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米CEOの1年間の報酬、平均的労働者の127.7年分
By SUE CHANG
2015 年 4 月 16 日 19:00 JST
米アップルはティム・クックCEOの2014年の報酬を920万ドルに倍増させた Getty Images
平均的な米国人が給料ぎりぎりの生活を送る一方で、経営者レベルの企業幹部は数百万ドルの報酬や手当を持ち帰っており、米国で所得格差の拡大が鮮明になっている。
ISSコーポレート・ソリューションズ(ICS)のデータによると、米国の最大手企業3000社の最高経営責任者(CEO)平均報酬は2014年に640万ドル(約7億6300万円)と、13年の550万ドルから増加した。また、年金の引き上げでCEO報酬の中央値は12.7%大幅上昇したという。
ICSのジョン・ロウ氏は「こうした数字はCEOの報酬トレンドや、2015年の米株主総会シーズンで目にすることになる数字の予測を示している」と述べた。
最近の統計によると、米国の大半の労働者にとって2014年の賃金・給与の上昇率は約3%だった。
米社会保障局が公表している直近(2013年)の統計では、米国の平均年収は4万3041ドルと、12年の4万2498ドルからわずか1.3%増にとどまった。つまり、平均的な労働者がCEO並の報酬を得るには約127.7年かかる計算になる。
地域別では、コネチカット州のCEO報酬(中央値)が38.7%と最大の伸びを示した一方、コロラド州デンバー周辺のCEO報酬の伸びは2.3%にとどまった。
サンフランシスコ・ベイエリアのCEO報酬は19.5%増、ワシントンDC(コロンビア特別区)では15.4%増となった。提出書類によると、ニューヨークに本社を置く98社のCEO報酬(中央値)の上昇率は12.3%だった。
このデータは意外ではないが、世界最大級の経済大国である米国が富の配分という点でいかに他の諸国に後れを取っているかが浮き彫りになった。所得格差を示すとされるジニ係数は米国の場合、2011年は0.411と、マダガスカルやギリシャなどよりも高かった。ジニ係数は通常0から1までの数値で表され、0は所得の完全な均衡、1は完全な不均衡を示す。
原文(英語):Average worker must work 127.7 years for 1 year of CEO pay
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