http://www.asyura2.com/15/kokusai10/msg/763.html
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JAZA総会での秋篠宮の「世界動物園水族館協会=WAZAは、追い込み漁そのものについてではなく、あくまでそこで捕獲されたものの購入について問題にしています。」という認識は、意図的な発言の可能性もあるが甘すぎる。(秋篠宮は捕鯨をやめてほしいと思っている可能性)
WAZAは、仮にJAZA加盟組織が追い込み漁で捕獲したイルカを“無償”で入手したとしても、今回と同じ除名勧告に動くだろう。
捕鯨も同じだが、反捕鯨類の考え方をしている人たちは、“知性が高い”鯨類を捕獲する行為そのものを忌み嫌っている。彼らにとって許されるイルカの入手方法は、保護の対象になったイルカやヒトが介在する繁殖によって生まれたイルカに限られる。
今回のような動きは、先々イルカショーに対する非難やイルカの展示そのものに波及する可能性が高いとも思っている。
(さらに進めば、動物園そのものの在り方が疑問視される可能性もある)
秋篠宮は、「日本に古くから伝わる文化の問題と本協会がWAZAという組織の一員であることは、分けて考える必要があると考えております」と発言しているが、その二つは切り分けられるような話ではなく、日本の伝承文化(生活様式)を尊重するのか、WAZA的価値観を尊重するのかという問題なである。
西欧諸国は、対航海時代以降、進出した“新世界”で伝承文化を破壊し、宗主国の価値観や生活様式を押し付けてきた。
その延長線上に反捕鯨運動も位置づけられる。
秋篠宮は、「その意味において、難しい判断だったことと推察いたしますが、今回の意思決定は協会全体として将来的にプラスに働くことと思います」と総括しているが、日本の漁業関係者や水族館関係者が欧米的反捕鯨(鯨類尊重)の価値観にすり寄っていくつもり“覚悟”でない限り、将来的にプラスに働くとは思えない。
※ 既投稿より
「調査捕鯨 北西太平洋は捕獲数半減で実施:調査捕鯨 来年度以降は南極海でも:調査捕鯨全面禁止判決が出るまで継続? 」
http://www.asyura2.com/14/senkyo164/msg/377.html
「 反捕鯨運動は、鯨の生息数という資源問題ではなく、鯨を食資源として考え捕獲することそのものを忌み嫌う価値観に立ったものである。
それゆえ、日本などが“科学的な”調査捕鯨を実施して生息数推定を出したところで、商業捕鯨のモラトリアムが解除される見通しはない。
日本政府は、捕鯨の伝統や鯨食文化を持ち出して「反捕鯨運動」に対抗しているがムダである。
だからといって、「反捕鯨運動」に対し、真正面から思想戦を展開する勇気はないだろう。
欧米諸国と激しい対立を生じかねない思想戦はムリでも、環境を問題視するなら、捕鯨よりも牧畜のほうが問題であり、海洋資源トータルを考えるなら、海洋の食物連鎖で頂点に立つ鯨を“過大に”増加させるほうが危険であることなどは、声を大にして主張してほしい。
南極海の鯨は、汚染が最も少ない食資源ともいえる。」
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JAZA総会 イルカ入手に懸念の声相次ぐ[NHK]
5月28日 21時44分
日本動物園水族館協会の総会が28日兵庫県姫路市で開かれ、協会が、追い込み漁で捕獲されたイルカの入手を禁止したことについて、出席した水族館の関係者からイルカの入手が難しくなると懸念する声が相次ぎました。
全国の動物園や水族館が加盟する「日本動物園水族館協会」は28日、姫路市で年に1度の総会を開き、およそ130の施設の園長や館長が出席しました。
総会は非公開で行われましたが、「WAZA=世界動物園水族館協会」からの批判を受けて、和歌山県太地町の追い込み漁で捕獲されたイルカの入手を禁止する決定を行ったことを事務局が報告したということです。
また荒井一利会長によりますと、出席した水族館の関係者からは「今回の決定でイルカの入手が難しくなる」などの意見が相次いだということです。
水族館の中には、イルカの入手が困難になるとして協会からの脱退を検
討するところも出ていますが、事務局は「追い込み漁そのものが非難されるべきではない」としたうえで禁止の決定に引き続き理解を求めるとしています。
総裁の秋篠宮さまは
日本動物園水族館協会の総会では総裁を務める秋篠宮さまがあいさつし、「世界動物園水族館協会=WAZAは、追い込み漁そのものについてではなく、あくまでそこで捕獲されたものの購入について問題にしています。また、本協会がWAZAからの除名ということになると、今後の希少動物の繁殖や種の保全に大きな支障が出てきますし、日本がその分野において、国際的な貢献をしにくくなることも明らかでありましょう」と述べられました。
そのうえで「日本に古くから伝わる文化の問題と本協会がWAZAという組織の一員であることは、分けて考える必要があると考えております。その意味において、難しい判断だったことと推察いたしますが、今回の意思決定は協会全体として将来的にプラスに働くことと思います」と述べられました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150528/k10010094761000.html
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