性が高いのだ。
横軸=世帯収入への貢献度(-1.0は完全依存、1.0は完全独立を示す)、縦軸=浮気する確率(年平均)、実線=男性、点線=女性
これは重要な発見だ。米国では女性が世帯の大黒柱になるケースが増える一方、男性の多く(特に学歴の低い男性)はそうなれずにいるからだ。これは雇用市場が肉体労働からサービス業に大きくシフトしている結果だ。
英誌エコノミストが最近の特集記事で指摘したように、富裕国で最終学歴が高校卒業の男性の実質賃金は1979年から2013年までに21%下落する一方、高卒女性の賃金は3%上昇した。
男性は違う
マンチ氏の研究によると、世帯収入への貢献度が大きくなるにつれて夫が浮気をする可能性は低下する。ただ、これが当てはまるのは「ある時点」までだ。男性が最も浮気する可能性が低いのは、世帯収入に7割の貢献を果たしているとき。これを超えると、つまり妻からの依存度が増すと、夫が浮気に走る可能性が高まる。
マンチ氏は「こうした男性は妻が本気で依存していることに気付き、そのために浮気をしても妻が逃げ出さないだろうと考えるのかもしれない」と話した。
悲しいことに、男性が唯一の稼ぎ手となれば浮気する可能性は高まる。ただ、男性が経済面で妻に完全に依存している場合と比べれば、浮気の可能性ははるかに低い。
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増えつつある女性の「下方婚」―夫は大黒柱ではなく協力者
By SONYA RHODES
2014 年 4 月 21 日 11:55 JST
今日の野心的な女性は稼ぎ手ではなく協力者として夫を必要としている Ken Orvidas
今日では、成功を収めたシングルの女性が自分よりも収入が少なかったり、自分ほどのキャリア上の野望を持っていなかったりする男性と恋仲になると、友達や家族からあからさまに反対されるかもしれない。私のある患者は、「あなたがもっと同等の人を見つけなかったことに驚いている」と言われたと話した。また、別の患者は「あなたより収入のいい男性とでは幸せにならないとでも思っているの」と友人に言われて屈辱を感じたという。
この女性たちは信頼でき、経済的な支えになり、価値観を分かち合える男性―お金では動かない男性―と恋愛していたのだ。彼女らは、「下方婚」になると言い張る友達や家族からの不安に満ちたつぶやきを恐れていた。
カップル・セラピストである私から見れば、下方婚という考え方はどうしようもなく古くさいものだ。それは、適切な結婚とは社会的階層と富が完全にマッチした場合だった時代のドラマ「ダウントン・アビー」のころのものだ。このドラマでは、グランサム伯爵の末娘がアイルランド人のお抱え運転手と結婚することで皆はパニックに陥る。
女性は「上方婚」をすべきだとの考えは英国貴族の全盛時代を過ぎても持ちこたえ、最も成功を収めた稼ぎ手は最も望ましいつれあいと考えられた。20世紀に入っても、女性にとって高給をもたらす仕事は比較的少なく、このため女性は良い相手を見つけるために、あるいは専門的な男性の近くにいられるような種類の仕事に就くために大学に入った。
今日、大卒の女性は男性よりも多い。この問題を50年にわたって調査しているピュー・リサーチは、学歴が高い女性が「下方婚」をした夫婦の割合が、その逆の夫婦の割合を初めて上回ったと報告している。報告によると、2012年には新婚の妻の学歴が夫よりも高かった夫婦の割合は27%で、逆はわずか15%にすぎなかったという。
学歴が高いということは必ずしもより大きな収入力を持っているということではないが、調査会社のリーチ・アドバイザーズによれば、米国のほとんどの都市では、30歳未満の独身で、子供のいない女性の収入は同様の男性よりも多い。ニューハンプシャー大学カーシー研究所の報告では、全ての社会的階層を通じて、世帯収入の47%は女性の働きによるものだ。最も驚かされるのは、ピューによれば、12年の時点で新婚夫婦の24%は妻の収入が夫よりも多く、その比率は1960年の6.2%を大きく上回ったということだ。
ほとんどの強く、成功を収めた女性にとって、昔ながらのボス的な男性(アルファ・メイル)はベストの組み合わせではない。私は、二つの支配者的な人格が権力闘争を始めると何が起こるのかを見てきた。支配者的な男性は自分が優先されるべきだと考え、相手の女性も自分の優先権を主張する。これは最も取り扱いの難しいカップルだ。
シカゴ大学の現代家族評議会のステファニー・クーンツ氏は「平等主義的価値観は関係の成功にとってますます重要になってきた」と述べた。自信のある支配者的な女性は、伝統的な一家の稼ぎ手よりも協力的なパートナーが必要だ。彼女らの力によって脅かされることなく、彼女らの目標を支援できる男性が必要なのだ。
こうした男性は非常にしっかりした人物で、リードすると同様にあとに従うこともできる。彼らはパートナーシップ、子供のしつけ、相互協力を尊重する。仕事はするが、ワーカホリックではない。問題は、もはや通用しない男らしさという伝統的基準に固執していないことから、家族や友達がこうした男性を低く評価するということだ。
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成功を収めた女性が必要なのは、彼女らを支援し、サービスや収入の面で家庭に寄与し、愛するパートナーとなれるだけ十分に強い男性だ。強い女性はこの種の、相互を尊重する信頼できるベータ・マン(ボスに従う男性)の恩恵を被ることができる。男性はより柔軟になり、家族生活での責任をもっと分かち合うようになる。
態度は少しずつしか変化しない。ピューの調査では、「一般に夫の収入が妻よりも多ければ、より良い結婚になる」と答えたのは28%だけだった。しかし、話はまだ終わりではない。シカゴ大学ビジネススクールの経済学者らは13年、女性たちは夫よりも多い収入を得ることに警戒感を抱き、収入が夫より多くなりそうだと、仕事をしないことを選ぶ可能性があるとの調査結果を明らかにした。
今日のロマンスからは、上方婚も下方婚もせずに、自分にぴったりの相手と結婚しようとする賢明な女性と男性が増えていることがうかがえる。
(ローズ博士にはスーザン・シュナイダー氏との共著「The Alpha Woman Meets Her Match」がある)
http://jp.wsj.com/articles/SB10001424052702303595604579514560957057746
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