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13年から16年現在までの地震データ(C)日刊ゲンダイ
データが語る「次の巨大地震」 3人の専門家が読み解く
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/181580
2016年5月19日 日刊ゲンダイ
熊本地震は直前に“予兆”があった。今年1月以降、「熊本県熊本地方」の震度1以上の地震は9回起きていたのだ。ほかにも九州地方では、鹿児島県十島村に属する「トカラ列島近海」を震源とする地震が43回発生している。そこで本紙は、過去3年の気象庁震度データベースから最大震度4以上の地震をピックアップ(16年は熊本地震の前日、4月13日まで)。これをどう見るか、専門筋に聞いた。
まず目に付くのは、「宮城県沖」や「福島県沖」、先日も震度5弱を記録した「茨城県北部」や「茨城県南部」のほか、「三重県南東沖」や「日向灘」などの南海トラフに関連する地方が揺れていることだ。
「九州の一連の大地震は南海トラフとも関連があります。1995年の阪神淡路から始まり、00年の鳥取県西部、05年の福岡県西方沖、そして今回の地震です。熊本地震の前、昨年11月14日に薩摩半島西方沖地震(M7.0)が発生し、2月に入ると地震の発生率が増加しました。予兆はあったのです。まだ揺れが少ない天草地方は警戒が必要でしょう」(元東京大学地震研究所准教授の佃為成氏)
■北海道ではM3クラスの地震が続発
南海トラフの巨大地震の引き金となるフィリピン海プレートは、限界まで押されている。先月1日に起きた「三重県南東沖」の地震も気になるところだという。
「南海トラフを震源域とした地震は、分かっているだけで13回起きています。前回の1944年、46年の地震は規模が小さく、依然としてエネルギーがたまっている状態。プレートは年間4、5センチ動きます。前回から60年ですから、3メートル動いたことになる。一般的に、3〜6メートル動くと巨大地震の発生に近づくとされますから要注意です」(武蔵野学院大特任教授の島村英紀氏=地震学)
「茨城沖」で地震が収まらないのは、3.11の巨大地震の影響を受けているからだ。
「もともとM9クラスの余震は100年以上続くとされているし、本震マイナス1の最大余震はまだ起きていない。可能性が高いのは茨城沖、次いで岩手県沖と考えられます」(佃為成氏)
北海道地方も「根室半島南東沖」や「十勝地方中部」「浦河沖」などで震度4以上の地震が続いている。
「北海道地方は3.11地震でも、エネルギーが解消していない。その上、400年周期で来る十勝沖、根室沖の連動地震(前回は1611年の慶長三陸地震)が迫っています。日本列島はアーチの形になっていて、その両端を支えているのが北海道と九州。今回、九州でエネルギーが発散されたので、次は北海道に影響する可能性はあります。実際、M3クラスの地震が続発しています。日本の両端で大地震が起きれば、本州の大地震の引き金になるでしょう」(元前橋工科大教授の濱嶌良吉氏=地殻変動解析学)
出張の多いサラリーマンはしっかり確認しておきたい。
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