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日本の地層に何が起きているのか マル激トーク・オン・ディマンド(ビデオニュース・ドットコム)
http://www.asyura2.com/15/jisin21/msg/394.html
投稿者 赤かぶ 日時 2016 年 4 月 24 日 17:50:20: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

日本の地層に何が起きているのか
http://www.videonews.com/marugeki-talk/785/
2016年4月23日 マル激トーク・オン・ディマンド ビデオニュース・ドットコム


【ダイジェスト】立石雅昭氏:日本の地層に何が起きているのか


ゲスト 立石雅昭氏(新潟大学名誉教授)


 今回の地震はどうもおかしい。


 震度7を2回も記録した大きな地震だったことはまちがいない。熊本市や周辺の町村では多くの家屋が倒壊し、既に48人の犠牲者を出している。依然として行方不明者の捜索も続く中、9万人以上が避難生活を強いられている。


 しかし、これまでとは何かが違う。震度7だった最初の「前震」から1週間以上が過ぎた今も、依然として震度3〜4クラスの余震がひっきりなしに続き、一向に収束の様子を見せないのだ。既に震度7が2回、震度6弱以上の揺れも7回記録されている。震度3以上では300回近くにのぼり、震度1以上となると830回を超えている。しかも、震源が熊本から阿蘇、大分へと拡大し、行ったり来たりの移動を続けているのだ。


 一体、日本の地層に今、何が起きているのか。


 新潟大学名誉教授で、活断層の問題や地震のメカニズムなどに詳しい地質学者の立石雅昭氏は、今回の地震はこれまで日本で発生した地震とは大きく性格が異なり、今後の見通しについては専門家でさえ頭を抱えている状態だという。


 過去にも大きな本震の後にしばらく余震が続いた地震はあった。しかし、今回は2度の震度7を含め「余震」が800回を超えている上に、震源が九州を横断するように熊本から大分にまで及んでいる。これだけ広い地域でこれほど大きな地震が頻発することはかつてなかったと立石氏は指摘する。そのため専門家にも、今地層で何が起きているのかや、今後、揺れがどう収束していくのかなどが見通せないというのが正直なところだという。気象庁も今後どの程度の期間、「余震」が続くかわからないが、当面1週間程度は大きな揺れに警戒するように呼び掛けるのが、精一杯のようだ。


 元々、熊本市周辺には布田川・日奈久断層帯という大きな活断層の存在が確認されていた。一方で、大分県南部にも別府・万年山断層帯などの大きな断層があることは知られていた。国土地理院の断層地図を見ると、2つの断層帯は阿蘇山付近で一旦途切れるように見える。しかし、立石氏によると、その付近は活断層が確認されていないだけで、実際は多くの断層が分布している可能性が高いのだという。分厚い火山灰が堆積している阿蘇山周辺は調査が難しく、これまで十分な調査が行われなかったために、たまたま活断層が見つかっていない。そのため、地図には断層が書き込まれていないということなのだそうだ。


 地図に活断層が書き込まれていない場合、そこには活断層が存在しないことを意味するのではなく、まだ断層が見つかっていないと理解すべきだと立石氏は言う。今後の調査で、大分の別府・万年山断層帯と熊本の布田川・日奈久断層帯が実は続いていることが確認される可能性も否定できないのだ。


 同じことが、四国の北部を横断する中央構造線断層帯についても言える。国土地理院の断層地図では中央構造線断層帯は豊後水道で一旦切れていることになっている。しかし、これも実際は海底の断層を調べ切れていないだけで、これが大分の別府・万年山断層帯、そして熊本の布田川・日奈久断層帯へと繋がっている可能性は十分にあり得ると立石氏は言う。


 要するに、地震や地層、活断層などについては、まだ未知な部分が多いのだ。地震活動期に入った日本は、いつどこで大きな地震が起きてもおかしくないと考えるべき状態にあると立石氏は警鐘を鳴らす。


 震災の被害を抑える目的で活断層を示した断層地図や地震ハザードナップといったものが政府の手で作られているが、特に地震に関してはまだ未解明な部分も多いため、そうした情報を過信すべきではないと指摘する専門家は多い。現に、阪神淡路大震災や東日本大震災の震源地は、ハザードマップでそれほど危険とはされていなかった。今回の震源地となった熊本も特に危険性が高いとは見られていなかったため、住宅の耐震化率が全国平均よりも低くとどまるなど、地震に対する備えが必ずしも十分ではなかった面があったことは否めない。


 今回インタビューした東京大学のロバート・ゲラー教授も、ハザードマップや断層地図を過信して、危険とされた地域に過度な地震対策を行う一方で、危険性が低いとされた地域は地震対策や防災対策が疎かになっている日本の現状に懸念を表明している。


 今回、熊本で専門家の誰もが予想しなかったような揺れが続いている原因については、現時点では誰も確定的なことは言えそうにない。しかし、今回の地震が、これまでのわれわれの地震に対する常識を覆すものであるという事実は、地震や地球の地殻変動というものに関して、まだまだ現代の科学の力では解明できないことが多く残されていることを露わにしたと言えるだろう。


 ここまでの科学の知見で本当にわかっていることと、実はわかっていないことは何かを、今、あらためて整理した上で、現在のわれわれの地震に対する備えは十分と言えるのか、今回の地震の震源地から100キロ以内にあり、周辺の活断層の調査が十分に行われたとは言えない川内原発を今も稼働させておくことにどんなリスクがあるのかなどを、被災地を取材してきたジャーナリスト神保哲生の取材映像や専門家のインタビューを交えながら、地質学者の立石雅昭氏と、ジャーナリストの神保哲生、社会学者の宮台真司が議論した。


 

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コメント
 
1. 2016年4月24日 19:30:26 : TfwUGaTCFs : UIBc6OZE4L4[8]
震度1以上、計865回に=熊本・大分、注意呼び掛け―気象庁
時事通信 4月24日(日)16時21分配信

 気象庁は24日、記者会見を開き、熊本県益城町で震度7の揺れを観測した14日夜以降、同県熊本、阿蘇と大分県西部、中部の各地方を震源とする震度1以上の地震が計865回(24日午後3時現在)に上ったと発表した。
 
 会見した青木元・地震津波監視課長は「熊本県から大分県にかけて活発な地震活動が続いている」と述べ、引き続き注意するよう呼び掛けた。 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160424-00000043-jij-soci


2. 2016年4月25日 06:00:03 : jXbiWWJBCA : zikAgAsyVVk[342]

今回の地震の特徴

エネルギーの割りに震度が高くなった
 震源が浅く、断層も複雑に分布していたため、


広く長期間にわたって地震が継続している
 大分の独立な断層帯の地震が誘発されたため、


3. 2016年4月26日 00:25:54 : Vyb3MZ6q5c : gf4eaddya@k[1]
 地震のメディア話は、保守的というか体制擁護的な言い回しが頻発する。  

4. 2016年4月26日 23:28:43 : bkTIDlz0eY : JTN7CNZoyO8[45]

   1611年 慶長の三陸地震 M8.1 →→→ 1619年 熊本地震

                          大分も大概やられた

   
   <熊本・大分地震>→→1627年・長野県松本地震→→1633年・小田原地震

               →→1635年・江戸地震

  =====

    311〜M9、小笠原トラフ〜M8.5 →→→ 列島全体が大きくずれたまま

      元に戻るのには、何十年間も必要 →→→ ず〜〜っと、震災塗れに!!!

    おまけに、まだまだ、周辺のプレートからのストレスも大きく効き続けるのが現実。

     更に、九州全体は、マグマ溜まりが満タン状態なので、今後、数百年間単位で、

       噴火塗れになる可能性が極めて高く、北海道から何処ででも、スタンバイの
     
         一歩手前状態の山は幾らでもある。

   =====

     福一の西側の、70kmの巨大な「双葉断層」、動いたら、福一が???

       http://livedoor.blogimg.jp/amenohimoharenohimo/imgs/c/9/c9acb4f6.jpg

      
       当分、暫くの間は、過去の温順な気象だった日本には、戻れるはずがない。

           テロとの戦いなど、チャンチャラ、可笑しい訳で・・・

    =====

    ◆:チェルノブイリのデプリ  せいぜい、200トンくらい???

       福一は、1〜4号の総量で、凡そ、1,000トンほど????

          で、しかも、何処にどんな状態で存在してるかも分からない。

    =====

        いつまで、悪魔のアメリカの圧力を利用して、利権をむさぼる気かぁ。

          越後屋と悪代官達ちめぇ・・・・
・・・・・


5. 2016年5月06日 08:00:01 : LY52bYZiZQ : i3tnm@WgHAM[2910]
Domestic | 2016年 05月 6日 05:13 JST
海底でスロースリップを精密観測

http://s1.reutersmedia.net/resources/r/?m=02&d=20160506&t=2&i=1135974855&w=644&fh=&fw=&ll=&pl=&sq=&r=PN2016050501001411.-.-.CI0003
海底でスロースリップを精密観測

 プレート(岩板)同士が揺れを起こさずゆっくりずれる現象「スロースリップ」を、京都大や東北大、米テキサス大などの国際チームがニュージーランド沖の海底で精密観測することに成功し、6日付の米科学誌サイエンスに発表した。地震の規模の割に大きな津波を起こす津波地震の仕組みの解明につながる可能性があるという。

 2014年の観測結果を解析したものだが、観測域の一部は、1947年にニュージーランド沖で起きた津波地震の震源域と一致した。津波地震の詳しいメカニズムは不明で、京大防災研究所の伊藤喜宏准教授は「スロースリップの観測が津波地震の予測に役立つかもしれない」と説明。

〖共同通信〗

http://jp.reuters.com/article/idJP2016050501001385


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