http://www.asyura2.com/15/jisin21/msg/377.html
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ブーゲー図(重力異常図)って、ご存知ですか?
ネットからの拾い物ですが、重力異状偏差図に九州の断層を重ねると、かなりよく一致するのですね。
重力異常とは、文字通り「重力」の「異常」のことです。ここでいう「重力」とは地球上での重力加速度のこと、「異常」とは重力加速度の実測値と地球上での標準的な重力加速度の値との差のことを指します。
地球上の物体には、地球からの引力と、地球の自転による遠心力が働きます(これらの力を合わせたものが重力です)。万有引力の法則と遠心力の性質から、ある地点の重力は標高と緯度に応じて決まることが期待されます。
ところが、実際に重力を測定すると、標高と緯度から期待される重力値よりも、ごくわずかにずれた値になります。ずれの原因は、測定地点周辺の岩盤の密度の違いや、地形(周りの岩盤が引力を及ぼすため)にあります。測定値から地形の効果を除去し、さらに、平均的な密度の岩盤が海抜0mより上に存在すると仮定して、その岩盤からの引力を取り除いても残る重力値の差を、ブーゲー異常と呼びます(以降、重力異常と呼びます)。
重力異常は、地下に高密度の岩石があると大きくなり、低密度の岩石があると小さくなります。平野など厚い堆積層に覆われた場所であっても、地下の岩盤に大きな起伏があると、重力異常値に起伏が現れます。この性質を利用することにより、基盤面に大きな落差を持つ断層を推定することができます。
図1は九州地域の重力異常の変化率と活断層分布を示した図です。九州の中南部は正断層の多い地域です。断層を境に基盤に段差があることが期待されますが、重力異常の変化率が大きい場所に活断層が位置しています。
地震調査研究推進本部さんから
http://jishin.go.jp/main/chousa/13feb_chi_kyushu/k_honbun.pdf
単位がmGal(ミリガル)となってます
これは重力加速度、つまり重力を表す単位で
黄緑のエリアが一般的な地下構造なら標準的な重力の地点ですよということを表してまして、
赤に行くほど重力が大きく
青いところは重力が小さく、重力が大きいところは地下に高密度の岩石があるかもねみたいなことが図から読み取れます。
その図に、断層を重ねて見るとこんな感じで
等高線みたいなのが密になっているところに断層が集ってる感じなので、重力の微小な変化に目をつけて(重力勾配、あるいは、重力偏差)、地下に1km潜るとどのぐらい重力が変化するかを図にしたのが下図で、単位はmGal/km
それに九州の断層を重ねると。
お!濃い青のところに断層が集中している感じですね。
でもまてまて、大分の断層の先も真っ青じゃん!
あ、伊方原発がある方だ!
と、あれれ〜〜って感じですね。
九州の断層とかのわかりやすい図もあったので、以下添付。
九州の地下構造。
九州地方のブーゲー図。重力異状とともに延びる活断層。あ!その先は伊方原発。 - 気になるメモ メモφ(.. )
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