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中国人留学生、米国で退学増える 学力不足やカンニングで
By LIYAN QI
原文(英語)
2015 年 5 月 29 日 18:43 JST
江蘇省の港湾都市、連雲港市で全国大学入学試験の勉強をする生徒ら Zuma Press
中国では数万人の学生が米国への留学を目指して猛勉強している。だが、昨年だけで約8000人の中国人学生が米国の大学から退学処分を受けたことが明らかになった。
これは米国の教育サービス会社、厚仁教育が公式統計や退学処分になった学生を対象にした調査をもとにまとめたもので、退学の理由は成績不良やカンニングなどの不正行為で、それらで80%を超えた。
厚仁教育によると、米国の大学に毎年大量の中国人が留学していることを踏まえると、退学者数はそれほど多くはない。それでも中国人の学生は頭がいいというこれまでの評価は、変わりつつあるようだ。
同社のチェン・ハン最高開発責任者(CDO)は「中国人の学生は優秀だと考えられてきたが、この5年くらいで、お金はあるが学力はないというイメージに変わっている」と述べた。
中国はこの20年で急速な経済発展を遂げ、中間層が大幅に拡大。親には子どもを留学させる余裕ができている。中国教育省の統計によると2014年には45万9800人の学生が海外に留学した。また米国土安全保障省の統計では、米国の留学生の約3分の1を中国の学生が占め、国別では世界最大となった。
中国人の学生は猛勉強して米国のトップ大学を目指す。最大の関心事が大学のランキングだからだ。しかしチェン氏の話しでは、一度入学すると激しい競争についていけないことが多いという。調査によると、退学となった中国人学生の半分以上は、米国の大学ランキング上位100位内の大学に留学していた。
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http://jp.wsj.com/articles/SB11729237550577364065404581015093858503826?
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