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イランと中国の関係拡大:中東における中国とロシアの役割と共通利害、残された国は?
http://www.asyura2.com/15/kokusai10/msg/145.html
投稿者 手紙 日時 2015 年 2 月 16 日 20:06:55: ycTIENrc3gkSo
 

件名:イランと中国の関係拡大
日時:20150215
媒体:IRIBイランイスラム共和国国営放送・国際放送ラジオ日本語
引用:http://japanese.irib.ir/news/commentaries/item/52170-%E3%82%A4%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%81%A8%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E3%81%AE%E9%96%A2%E4%BF%82%E6%8B%A1%E5%A4%A7
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アミーンザーデ解説員


中国の王外務大臣が、15日日曜から2日間に渡ってイランを訪問し、両国や地域の関係拡大を目的に、イランの政府高官と会談を行います。この訪問は、両国の政府高官から重要なものと評価されています。


中国はイランとの関係を、政治と経済の2つの戦略的な側面から捉えています。政治的には、イランは安定した国であり、地域の関係に重要な役割を果たしているため、中国にとって、イランは中東諸国との関係の中で特別な重要性を有しています。経済的にも、イランは安定したエネルギー供給国であり、中国はイランとの関係拡大の重要性を戦略的なレベルにまで向上させています。


中国は現在、世界の経済大国であり、世界の東側の貿易・経済関係の中心となっています。2020年までに、ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカのBRICS5カ国が世界のGDPの成長率の半分を占めることになると予想されており、中国はその主要国となっています。一方でイランは、世界有数の石油と天然ガスの埋蔵量を誇り、中国をはじめとする巨大な消費市場に原油を供給しています。


イランは、世界やペルシャ湾岸地域のエネルギー市場において特別な地位にあり、中国は、イランと同調政策を取ることで、イランが今後も、高まるエネルギーの需要を満たす存在であり続けることを求めています。また中国は、アラブ諸国の石油に絶対的に依存することを望んでいません。そのため中国は、制裁にも拘わらず、イランの原油を購入し、アメリカの対イラン石油制裁のリストにおいて、比較的制限が少ない国の一つとなっています。


中国政府は、昨年の上半期にイランから日量60万バレル以上の石油を輸入しました。これは前の年に比べて48%増加しています。


石油化学や観光産業への多様な投資、自由貿易区への参入、これらは他の要素と共に、イランと中国の政治的、地政学的な協力の機会を高めています。こうした中、イランと中国の関係について、現在の国際的な状況の中で必要なのは、テロとの戦いを口実にした西側による一方的な流れに対抗することと安全保障の分野での戦略的な協力レベルを拡大することです。それは、非同盟諸国や上海協力機構として地域の共通の目的を目指す上で、地域のバランスと安定の強化を促すものとなりうるでしょう。


中国はまた、核協議で6カ国の一員として、効果的な役割を果たしています。そのため、今回の中国外務大臣とイランの政府高官との協議でも、イランと6カ国の核協議について話し合いが行われます。さらに、平和目的の核や宇宙技術の保有は、より広い分野の科学面での協力の土台を整えることができるでしょう。防衛・安全保障協力の分野でも、両国の間には良好な土台が存在します。概して言えるのは、安全な環境を保障するための共通の利益への注目、経済協力の土台の活性化、地域協力の拡大が、イランと中国の関係における重要な3つの指標であり、それらの強化には、イランと中国、地域諸国との利益が含まれているということです。


これら3つの指標と共に、イランと中国の関係の重要性を増すのは、地域や世界の情勢であり、世界レベルで共通の戦略をとる必要性です。中国は、世界の大国との競争において、安保理の常任理事国であり、国際分野の積極的な国の一つとして知られています。このような役割は、特に、中東における西側の覇権によって、この地域の危機に対処する上での中国とロシアの役割が高まっている近年、いつにも増して、重要なものになっています。そのため中国政府は、地域における西側の脅迫や競争に注目し、アジア重視の政策を、これまで以上に優先に据えています。そしてこのようなアプローチにより、イランとの関係拡大がさらなる重要性を帯びてくるのです。


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//memo


--- アジアのことはアジアで… ---


かつて中国を旅した時、中国がひと色でなかったことに少し感心した。


民族衣装を着た人たち、腰には不思議な形のナイフがぶらさがっていた。


さまざまなお祭りがあり、味があり、色があり、言葉があり、人がいた。


杯を空けなさいと諭されて、度数にやられ、危うく客地で骨になりかけたが、


色々なものを見て、経済が安定している限り、簡単に分裂はしないだろうと思った。


ただ、諸兄のコメントにもあったが、今後ウイグルが危なくなってくる。


それが心配だ。


私を裏風俗に誘ったあのオッサン、今頃どうしてるやろな…


 

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コメント
1. 2021年3月23日 19:59:18 : oldzOoFjZo : N2d6dVl5eHdyaGc=[19] 報告
中国のイラン産原油輸入、通関統計ではゼロ−他国産として購入か
https://www.msn.com/ja-jp/money/other/%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E3%81%AE%E3%82%A4%E3%83%A9%E3%83%B3%E7%94%A3%E5%8E%9F%E6%B2%B9%E8%BC%B8%E5%85%A5-%E9%80%9A%E9%96%A2%E7%B5%B1%E8%A8%88%E3%81%A7%E3%81%AF%E3%82%BC%E3%83%AD-%E4%BB%96%E5%9B%BD%E7%94%A3%E3%81%A8%E3%81%97%E3%81%A6%E8%B3%BC%E5%85%A5%E3%81%8B/ar-BB1eRAIS?ocid=msedgntp

(ブルームバーグ): 中国の通関統計はイランからの原油輸入が1、2両月に皆無だったことを示しているが、米国が制裁を科すイランからの原油が他国産として中国に入っている可能性がある。

  中国のイラン産原油輸入がゼロになったのは昨年8月以来。一方で、オマーンとマレーシアからの原油輸入は今年に入り急増している。イラン産原油がこの2カ国からの供給とされることはしばしばある。

  海運関連企業やトレーダーなど第三者からの情報は、イランの原油輸出が大きく伸びていることを示唆している。中国の通関データと矛盾しており、バイデン政権も注視する。

週末発表の公式データによると、中国による1月のオマーン産原油輸入は360万トンと、前月の倍以上。2月は418万トンに増えた。1月はまた、マレーシアからの輸入が58%増え164万トン、アラブ首長国連邦(UAE)からは4倍以上になっている。

  中国の税関にこの問題についてコメントを求めてファクスを送付したが、返答はなかった。

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