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米ボルティモアの黒人青年死亡、警察車両で何が起きたのか 州検察が発表
By SCOTT CALVERT
原文(英語)
2015 年 5 月 2 日 18:09 JST
ボルティモアの警察官6人の訴追を発表するメリーランド州のモスビー検事 Alex Brandon/Associated Press
【ボルティモア】米メリーランド州ボルティモアで警察に拘束された黒人男性が負傷し、その後死亡した事件で、州検察は1日、警官6人を訴追した。検察の発表で、男性が拘束されるまでの経緯や拘束中に負ったとされるけがについて新たな詳細が明らかになった。
州検察のモスビー検事は記者会見で、フレディー・グレーさん(25)を拘束する必要はなかったと発言。グレーさんは警官と目が合ったあとで逃走したが、警官が追跡するだけの理由はなかったと指摘した。不法とされた刃物の所持も違法ではなかったと述べた。
検事によると、拘束されてから重傷を負って警察車両の後部から降ろされるまでの45分間に、グレーさんが医療処置を求めているのを6人の警官全員が何度も目撃したが、援助することはなかった。その間、グレーさんは手足を拘束された状態で車両の後部に乗せられていた。
警官6人はいずれも公式の場では発言していない。警官1人の代理人は6人全員を代表して、誰も間違ったことはしなかったと述べた。
モスビー検事によると、数ブロックにわたって警官に追いかけられたあと投降したグレーさんは息ができないと訴え、吸入器を求めたが、聞き入れられなかった。
その後、グレーさんは警察車両に乗せられた。これまでの警察当局の発表によると、警官は警察署の方針に違反して、グレーさんにシートベルトを着用させていなかった。
グレーさんは発車前に手足を拘束され、車内では腹ばいに寝かされた。頭は車の前方を向いていた。
発車後間もなく、警官の1人が運転していた警官に停車するよう求め、グレーさんを収容施設に連れて行くよう指示した。発車してからしばらくすると、手足の自由が奪われていたグレーさんは体を固定されていなかったせいで、首に重傷を負った。
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警官はグレーさんの様子を見るためにその後2度にわたって停車したが、医療処置を要請することも処置を行うこともなかった。2度目の停車では、警官の1人が処置が必要か尋ねた。グレーさんは少なくとも2度、処置を求めた。
車両は収容施設には向かわず、グレーさんが拘束された現場の近くで停車して別の容疑者を乗せた。このとき、運転手を含めた警官3人はグレーさんが呼び掛けに応じないことに気付いたが、グレーさんを助けるための措置は取らなかった。
西地区の警察署に到着すると、警官はあとから乗せた容疑者を先に降ろし、警察署の中に連行した。グレーさんはその時既に呼吸をしていなかった。警察署に呼ばれた医療関係者はグレーさんが心停止の状態にあり、重傷を負っていると判断。グレーさんは病院に搬送されたが、19日に死亡した。
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