http://www.asyura2.com/15/jisin21/msg/736.html
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http://jisin.hatenablog.jp/entry/2017/01/07/174401
昨年、2016年の1年間に南関東で発生した地震の震源位置をHi-netのデータから地図上にプロットしてみた。
すると、
北緯35.5度線付近を東西に帯状の地震の頻発地帯があるようです。
震源の深さはおおよそ25km前後なので、震源の深さ20km〜30kmの地震のみを地図上にプロットしたのがこちら。
房総半島東の茂原市から、市原市、東京湾、川崎市、横浜市、町田市を抜け、相模原市から丹沢山系の麓の清川村まで、同じような深さで地震が活発に発生している一帯があるのが見えて来ます。
ところで、このラインですが、大正12年(1923年)9月1日に南関東で発生した関東大震災の北側震源域とほぼ一致してるのは何かの偶然でしょうか?
https://ja.wikipedia.org/wiki/関東地震
中央防災会議の『首都直下のM7クラスの地震及び 相模トラフ沿いのM8クラスの地震等に関する図表集 ~ 1923 年大正関東地震における震度』によると、上のラインは、関東地震で被害の激しかった家屋の全壊率が10%、ないし30%を超えていた地域の一番北側とほぼ一致します。
http://www.bousai.go.jp/jishin/syuto/taisaku_wg/pdf/syuto_wg_siryo04.pdf
そして、この一帯は、東京市「THE RECONSTRUCTION OF TOKYO」(英語版)によると、関東の南側で隆起が起こり、関東の北側で地盤が沈降した関東地震ので地殻変動の隆起と沈降がちょうど入れ替わる一帯にもあたります。
以下、wikipwdiaからですが
- 今村(1929)は、地震波の記録から本地震は3つの異なる発震点から始まった多元地震であるとし、第一元は相模湾中央、第二元は丹沢山地方面、第三元は再び相模湾の小田原沖に戻ったとした。
- 北アメリカプレートとフィリピン海プレートがずれ始めたのち破壊は40秒から50秒かけて放射状に広がり、北は現在の川崎市の地下35km、南は現在の館山市の地下5km、東は房総半島端にまで広がり全体で長さ130km、幅70kmの岩盤(断層)が平均で2.1mずれた(金森(1971)の断層モデル)。
- 第1イベントに近い小田原では揺れ始めてすぐに上下水平の強い揺れが襲い10 - 20秒間位やや弱まった後、再び強い水平動が襲ってきた。第2イベントに近い鎌倉や藤沢では最初の揺れはやや弱かったが、暫くして強い揺れが襲ってきたという。東京でも、例えば中央気象台の地震掛であった中村左衛門太郎の体験談では主要動の途中で振動方向が南北から東西に変化したという。これら2つのイベントが組み合わさっていることから、「双子の地震」や「2つの地震の組み合わせ」などと呼ばれることもある。
wikipwdiaを見ると、関東大震災の詳しい発生メカニズムや詳しい震源については、データの不足から今も決定的な解答は得られてないようですが、
関東地震直後直ぐさま、 東京湾北部からや神奈川県東部の横浜・川崎で強く揺れを感じるM7.2の余震が発生したり、振動方向が南北から東西に変化したという幾つもの証言があるように、
相模トラフの破壊から始まり、南関東一円の断層が次々に破壊され、そして先の震源マップの、房総半島東の茂原市から、市原市、東京湾、川崎市、横浜市、町田市を抜け、相模原市から丹沢山系の麓の清川村あたりまで至る地震の活発化地帯で、横ずれ破壊なるものがもしかしたらあったりしたのでしょうか?
国土地理院の地殻変動情報によると、川崎付近を起点として周辺の地殻変動の様子を図式化すると、先の震源マップの東西に延びる地震の頻発地帯の南側と東側の大地で、地殻が東西全く逆方向に活発に動いているのが分かります。
http://mekira.gsi.go.jp/project/f3_10_5/ja/index.html
また、国土地理院が計測している、国立天文台三鷹キャンパスでの「関東地震(関東大震災)以降約100年間の地殻変動データ」によると、関東大震災により発生した三鷹付近での地殻変動は、ここ100年の間に変動は関東大震災以前の元の状態にもどり、既に次のイベントに向け準備万端整っているようにも見えます。
http://www.gsi.go.jp/kidou/index.html
最近、福島県沖や茨城で群発地震が今も活発に継続してますが、茨城県東方で200-300回の群発地震の2 - 3ヶ月後に関東大震災が発生したと言う話しもあります。
さてさて、次の関東地震まで後どのくらいなのでしょうか?
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