http://www.asyura2.com/15/kokusai10/msg/475.html
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ワッハーブ派イスラムを国教とするサウジアラビアの大ムフティーは、最高法官・最高ウラマー会議議長・ファトワー局長官を兼任する要職といわれる。
どういういきさつでこのような説教をしたのか不明だが、当事者であるサウジの人々だけでなく、「近代思想」や「近代理念」を基礎とする諸外国からも厳しい非難を浴びるだろう。悪ぶることを使命としているかのような「イスラム国」(ISIS)の残虐無比で猟奇的な行為が世界の注目を浴びている状況での発言だからなおのことである。この話を見聞きして、イスラムの異質性・異様さ・悪質性などを想起したり再確認したりする人も多いかもしれない。
非難の火がこっちにも飛び火する覚悟であえて言うと(笑)、夫婦間の権利関係を明らかにするためにそのような判断を下したのなら、私がムスリムでもその権利を行使しないが、理解できないわけではない。
政府が一定の条件を満たす国民を徴兵でき戦場に送り戦わせる権利があると判断するより、一定の条件下で夫が自分の妻(の一部)を食べる権利を認めるほうが“妥当”かもしれない。食べるのは権利だとしても義務ではないが、徴兵は義務と一体で逃れにくいからである。
「一定条件下で夫に自分の妻の一部を食べる権利」があるとするこの話は、現在の日本では設定自体にリアリティがないが、「致命的な飢餓状態」に置かれた家族は極めて限られた食糧をどう配分すべきなのか(家族のなかで生存を優先していいのは誰なのか)という問いとして考えると、それなりに理解できると思う。
経緯はわからないのだが、こういう究極的なテーマを曖昧な話でごまかすのではなくず、きちんと明確に答えを出すイスラム法学者は恐るべしだと思う。
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サウジアラビアの大ムフティー 夫が自分の妻を食べることを許可する[スプートニク日本]
2015年04月12日 05:43(アップデート 2015年04月12日 05:44)
サウジアラビアの大ムフティーであるアブドゥルアズィーズ・アール=シャイフ師は、致命的な飢餓状態に陥った場合、夫には自分の妻を食べる完全なる権利があると発表した。Vesti.ruが、ミラー紙の情報を引用して伝えた。
大ムフティーは、「もし夫が致命的な飢餓状態にあり、家で食べ物を見つけることができなかった場合、夫は自分の妻の体の一部を切り取って、食べることができる」と述べた。
なお大ムフティーはその際、「夫婦は一体」であるため、妻は抵抗してはならないと指摘したという。
サウジアラビアでは、このムフティーの説教に怒りの声があがった。なお説教は、まだムフティーの公式サイトには掲載されていないという。
これより先、マスコミはアブドゥルアズィーズ・アール=シャイフ師が、イスラム教以外のあらゆる宗教の聖堂や寺院を破壊し、15歳未満の少女の結婚を許可することを提案したと報じた。
http://jp.sputniknews.com/life/20150412/184520.html#ixzz3X7T03XYF
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