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中国海問題 米国は対中偏見を減らすべき:偏見というよりわかっていながら他の国々を引き寄せるため“わざと”非難
http://www.asyura2.com/15/kokusai10/msg/608.html
投稿者 あっしら 日時 2015 年 5 月 04 日 21:48:36: Mo7ApAlflbQ6s
 


南中国海問題 米国は対中偏見を減らすべき
人民網日本語版 2015年05月04日16:19

 中国海軍の呉勝利司令官は29日、米海軍のグリーナート作戦部長とテレビ電話で協議し、両国海軍の実務交流・協力、米艦艇・航空機の接近偵察、南沙(英語名・スプラトリー)諸島での建設活動などの問題について意見交換した。(文:張軍社・海軍軍事学術研究所研究員。人民日報海外版コラム「望海楼」掲載)

 南沙の島や礁での中国側の建設活動について、呉司令官は「南中国海の航行と上空飛行の自由を脅かすことはなく、反対にこの海域での気象予報、海上救助方面の公共財サービス能力を高め、国際海域の安全維持という国際的義務を履行するものだ。将来条件が整った時に国際組織や米国および関係国がこうした施設を利用し、人道救援・減災協力を繰り広げることを歓迎する」と表明。

 「米艦艇・航空機による対中接近偵察は、中米の新型の大国関係、新型の大国海軍関係の構築に共に尽力するとの双方の積極的な雰囲気と極めて合致しない」と率直かつ明確に指摘した。

 両氏の対話は今回が初であり、両軍、両国海軍の相互信頼が改めて一歩前進したことを示している。両氏は各自の注目する重大な海上安全保障問題について率直かつ踏み込んで意見交換したうえで、両国海軍の交流と協力の強化で合意した。グリーナート作戦部長の言う「中米両国海軍の関係は日増しに成熟と安定へ向かい、双方協力は順調に進展している」ことが改めて検証された。

 だがわずか1日しか経っていないうちに、米国務省のラスキー副報道官代行は記者会見で「係争地域の人工的に建造した土地の上での施設建設は地域の平和と安定に寄与しない。たとえ中国高官が主張したようであってもだ」と主張した。米側のこうした発言はすでに数度あり、もっと厳しい調子で、直接的なものもある。

 米国務省報道官のこの談話によって、米国の対中偏見の根深さが改めて浮き彫りになった。フィリピンやベトナムといった少数の国は不法占拠した中国の南沙の島や礁で長年にわたり大規模な埋め立て活動や軍事建設活動を不法に行い、飛行場など固定施設を建設し、ミサイルなど攻撃兵器まで配備してきた。さらに不法占拠した中国の南沙の島や礁への不法移住といわゆる「選挙」を行い、現状変更を企てた。だが米国はフィリピンやベトナムのこうした不法行為に対しては見て見ぬふりをし、黙っている一方で、中国側の自国領土における正常な活動に対してはあれこれ口出しをする。これは全くのダブルスタンダードであり、不公平で、建設的でなく、米国の中国に対する偏見と抑止の企てを露呈した。

 近年、米側はいわゆる航行の自由を口実に南中国海問題に干渉し続けている。これは本当はアジア太平洋リバランス戦略のためであり、「中国の脅威」をまき散らすことでフィリピンやベトナムといった少数の国の中国への対抗を黙認し、さらには煽り立て、米国の側につくよう追い込んで、中国の発展を牽制し、アジア太平洋地域における主導的地位を確保するためだ。

 実際には中国には米国と「覇権を争う」気はない。中国政府は「中国は永遠に覇権を唱えない」とかねてより明確に表明している。だがわれわれが自らの正当な権益を放棄することはあり得ない。自らの主権、安全、発展上の利益を損なわれる苦々しい結果をわれわれが受け入れることをどの国も期待してはならない。

 米側は南中国海問題においてどちらの側にもつかないとの約束をしっかりと順守し、無責任な発言を止め、平和・安定維持に向けた南中国海地域各国の努力を尊重し、他国の関係に水を差して情勢を緊張させる事をせず、地域の平和・安定に資する事をするべきだ。
 南中国海問題において中国といくつかの国は率直性を強めている。一方、米国などの国は偏見を減らさなければならない。(編集NA)

 「人民網日本語版」2015年5月4日


http://j.people.com.cn/n/2015/0504/c94474-8887056.html

 

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