http://www.asyura2.com/15/kokusai10/msg/124.html
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(Le groupe EI annonce l'exécution de l'otage japonais Kenji Goto: RFI)
http://www.rfi.fr/moyen-orient/2min/20150131-le-groupe-ei-annonce-execution-otage-japonais-kenji-goto//
イスラム国|日本
発表 2015年1月31日・更新 2015年2月1日10:35
イスラム国グループは日本人人質・後藤健二氏の処刑を公表する
記者 RFI
REUTERS/Yuya Shino
イスラム国グループは1月31日土曜日、日本人人質・後藤健二氏の斬首を公表する1本の動画を流したと、イスラム過激派サイト監視サービスのウェブサイトが報告した。この発表に続いて、世界各地から即座に反応が起こった。
東京の諸当局者によれば、この動画の信憑性は「非常に高い」と考えられている。イスラム過激派サイト監視サービスのウェブサイトによれば、その記録動画では、覆面男が後藤健二氏の後ろに立って彼の首に短刀を押し当てている様子が示され、続いて、背中の上に首が載っている死体の画像が示されている。
47歳のベテラン戦争記者・後藤健二氏は去年10月にシリアで捕らえられた。彼はもう1人の日本人捕虜・湯川遥菜氏の解放を試みるためにシリアに入っていた。湯川氏は1週間前に処刑されたとイスラム国は公表している。
イギリス訛りの言葉を話す覆面男
動画には覆面男が現れて安倍首相に言葉をかけている。この男は去年に人質たちを首を刎ねた別の複数の動画に登場した死刑執行人と同じ、イギリス訛りの言葉を話している。彼は「あなたは勝利不可能な戦争に参加するという軽率な決定をしたので、このナイフは健二1人だけを殺すのでなく、あなたの国民がどこにいようとも、このナイフはどこまでも殺戮を続けるだろう。日本の悪夢が始まらんことを」と明言している。
動画の風景では丘と藪に覆われた地面が描かれており、これまでにイスラム国が要求を出してきた複数の動画に登場していた砂漠の風景と異なる。
デリケートな交渉
イスラム国グループと進行中だった間接的な交渉が失敗したというシグナルが、最後の数時間には繰り返されるようになったと、RFIベイルート特約記者ポール・ハリフェーヘは詳述している。この折衝は困難を極めたと言わなければならない。相手が誘拐犯だった上に、日本とヨルダンという異なる2ヵ国が関わっていたからだ。
ある女性が手にろうそくを持ち、夜を徹して安倍晋三・日本首相の公邸前で人質・後藤健二氏の解放を求めている。2015年1月30日、東京。
REUTERS/Toru Hanai
イスラム国グループは後藤健二氏と交換に、ヨルダンで拘置されているイラク人聖戦活動家サジダ・アル・リシャウィ氏の釈放を要求していた。ヨルダン政府は原則的にはこれに同意したが、その代わりにヨルダン人パイロットのモアズ・アル・カサスベ氏を解放するよう求めた。同氏の飛行機はイスラム国の勢力範囲であるラッカの上空で撃墜されていた。ヨルダンの諸当局は彼が生存している証拠を求めたものの、今まで何も送られて来ていない。
後藤健二氏の殺害がインターネット配信される数時間前には、日本側交渉官である中山康秀外務副大臣は悲観的な考えを示していた。この任務を果たすためにアンマンに派遣された日本政府代表として、彼は交渉が行き詰ったことを認めていた。
日本と世界の反応
東京では、安倍晋三首相が動揺した様子で強い怒りを込めて考えを表明した。彼はこれを「許し難いテロ」と表現し、これに立ち向かうことを諦めないとの誓いを述べ、「私たちは決して屈しない」と繰り返した。
ホワイトハウスはこの動画の信憑性を確認したようだが、その後、バラク・オバマ氏はこの日本人人質の「憎むべき殺害」と非難の意を明らかにし、また、米国国家安全保障会議は自国に対するイスラム国の諸行動を「断固非難」するとともに、いまだに同グループの手中にある全ての人質の解放を求めた。それより少し早く、フランソワ・オランド仏大統領は「最大の断固たる態度を以て」、この処刑に対する非難の表明を既に済ませている。デーヴィッド・キャメロン英首相もこれを「卑劣」と表現したが、他の反応もいずれも同様のものだった。
後藤氏と同様に人質となっていたヨルダン人パイロットの処遇について、この動画では最終的に何も語られなかった。彼の運命は困難な交渉に委ねられているようだ。
2014年10月、イスラム国グループに誘拐される少し前に、コバネの現場からレポートする後藤健二氏(画像)の画面キャプチャー。
Reuters
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(Meurtres d'otages par l'EI: le Japon se sent Kenji, inquiétude en Jordanie: RFI)
http://www.rfi.fr/asie-pacifique/20150201-execution-otages-kenji-goto-ei-etat-islamique-japon-kenji/
日本|イスラム国|ヨルダン|安倍晋三
発表 2015年2月1日・更新 2015年2月2日00:38
イスラム国による人質殺害:後藤氏を思う日本、不安を抱えるヨルダン
記者 RFI
東京・首相官邸前で後藤健二氏の肖像写真を手に持つ若い女性を撮影。2015年2月1日。
REUTERS/Toru Hanai
「日本はテロリストたちを決して許さない、」イスラム国グループによって留置されていた2人目の人質・後藤健二氏の処刑がほぼ確実になったことを受けて、安倍晋三・日本首相が確約した言葉だ。また、ヨルダンの側は、やはりイスラム国の手中にある同国人戦闘機パイロットの救護を決意している。
バラク・オバマ、デーヴィッド・キャメロン、さらには、フランソワ・オランドの各氏などが憤りの反応を示したが、それでも日本を慰めるには十分ではないだろう。昨夜の後藤健二氏(47)死亡の発表は非常に大きな衝撃を与えたと、RFI東京特約記者フィリップ・メスメルは説明した。この発表は数々の激しい反応を引き起こした。「ケンジは私たちの心の中に生き続ける」と、映像作家・西前拓氏は明言する。彼は "I am Kenji" というページをフェイスブック内に開設し、44,000人近い人々を引き寄せた。この殺害されたジャーナリストの母・石堂順子氏は、深い悲しみの心中を明かすとともに、この悲しみが憎悪の念に油を注ぐことがないよう望むと述べた。
この数日間は後藤氏のニュースを待ち望みつつも、同時に、彼自身の人物像についてより深い理解が可能となった。イスラム国グループによってやはり先週殺害された(投稿者による和訳)もう1人の日本人・湯川遥菜氏の父・湯川正一氏もまた、後藤氏の勇気と優しさを称えた。後藤氏が10月の終わりにシリアで誘拐されたこと、そして、彼が現地に入ったのはまさに以前その地で会ったことのある湯川遥菜氏の解放を得る試みのためだったことを思い出してみよう。それでも、日本の諸当局が反応したのは、殺害という行為そのものに対してだった。安倍晋三首相は怒りと憤りを表明した。このような「容認し難い」テロ行為は許すどころではなく、「私たちは決して屈しない」と、彼は言葉を区切りながら述べた。
後藤健二氏の母・石堂順子氏、東京の記者会見で。2015年2月1日。
REUTERS/Yuya Shino
仕事を非常に高く評価されていた日本の名士
諸当局はテロリストの脅威が日本を圧迫していることを意識し、東京のデリケートな地点を防御するために警官隊を展開させると公表した。しかし、今は彼を讃えるべき時だ。なぜなら、彼は「百戦錬磨」と誰もが評した著名な戦争記者で、国内で強い支持を得ていたからだ。この数日間でかなりの数の人々が彼のために集まった。フェイスブックのページ以外でも、この戦争記者の解放を呼びかけるためにいくつもの集会が首都・東京で開かれた。
こうした支持は実のところ、1967年に東北地方の仙台で生まれて法律を勉強したのち映像製作と人道活動に同時に携わった、この男性が非常に愛されていたことの表れだ。報道によれば、後藤氏は中東やアフリカの紛争で被害を受けた人々のために精力を注いだ。彼は特に、アフリカのダイヤモンド取引に係わる問題やエイズに関する惨劇を告発した。そして、東京のモスク・マスジド大塚の導師ハルーン・クレシ氏が強調するように、彼がこの最期の時にシリアで非常に活発に行動していたのはこのためだ。クレシ氏は深く悲しんでいると述べ、また、後藤健二氏が契約を交わした最後の仕事の1つがシリアの子供たちのためのものだったことを思い出させた。
不気味なイスラム国の手法も相変わらずだ
今ではよく知られるように、手法が際立って不気味なだけに恐怖は一層大きい。この動画では、これまでに公表された他の動画と同様に、人質が膝までの長さのオレンジ色の服を着ているのが見られる。これはあたかも、グアンタナモの囚人たちが受けたトラウマに対する復讐のようだ。片や、死刑執行人は覆面を付け黒い服で身を包みナイフで武装している。このイギリス訛りの言葉を話す男性は、他の斬首動画に既に登場している男と同じ男である可能性が十分にある。
動画は一旦終わった後、頭部が背中に載った死体の画像を映して再び終わっている。死刑執行人は動画が流される間、後藤健二氏の処刑は、彼が「無責任」と語る日本の反イスラム連合参加に対する復讐の一環であると、説明した−日本は2億ドルに上る非軍事支援の形で参加したと。その代わり、映像では、やはり人質となっているヨルダン人パイロットのモアズ・カサスベ氏の処遇について何も語られなかった。それでも、彼の処遇は日本・ヨルダン・イスラム国の3者間の困難な交渉に委ねられていたようだ。
イスラム国によって捕らえられたヨルダン人パイロットの兄、ジャウダット・サフィ氏。2015年1月31日、カラクにて。
REUTERS/Stringer
イスラム国の豹変に直面し、茫然自失のヨルダン
日曜日、ヨルダンは後藤健二氏の処刑を非難し、交渉の失敗はイスラム国組織にあると責任を押し付けた。ヨルダン政府は、イスラム国はこの日本人の解放に向けたあらゆる努力を放棄したという立場をとっていると、RFIアンマン特約記者アンジェリーク・フェラは報告している。ヨルダンはイラク人テロリストのサジダ・アル・リシャウィ氏の釈放と引き換えに、この日本人と、航空機墜落のために12月末にシリアで捕らえられた自国人戦闘機パイロットの解放を得たいと考えていた。
ヨルダンで留置中のこの女性は、2005年にアンマンでのテロ事件に連座した。この事件により60人が死亡した。先週、この王国は自国パイロット生存の証拠を得ない限り彼女を釈放しないと表明した。12月以降、モアズ氏の動画は出なくなっていた。数日前に公表されたメッセージでは、この日本人ジャーナリストがその軍人の写真を手に持っていただけだった。後藤健二氏はこのアラブの王国に警告した。その囚人を釈放しないなら、自分とヨルダン人人質は処刑されると。そこで、今や残酷な問題が提示された。それは、自国の軍隊とともにイスラム国との戦いに出撃したこのヨルダン人戦闘機パイロットがまだ生存しているかどうかを知ることだ。
→再読する:今度は日本が「イスラム国」の不気味な画像に打撃を受ける(投稿者による和訳)
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(投稿者より)
RFIサイトに掲載された記事です。誤訳があるかも知れません。ご容赦願います。
今回は、1月25日の投稿・1月30日の投稿のさらに続きになります。
後藤氏の処刑を伝えた過激派グループの動画は私も見ました。ただ、「これもコラじゃないか?」という声は方々から上がっており、私も同じ印象を受けましたが、やはり、今回もフォトショップが使われたようです。
その後の展開ですが、カサスベ氏については、2月3日にそのグループによって焼殺された動画が公開されています。ヨルダンはその報復として、リシャウィ氏を処刑するとともに、このグループの支配地域に空爆を実施しました。もっとも、焼殺動画にはハリウッド仕立てのようで良く出来過ぎているという評価が多く、そのため、この情報も偽ではないのかという声もあり、何が真実か私にはよく分かりません。
湯川氏と後藤氏の2人が今でもどこかで無事に生きていることを願いつつ、"I am not Abe"と私も最後に書かせていただき、筆を置かせていただきます。
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