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ニュージーランドでM7.8の地震、2人死亡 M6.3の余震も
BBC News 11/14(月) 10:18配信
ニュージーランドでM7.8の地震、2人死亡 M6.3の余震も
ニュージーランドでM7.8の地震、2人死亡 M6.3の余震も
ニュージーランド南島クライストチャーチの北東で14日未明、マグニチュード(M)7.8の地震があり、少なくとも2人が死亡した。強い揺れは、約200キロ離れた北島の首都ウェリントンでも感じられた。同日午後1時45分(日本時間午前9時45分)には、クライストチャーチ北東で余震と見られるM6.3の揺れがあった。
発生から2時間後に津波が押し寄せた。気象サイトによると、クライストチャーチから181キロ北の東岸カイクラでは、波の高さは2.5メートルに達した。
警察によると、カイクラでは道路が寸断し停電。家の下敷きになった男性が1人死亡したという。近くのライフォード山のスキー場でも女性1人が死亡したという。
現地では余震が続いている。建物などの安全性を確認する間、多くの学校や会社が休校・休業となり、フェリーや電車も運行を止めた。
南島沿岸部の大規模な土砂崩れでクラレンス川の流れがせき止められため、河岸からあふれ出た川の水が大量に下流に流出。流域の住民は高台に避難するよう指示された。
政府系の地震観測サイト「GeoNet」によると、深夜の地震は実は2つの地震が同時に起きたもので、今後数週間、数カ月にわたり余震が続くだろうと予測している。
キー首相は、ヘリコプターで被災地を視察。死者数は多くはならないと思うと報道陣に話した。
カイクラは観光地として人気。空撮映像からは、カイクラ付近の沿岸を走る幹線道路のトンネルが土砂崩れで覆われている様子が見える。また少なくとも家屋が1棟倒壊しているという。
オークランド大学のケン・エルウッド氏は地元メディアに、死者数が少ないのは深夜の揺れだったからかもしれないと話した。
「多くの人は家の中にいて安全だった。家は破損するかもしれないが、中にいる方が安全だ」
ニュージーランドは太平洋をぐるりと取り巻く環太平洋火山帯、いわゆる「炎の輪」に位置するため、地震が頻発する。クライストチャーチでは2011年2月22日にM6.3の地震があり、185人が死亡。市街中心部の多くが破壊された。
住民のひとりはAFP通信に、揺れが「長く続いた」と話した。「眠っていたところ、家が揺れて目が覚めた。いつまでも続いて、さらに大きくなるような感じがした」と話した。
ツイッターではヘイリー・コルガンさんが「ニュージーランド生活23年で一番怖い地震だったと思う」と書いた。
(英語記事 New Zealand earthquake: Two dead following powerful tremor)
(c) BBC News
最終更新:11/14(月) 15:34
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161114-37970665-bbc-int
68年ぶりの「スーパームーン」を巡る“大きな誤解”〈dot.〉
dot. 11/14(月) 12:00配信
68年ぶりの「スーパームーン」を巡る“大きな誤解”〈dot.〉
都心から見えたスーパームーン。飛行機のシルエットが浮かんだ=東京都中央区(2015年9月撮影)(c)朝日新聞社
いつもより大きく、明るい月が夜空を彩るスーパームーン。2016年11月14日は「68年ぶりのスーパームーン」が見られるという触れ込みで、今から心待ちにしている人も多いのではないだろうか。
しかし、思い返してみると昨年も一昨年も「スーパームーンが見られる」という話題となり、実際に目にした人も少なくないはず。何が「68年ぶり」なのか、疑問を抱いた人もいることだろう。
「何十年ぶり」というような表現が用いられると、スーパームーン自体が極めて珍しいという印象を受けがちだ。だが、実際のところ、スーパームーンは1〜2年ごとに起きており、それほど珍しい現象ではない。何が68年ぶりなのかというと、それは「地球と月の距離」なのだ。
月が地球の周囲を回る軌道は楕円形であるため、月は普段から地球に近づいたり、遠のいたりしていて、その距離は約35万6000qから約40万6000qの間で変動している。スーパームーンと呼ばれているのは、ちょうど地球に近づいたタイミングで満月になった月なのである。
今年11月14日のスーパームーンは、地球から35万6520.2qのところまで近づく。これほど満月が近づくのは68年前の1948年1月26日(約35万6490.6q)以来であるという意味で、「68年ぶり」と呼ばれているわけだ。記憶に新しい2015年9月28日のスーパームーンは約35万6900q、2014年8月11日のものは約35万7000qであり、確かに今回はひときわ近い。
では、今年のスーパームーンは昨年や一昨年に比べて、どれくらい大きく見えるのか。残念なことに、見かけの大きさはほとんど変わらず、差は1%以下なのだという。国立天文台の広報担当者は語る。
「そもそも満月の大きさの違いを実感するのはなかなか難しいのです。今年11月14日の満月は35万6520.2qまで接近しますが、この距離は『地心距離』と呼ばれ、地球の中心から月の中心までの距離を指します。私たちは地球の表面から月を見ているため、月が地平線にあるときと天頂にあるときでは、私たちと月の距離は大きく変わります。地平線にあるときは地心距離とほぼ同じですが、天頂にあるときは地球の半径(約6400q)分、私たちは月に近い。つまり天頂にあるときに月はもっとも大きく見えるはずなのです」
しかし、地平線付近の月の方が大きいと感じたことはないだろうか。担当者によると、これは目の錯覚によるものとのことだが、私たちは約6400qも月に近づいても、その大きさの変化を正確に把握できないのだ。
「今年11月14日の満月は、68年前のものより約30km遠く、昨年や一昨年のものより約500km近い。しかし、約6400qという地球の半径のサイズを考えれば、ほとんど気付かないような差なのです。つまり『数十年ぶり』という表現は、事実ではありますが、いわば言葉遊びのようなもので、ほとんど意味がないといえます」(前出の国立天文台の広報担当者)
スーパームーンはあまり「スーパー」ではない、ということか。このようにスーパームーンの貴重さが過度に強調される背景には、話題づくりをしたいというマスコミの姿勢もあるだろう。それが人々の生活に彩りを添えることがあるのも事実だが、誤解が生じるのであれば、是正されてしかるべきだ。
またもうひとつ、スーパームーンについて意外な事実がある。スーパームーンには明確な定義が存在しないのだ。国立天文台の広報担当者はこう説明する。
「NASAは数年前からスーパームーンという言葉を使い始めているようですが、この言葉は天文学の正式な用語ではなく、国立天文台も使用していません。これが問題になるのが『次のスーパームーンはいつか』という話になったとき。今年は35万6520.2qまで接近した満月がスーパームーンと呼ばれていますが、どの程度近くなったらスーパームーンと呼ぶかという基準がないため、次のスーパームーンがいつか答えることができないのです」
スーパームーンを楽しみにしていた人には水を差す結果になったかもしれない。だが、担当者はこうも語る。
「十五夜をはじめ、日本人には古くから満月を眺める風習がありました。しかしこの忙しい現代、特に若い人たちの間では落ち着いて月をめでる機会が少なくなっています。スーパームーンを巡る表現には是非がありますが、理由はどうあれ、多くの人が月を眺める呼び水になるのは素晴らしいことだと考えています」
次のスーパームーンがいつであるかを答えることができないが、今年11月14日よりも満月が地球に接近するのは18年後の2034年11月24日。やはり貴重であることにかわりはないので、秋の月見に興じてみてはいかがだろうか。(ライター・小神野真弘)
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最終更新:11/14(月) 15:56
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20161114-00000033-sasahi-sctch&p=2
68年ぶりの「スーパームーン」、マドリードで観測
ロイター 11/14(月) 12:56配信
68年ぶりに月と地球が最接近する2016年は、11月13日に天空のスペクタクルショー「スーパームーン」がスペインで観測された。
マドリード近郊グアダラハラの丘に建つ雄牛のシルエットを模した高さ14メートルの黒色の看板「オズボーンの雄牛」の上に昇った大きく、明るい満月は、1948年以来の近さだという。
NASA(米航空宇宙局)によれば、満月の大きさが通常より14パーセント大きく、30パーセント明るく見えることから「スーパームーン」と呼ばれるという。
月が27〜28日周期で回る地球に一番接近するタイミンで満月になると、「スーパームーン」となる。
次に満月が同じような距離で地球に近づくのは2034年ごろ。
(スペイン、マドリード、11月13日、取材・動画:ロイター、日本語翻訳:アフロ)
最終更新:11/14(月) 12:56ロイター
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