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震源の遠さ(距離)に関係ない「長周期地震動」の恐怖!
http://wjn.jp/article/detail/7278534/
2016年06月22日 週刊実話
未だに鎮まる気配を見せそうにない九州・熊本地方の地震。
6月10日、政府の地震調査研究推進本部は、今後30年以内に強い地震に見舞われる確率(今年1月1日時点)を示す「全国地震動予測地図」の2016年版を発表した。建物の倒壊が始まる“震度6弱以上”の確率では、すでに専門家の間で「秒読み段階」との見方もある南海トラフ巨大地震の震源域周辺で、前回('14年版)より最大2ポイント上昇している。
「太平洋側で2ポイント上がった都市は、静岡(68%)、津(62%)、和歌山(57%)。ほかに徳島(71%)や高松(61%)、松山(44%)、高知(73%)などの四国地方は一様に上昇している。これらは太平洋側で巨大地震が発生していないことから、前回の調査から2年経った分、海側と陸側のプレートのひずみが増している結果とのことです」(サイエンスライター)
一方、主要都市では札幌0.92%、仙台5.8%、東京47%、横浜81%、名古屋45%、大阪55%、広島22%、福岡8.1%で、前回からはプラスマイナス1ポイント以内に収まっていた。しかし、これを「額面通りに受け取ってはならない」と言うのは、地震学者で武蔵野学院大学特任教授の島村英紀氏だ。
「こうした確率だけを見て一喜一憂してはならない。というのも、長周期地震動があるからです。東日本大震災時は、震源から770キロ離れた大阪で、周囲よりもとりわけ大きな揺れに見舞われた建物がありました。高さ256m、地上55階建ての大阪府咲洲庁舎で、地表で観測された震度は3だったにもかかわらず、天井や壁など360カ所が損傷する大きな被害が出たのです。南海トラフ巨大地震が起きた場合も、東京などでこの長周期地震動による被害が発生すると見ています」
気象庁では'13年から、「長周期地震動階級」を設定。その大きさを4段階に分けて発表しており、いまだ続く熊本地震の余震では4月15日、熊本県宇城市で初の最大級4(立つことができず、這わないと動くことができない)を観測している。
「長い周期の揺れを伝えやすいのは軟らかい地盤。大阪平野の地下には軟らかい堆積層が深くまで広がっている。一方、関東平野は地下深部に巨大な岩盤の凹みが存在しており、その上に軟らかい堆積層が乗っている。まさに長周期地震が起きやすい環境なのです」(前出・サイエンスライター)
日本列島は地震の核納戸だ。いつどこで爆発してもおかしくないが、その余波は遠くであるからと言って安心はできないという結果が出た。
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