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アラブ首長国連邦で姉妹3人が、当局による恐怖の弾圧政策の下、2週間近く隔離拘禁され、拷問などの虐待を受けている可能性がある。姉妹は早急に釈放される必要がある。
アスマ・ハリーファ・アル=スウェイディさんら3姉妹は、「私の兄弟に会いたい」とツイートしたすぐ後に、警察に召喚された。そして現在、まるでブラックホールに吸い込まれたように姿を消してしまった。彼女らの兄弟は良心の囚人である。
強硬な弾圧策を用いて批判を抑え込み、表現の自由を打ち砕く行為は、かえって逆効果になることを当局は認識すべきである。活動家やその家族を、起訴もせずに恣意的に勾留することは許されない。 3姉妹は、平和的に意見を表明しただけで拘束されている人たちと同様、即時かつ無条件に釈放されるべきだ。
3人は、アスマさん、マリアムさん、アルヤジヤさんで、兄弟のイーサ・ハリーファ・アル=スウェイディさんの拘束に反対して、インターネット上で平和的に抗議運動をしていた。アラブ首長国連邦では2013年、政権批判者や改革派ら94人が不公正な裁判を受け、69人が有罪となった。イーサさんは、その69人の1人だった。
警察に出頭した姉妹3人は、その後帰宅せず、家族への連絡もない。母親は翌日、治安当局の職員だという人物から電話を受けたが、「娘たちは無事だ」ということ以外は何の説明も受けなかった。
姉妹は弁護士と会うこともできない模様だ。アムネスティの調査では、治安当局に拘束された被収容者は一般的に秘密の拘禁施設に連れて行かれ、何週間、または何カ月も監禁され家族や弁護士に連絡を取れず、しばしば拷問などの虐待を受ける。
アラブ首長国連邦は、2011年以降、多数の政府批判者と改革を要求する活動家を恣意的に拘束し、その多くを長期間隔離拘禁している。強制的に失踪させられた者もいる。
アムネスティ・インターナショナル国際ニュース
2015年2月27日
http://www.amnesty.or.jp/news/2015/0305_5177.html
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