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http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2015032802000118.html
ネムツォフ氏暗殺1カ月 ロシア 真相ほど遠く
2015年3月28日 朝刊
【モスクワ=常盤伸】ロシアの反政権派指導者ネムツォフ元第一副首相がモスクワ中心部で暗殺されて二十七日で一カ月。事件直後に逮捕され、実行犯とされたチェチェン軍人のダダエフ容疑者は容疑を否認したが、関与を疑わせる新たな目撃証言が報じられるなど、情報は交錯している。プーチン政権下で繰り返された他の暗殺事件と同様に、真相解明にはほど遠い状況だ。
ダダエフ容疑者は、ロシア南部チェチェン共和国のカディロフ首長の私兵集団を母体にしたチェチェン内務省「セーベル大隊」の副司令官だった。
スピード逮捕には、プーチン大統領との緊密な関係を基にチェチェンで強権的なカディロフ氏に反感をもつ連邦捜査局(FSB)の意向が反映した、とみられた。
ロシア経済紙RBKは、セーベル大隊幹部で政権与党政治家の親類とされるゲレメエフ氏が、自分の運転手を通じてダダエフ容疑者に、犯行に使われたピストルや自動車を与えたと報じた。ゲレメエフ氏は現在、参考人として調べを受けている。一方、ダダエフ容疑者は人権関係者との接見で、拷問により自白を強要されたと訴えているという。
欧米の対ロ制裁と関連があるとの見方も浮上している。独紙フランクフルター・アルゲマイネは、ネムツォフ氏がロシアのクリミア併合に対する米国による制裁に関連し、制裁対象とするプーチン氏側近のリスト作りにネムツォフ氏が協力したことが暗殺の原因となったと報じた。
一方、二十七日付のロシア紙コメルサントは、捜査関係筋の情報として、事件が起きた二月二十七日、ネムツォフ氏のやや後方から殺害直後の状況を目撃した通行人の証言を掲載。この男性によると、現場を立ち去る実行犯とみられる男は細身の中背で、ダダエフ容疑者とは明らかに異なる容貌だったという。
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