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(回答先: 鳥取地震も的中のMEGA地震予測 次期最高警戒レベルの地域(週刊ポスト) 投稿者 赤かぶ 日時 2016 年 11 月 02 日 07:44:25)
http://blog.goo.ne.jp/geophysics_lab/e/a525982aff0851971b3774b45b7f2ce6
村井俊治・東大名誉教授は、2016年熊本地震(最大震度7)を、全く予測できませんでした
2016年04月15日 | 地震予知研究(村井俊治氏・JESEA)
電子基準点のデータを使い、有料メルマガ『週刊MEGA地震予測』で地震予測サービスを行っている、東京大学名誉教授の村井俊治氏(JESEA・地震科学探査機構)という方がいます。 2016/3/6放送のフジテレビ『Mr.サンデー』において紹介され、通信大手のNTTドコモが本格的に協力を開始するなど、最も注目されている地震予測研究と言えるかも知れません。
それでは、この村井俊治氏らのメルマガ『週刊MEGA地震予測』は、2016/4/14に熊本で発生した熊本地震(M6.5・最大震度7)(※4/16に本震と思われるM7.3)を、予測できていたのでしょうか。直前に発行されたメルマガの内容を、以下に検証してみましょう。
■
熊本地震の発生直前に発行されたメルマガ『週刊MEGA地震予測』(4/13発行)に記載された地震予測は、以下のとおりです。
レベル4(震度5以上の地震が発生する可能性が極めて高い)
・南関東地方(相模湾、駿河湾・東京湾に面する地域、伊豆諸島、小笠原諸島)
レベル3(震度5以上の地震が発生する可能性が高い)
・北信越地方、岐阜県
・南海、東南海地方
・東北、関東の太平洋岸
・奥羽山脈周辺
・釧路、根室、えりも周辺
レベル2(震度5以上の地震が発生する可能性がある)
・鳥取県、島根県周辺
・南西諸島
レベル1・何らかの異常変動があり今後の推移を監視する
・山形、福島、茨城のL字型エリア
・北海道道南、青森県
…それでは、これらのエリアを、以下に地図に書き込んでみましょう(国土地理院地図より作成)。
http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/8b/6bef1110b638f424e209e59cccd5c2e2.jpg
…いかがでしょうか。あわせて10か所、日本の半分以上をカバーする広大なエリアに地震予測を発していますが、震度7が発生した熊本は、完全なノーマークです。これ以上ないというくらい、見事なまでの予測失敗と言えます。
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今回の地震は、彼らが有料メルマガ『週刊MEGA地震予測』を始めて以来、初めて震度7を観測し死者など多大の被害が出る地震でした。それをこのように予測し損なったわけで、さすがに言い訳はできないでしょう。
彼らが予測を失敗したのは、今回だけではありません。これまでの予測もほとんど出鱈目レベルであり、そもそも電子基準点データの扱い方が完全に間違っていることも、本ブログでは繰り返し説明しています。よろしければご参照ください。
村井俊治氏(JESEA)の地震予測を検証します(2015年1月〜5月)
http://blog.goo.ne.jp/geophysics_lab/e/b51f1ea8bcc23fc4109748dd16474e1b
村井俊治氏の地震予測を信じてはいけません(3)
http://blog.goo.ne.jp/geophysics_lab/e/51b8dd178cae1a58be6cb9a3bf70c304
「週刊MEGA地震予測」の内容は、全く信頼できません
http://blog.goo.ne.jp/geophysics_lab/e/98691b7b417e3670144d0d61fe544e41
村井俊治氏の地震予測を信じてはいけません(2)
http://blog.goo.ne.jp/geophysics_lab/e/47e78b9471e8cbc740b0c0efa0ef710a
村井俊治氏を信じる人は、「地震が起きない場所にも予測を出しているくらいなのだから、予測が出ていない地域は安全だろう」と思ってしまうかもしれません。今回のように予測が出ていない場所に地震が起き、油断して被害に遭ってしまうことも考えられます。出鱈目な地震予測は、詐欺的な行為であるというだけでなく、明らかに有害なものであると言えます。
自身の地震予測が出鱈目の精度しかないことを率直に認め、研究を直ちにやめるか、少なくとも真摯な態度でいちからやり直して頂きたいと、彼らには強く希望します。
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