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この6月の関東地方は311大地震前の東北地方と似ている。
以下は2010年の東北地方の震度1以上の地震の集計結果。見て分かるように、4月から7月までは20件前後で推移していますが、8月から9月は30件が40件になり、10月には50件を超えていました。
2010年:
*04月:25件 (陸域:18件、海域:07件)・(震度1:18件:72%)・(M4以上:06件:24%)
*05月:29件 (陸域:20件、海域:09件)・(震度1:19件:66%)・(M4以上:03件:10%)
*06月:23件 (陸域:11件、海域:12件)・(震度1:15件:65%)・(M4以上:09件:39%)
*07月:18件 (陸域:09件、海域:09件)・(震度1:10件:56%)・(M4以上:02件:11%)
*08月:31件 (陸域:12件、海域:19件)・(震度1:20件:65%)・(M4以上:14件:45%)
*09月:40件 (陸域:34件、海域:06件)・(震度1:26件:65%)・(M4以上:09件:23%)
*10月:54件 (陸域:49件、海域:05件)・(震度1:32件:59%)・(M4以上:13件:24%)
*11月:11件 (陸域:04件、海域:07件)・(震度1:07件:64%)・(M4以上:03件:27%)
*12月:14件 (陸域:08件、海域:06件)・(震度1:06件:43%)・(M4以上:04件:29%)
*01月:11件 (陸域:06件、海域:05件)・(震度1:08件:73%)・(M4以上:02件:18%)
*2/3月:34件 (陸域:14件、海域:20件)・(震度1:21件:62%)・(M4以上:15件:44%)(3月8日まで)
今年の6月は明らかに関東地方で地震多発です。。昨日6月12日までで、関東地方は
19件(陸域:4件、海域:15件)・(震度1:13件:%)・(M4以上:4件:15%)・(伊豆・小笠原:6件)
となっています。これを30日換算すると次のようになります。
48件(陸域:10件、海域:38件)・(震度1:33件:69%)・(M4以上:10件:21%)・(伊豆・小笠原:15件)
これを使って、今年1月からの関東地方の月別推移を作ると次のようになります。
2017年の関東地方:
1月分:31件(陸域:20件、海域:11件)・(震度1:23件:74%)・(M4以上:04件:13%)・(伊豆・小笠原:05件)
2月分:43件(陸域:25件、海域:18件)・(震度1:27件:63%)・(M4以上:07件:16%)・(伊豆・小笠原:04件)
3月分:35件(陸域:18件、海域:17件)・(震度1:24件:68%)・(M4以上:03件:09%)・(伊豆・小笠原:04件)
4月分:32件(陸域:16件、海域:16件)・(震度1:23件:72%)・(M4以上:08件:25%)・(伊豆・小笠原:07件)
5月分:27件(陸域:14件、海域:13件)・(震度1:19件:70%)・(M4以上:04件:15%)・(伊豆・小笠原:07件)
6月分:48件(陸域:10件、海域:38件)・(震度1:33件:69%)・(M4以上:10件:21%)・(伊豆・小笠原:15件)
6月の増加は伊豆・小笠原の増加のためだとするのは、勘違いです。
伊豆・小笠原をそれぞれの月から除いても次のようになり、やはり、6月の増加は同じです。
1月分:26件(陸域:20件、海域:06件)・(震度1:18件:69%)・(M4以上:02件:08%)
2月分:39件(陸域:25件、海域:14件)・(震度1:23件:59%)・(M4以上:05件:13%)
3月分:31件(陸域:18件、海域:13件)・(震度1:20件:65%)・(M4以上:03件:10%)
4月分:25件(陸域:16件、海域:09件)・(震度1:17件:68%)・(M4以上:06件:24%)
5月分:20件(陸域:14件、海域:06件)・(震度1:15件:75%)・(M4以上:03件:15%)
6月分:33件(陸域:10件、海域:23件)・(震度1:23件:69%)・(M4以上:08件:23%)
しかも、陸域は今年の6か月間の内で最小値ですし、海域は最大値です。またM4以上の割合も最大です。
311大地震は三陸沖でのM9地震です。日本海溝の南北の端には襟裳海山と鹿島第一海山があり、この付近には他の海山が既に沈み込んでいるわけで、311大地震の時は、その震源域の北側も南側もあまり沈み込みが活発ではなかったのです。
しかし、311大地震以降の現在は、2015年5月30日の小笠原諸島西方沖M8が発生したために房総半島よりも南側では太平洋プレートの沈み込みは活発化していますし、311大地震自体で三陸沖からの太平洋プレートの沈み込みも活発化していますから房総半島の北側でも太平洋プレートは活発に沈み込んでいます。
つまり、今現在、房総半島の南北の両隣で活発に太平洋プレートが沈み込んでいます。そのため、犬吠埼東方沖の既に沈み込んだ海山や鹿島第一海山にかかっている太平洋プレートの沈み込み圧力が急激に増加する可能性があります。いわば、311大地震の時よりも変化の速度が大きい可能性が高いのです。
このことには、311大地震の震源域が東北沿岸部から200キロ程度離れていたのに対し、房総半島東方沖の震源域が50キロ程度しか離れていない可能性があり、格段に陸域に近い所で大地震が発生するはずであることもあります。太平洋プレートの沈み込み開始位置が、311大地震の時には陸域からかなり離れていたのに対し、関東地方では陸域のすぐ近くで太平洋プレートが沈み込んでいるのです。いわば陸域に太平洋プレートの西向き圧力が伝わる緩衝地域の幅が格段に関東地方では狭いのです。311大地震では緩衝地域となる海域が広かったため、徐々にその緩衝地域での地震数が変化して行きましたが、関東地方では緩衝地帯となる海域がとても狭いため、急激に太平洋プレートの西向き圧力が増加し、それが海域での地震数の急増となっているはずです。
房総半島の下に沈み込んでいるフィリピン海プレートの東側は蛇紋岩化しています。https://www.jstage.jst.go.jp/article/jgeography/122/3/122_122.Cover03_1/_pdf
にある3ページ目のマップを確認してください。「フィリピン海プレート東端部の蛇紋岩化域(茶色の領域).ピンク色の太い破線は蛇紋岩化域の西縁」という説明がされています。このように、房総半島の東半分は陸のプレートのすぐ下に蛇紋岩化したフィリピン海プレートがあります。蛇紋岩は周囲の岩盤よりも軽いため、蛇紋岩化していない領域よりも蛇紋岩化したこの部分のフィリピン海プレートは陸のプレートにより密着しているのです。このことが、太平洋プレートの西向き圧力をより内陸部へ伝えにくくしているはずです。蛇紋岩化したフィリピン海プレートとその上の陸のプレートが周囲の部分よりもより完全に固着しているため、この部分で太平洋プレートの西向き圧力を受け止めてしまい、より内陸部への圧力が伝わりにくいのです。このことにより、蛇紋岩化領域の東側、つまり海側での地震急増が起こり、かつ、内陸部での地震の減少が発生しているのです。実際、千葉県東方沖地震( https://typhoon.yahoo.co.jp/weather/jp/earthquake/list/?e=473 )は蛇紋岩化領域の海との境界部分で発生しています。
今最も変化しているのは千葉県東方沖であるはずで、房総半島付近でのM6以上地震が発生する可能性が高いはずです。
よって、かなり近いうちに関東地方の房総半島付近でかなり大きな地震が発生する可能性が高いと思います。M7以上で一ヶ月以内の可能性が高いと思います。海域か陸域かははっきりしません。ひょっとすると、太平洋プレートが一気に沈み込むM8以上地震となる可能性もあります。
2017年06月13日18時05分 武田信弘
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