http://www.asyura2.com/15/kokusai10/msg/389.html
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鳩山元首相のクリミア訪問にはかまびすしいほどの非難が飛び交ったが、福田元首相も、「AIIB参加を反対する理由はなくなったと思うほどです」と政府の外交方針と大きく異なる見解を中国習主席に語ったが、その言動については非難らしい非難を聞かない。
鳩山元首相の親露的言動もただ宇宙人の戯言と見るのではなく、安倍政権に対するサポートとまでは言わないが、ウクライナ危機のあおりで固着している日露外交を前進させたいという思いの現れであり、日本では不評であったが、ロシアでは元日本国総理大臣の言葉として好意的に受け止められた(宣伝にも使われた:しかも欧米諸国は問題視さえしない)。
対米従属の桎梏から抜け出そうという状況にさえなっていない日本のようだからAIIBへの不参加は仕方がないが、経済フォーラム参加で訪中した福田元首相が、AIIBに対する考えを習近平主席に内密に伝えるだけではなく公開されるかたちにしたことで、安倍首相の真意を世界に示したとも言えるだろう。
中国共産党も、日本が参加できない理由と真意はわかっているから、現時点での日本の不参加は悪意とはみず受け流している。
アジア公的国際金融のヘゲモニーについてADBとAIIBで棲み分けを図ることを選んだ日本は、今年の夏頃にもAIIBに参加することになるだろう。
AIIBとADBをどうシンクロさせていくか(=背後で中国とどれだけうまく息を合わせられるか)が、今後、日本のアジア外交で腕の見せどころになる。
※ 関連投稿
「AIIB外交戦から見える「日中分離」政策とアジア経済牽引二頭立て馬車方式:日本はイソップの狐意識から脱却を」
http://www.asyura2.com/15/kokusai10/msg/359.html
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中国 AIIBで日米と意思疎通続けたい[NHK]
3月31日 23時01分
中国が設立を提唱するAIIB=アジアインフラ投資銀行に日本とアメリカが参加を表明していないことについて、中国外務省の報道官は「参加するかしないかは各国の決定を尊重する」としたうえで、「意思疎通は続けたい」と述べ、日本やアメリカとの協力を望んでいるという姿勢を強調しました。
アジアインフラ投資銀行について、中国政府は、31日までに参加の申請をした国は銀行の枠組み作りの交渉に加われるとしていて、これまでに合わせて46か国が参加を表明し、申請しました。
一方、日本とアメリカは、銀行の運営に不透明な点が残るなどとして、今のところ参加に慎重な姿勢を崩していません。
中国外務省の華春瑩報道官は31日の記者会見で、「アジアインフラ投資銀行の設立を提唱したのは、中国が国際社会でより多くの責任を持ち、今の国際的な金融秩序を補完しようという建設的なふるまいだ」と主張しました。
そして、「われわれはすべての国の積極的な参加を歓迎するが、参加するかしないか、参加するならいつするのかは各国の決定を尊重する」と述べました。
そのうえで、「関係国との意思疎通は続けたい」と述べ、日本やアメリカとの協力を望んでいるという姿勢を強調しました。
加入期限迎えるAIIB
AIIB=アジアインフラ投資銀行はアジアの発展途上国のインフラ整備を支援するとして中国が設立を提唱しているもので、31日までに参加の申請をすれば創設メンバーに加われるとされています。
これまでに、東南アジアや中東の国々のほか、イギリスをはじめとするヨーロッパの先進各国、新興国のロシアとブラジル、それにアジア太平洋地域におけるアメリカの同盟国の韓国やオーストラリアなど、合わせて46か国が参加を表明し、申請しました。
また、台湾は今後、参加を申請するとしています。
一方、日本とアメリカは、銀行の運営に不透明な点が残るなどとして今のところ慎重な姿勢を崩していません。
創設メンバーの国々は、今後、出資比率など銀行の具体的な枠組み作りを進めて、ことし6月末までに設立協定を締結し、各国による協定の批准を経て年内の銀行設立を目指すことになります。
中国政府は、31日までに参加の意向を表明しなくても銀行に参加することは可能だとしていますが、銀行の枠組み作りには加わることができないものとみられます。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150331/k10010034281000.html
- AIIB 日本は不在でいいのか?(人民網日本語版) あっしら 2015/4/01 21:53:41
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