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フランス南東部のアルプスに墜落した独格安航空ジャーマンウィングスのアンドレアス・ルビッツ副操縦士(27)は機長のコーヒーに薬物を入れ、機長がトイレに行くように仕向けた可能性が出てきた。副操縦士は機長を操縦室から閉め出した状態でエアバスA320型機を墜落させたとみられている。
独墜落機の副操縦士、物静かな男だった
英タブロイド紙デイリー・メールの9日付電子版に掲載された記事によると、ドイツの検察当局は副操縦士が機長のコーヒーに化学薬品を加えた可能性があるとみている。
捜査当局は薬物混入の手がかりを見つけるため、ルビッツ副操縦士のパソコンを調べている。当局によると、副操縦士はパソコンを使って自殺の方法や操縦室のドアの安全性を調べていた。
副操縦士は離陸後、機長にトイレに行くよう促したと伝えられている。
副操縦士は2009年に数カ月間、パイロット訓練を中断したことが報じられている。訓練再開の際に副操縦士は、ジャーマンウィングスの親会社であるルフトハンザ航空のパイロット養成学校に、重いうつ症状の時期を乗り越えたと話したという。
ルフトハンザによると、訓練再開の際に、副操縦士はすべての健康診断や適性検査に合格した。
ロイター通信によると、ドイツ連邦航空局(LBA)は9日、適正な手続きを経て副操縦士がパイロット免許を取得したと述べた。
LBAは先週末、副操縦士のうつ症状については認識していなかったと話した。ルフトハンザによると、2013年まで有効だった規制の下ではこうした情報はLBAに報告する義務はなかったという。
副操縦士が機長の飲み物に薬物を入れた疑いがあるとの報道は米紙ニューヨークポストが先に報じた。
ジャーマンウィングスの墜落事故では乗員乗客150人が全員死亡した。
http://jp.wsj.com/articles/SB11340384235203263823104580571423253862564?mod=WSJJP_World_LeadStory
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