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熊本地震、7日間の震央分布図。 地震は布田川・日奈久断層帯に沿うよう阿蘇山の目と鼻の先まで - 気になるメモ メモφ(.. )
布田川・日奈久断層帯に沿うように発生している震源分布図を作成してみました。
震源は阿蘇山の間際、活火山の先阿蘇(せんあそ)付近でも揺れているようです。
地震調査研究推進本部の地震評価によると布田川・日奈久断層帯が同時に動くとM7.8−8.2程度とも言われているようです。
地震は布田川・日奈久断層帯に沿うように発生
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160415/k10010480051000.html
昨日からの地震の震源
過去10日間
過去30日間
図上の方で地震がかたまってるあたりが活火山の先阿蘇(せんあそ)
█ 熊本県 最新7日間 の震央分布図
█ 熊本県 最新30日間 の震央分布図
活動セグメント番号 | 活動セグメント名 | 一般走向 | 一般傾斜 | 長さ[km] | 断層型 | 変位の向き(隆起側) | 平均変位速度[m/千年] | 単位変位量[m] | 平均活動間隔[千年] | 最新活動時期(西暦) | 地震後経過率 | 将来活動確率 (今後30年以内)[%] | 活動セグメントの概要とパラメータ代表値 | 調査地 | 変位 | イベント | ||||
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野外調査結果 | 対応歴史地震 | BPT分布モデル | ポアソン過程モデル | |||||||||||||||||
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布田川 | N 60°E | 60 ° N | 24 | 右横ずれ | S | 0.9 | 2.8 | 3.1 | -4772 〜 -270 年 | 1.44 | 6 | 1 | ● | ● | ● | ● | |||
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御船 | N 30°E | 80 ° W | 14 | 右横ずれ | E | 0.5 | 2.2 | 4.4 | 541 〜 688 年 | 0.32 | 0 | 0.7 | ● | ● | ● | ● | |||
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八代 | N 40°E | 80 ° W | 37 | 右横ずれ | E | 0.8 | 4.3 | 5.4 | -6295 〜 -350 年 | 0.99 | 2 | 0.6 | ● | ● | ● | ● | |||
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池の原 | N 40°E | 90 ° V | 25 | 右横ずれ | E | 0.0 | ● | ● | ● | ||||||||||
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水俣沖 | N 50°E | 90 ° V | 30 | 右横ずれ | - | 0.8 | 3.5 | 4.4 | 0.7 | ● | ● | ● | ● |
下図のの赤▲印が付近にある活火山の赤井(あかい)、船野山(ふなのやま)、大峰(おおみね)
地震調査研究推進本部
布田川(ふたがわ)断層帯は、阿蘇外輪山の西側斜面から宇土(うと)半島の先端に至る活断層帯です。日奈久(ひなぐ)断層帯はその北端において布田川断層帯と接し、八代海南部に至る活断層帯です。
布田川断層帯は、熊本県阿蘇郡南阿蘇村から上益城郡益城町(かみましきぐんましきまち)木山付近を経て、宇土半島の先端に至る断層帯です。本断層帯は、概ね東北東−西南西方向に延び、全体の長さは約64km以上の可能性があります。布田川断層帯は、断層線の分布等から、阿蘇村から木山付近に位置する長さ約29kmと推定される布田川区間、木山付近から宇土市中心部に位置する長さ約20kmの可能性がある宇土区間及び宇土市住吉町(すみよしまち)から宇土半島北岸に沿って宇土半島先端に至る長さ約27km以上の可能性がある宇土半島北岸区間からなります。このうち、宇土区間の一部と宇土半島北岸区間は、従来認定されておらず、重力異常の急変帯の分布などから布田川区間及び宇土区間東部の西方延長部において地下に伏在する活断層として新たに推定されたものです。布田川区間は、南東側が相対的に隆起する上下成分を伴う右横ずれ断層であり、一部では複数の断層が並走して小規模な地溝帯を形成しています。宇土区間及び宇土半島北岸区間は、南東側が相対的に隆起する上下成分を伴う可能性があります。
日奈久断層帯は、上益城郡益城町木山付近から葦北(あしきた)郡芦北町を経て、八代海南部に至る断層帯です。本断層帯は、概ね北東−南西方向に延び、全体の長さは約81kmである可能性があります。日奈久断層帯は過去の活動時期から、益城町木山付近から宇城市豊野町山崎(うきしとよのまちやまさき)付近まで延びる長さ約16kmの高野−白旗(しらはた)区間、宇城市豊野町山崎から芦北町の御立(おたち)岬付近に分布する長さ約40kmの日奈久区間及び御立岬付近から八代海南部に位置する長さ約30kmの可能性がある八代海区間に区分されます。日奈久断層帯は、断層南東側の相対的が隆起する上下成分を伴う右横ずれ断層であり、一部では断層が並走して小規模な地溝帯を形成しています。
<過去の活動>
【布田川断層帯】
布田川区間は、8千1百年−2万6千年程度の平均活動間隔で活動した可能性があります。最新活動時期は約6千9百年前以後、約2千2百年前以前と推定され、活動時のずれの量は、右横ずれを主体として2m程度であった可能性があります。
宇土区間及び宇土半島北岸区間は、平均活動間隔、最新活動時期や活動時のずれの量に関する資料は得られていません。
【日奈久断層帯】
高野−白旗(しらはた)区間は、最新活動時期が約1千6百年前以後、約1千2百年前以前と推定されます。平均活動間隔は不明です。活動時のずれの量は、右横ずれを主体として2m程度であった可能性があります。
日奈久区間は、平均活動間隔が3千6百年−1万1千年程度である可能性があります。最新活動時期は約8千4百年前以後、約2千年前以前と推定され、活動時には断層南東側の3m程度の相対的隆起とそれ以上の右横ずれがあったと推定されます。
八代海区間は、平均して1千1百年−6千4百年程度の間隔で活動した可能性があります。最新活動時期は約1千7百年前以後、約9百年前以前と推定され、西暦744年(天平16年)の肥後地震の可能性があります。活動時には3m程度ずれがあったと推定されますが、ずれの向きは不明です。
<将来の活動>
【布田川断層帯】
布田川断層帯の3つの区間は別々に活動すると推定されますが、全体が同時に活動する可能性も否定できません。その場合には、M7.5−7.8程度以上の地震が発生すると推定されます。この場合の地震の発生確率は求めることができませんが、布田川断層帯の布田川区間の発生確率より大きくなることはないと考えられます。
【日奈久断層帯】
日奈久断層帯の3つの区間は別々に活動すると推定されますが、全体が同時に活動する可能性も否定できません。その場合には、M7.7−8.0程度の地震が発生する可能性があります。さらに、日奈久断層帯の全体及び布田川断層帯の布田川区間が同時に活動する可能性もあります。この場合にはM7.8−8.2程度の地震が発生する可能性があります。
これらの場合の地震発生確率を求めることはできませんが、布田川区間の発生確率や日奈久断層帯の日奈久区間や八代海区間が単独で活動する確率より大きくなることはないと考えられます。
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