http://www.asyura2.com/15/jisin21/msg/316.html
Tweet |
先日、4月1日に和歌山県南部で震度4の地震が発生していましたが、
Hi-net自動処理震源リストに公開されたここ10日間の地震を調べてみたところ、
4月1日から4日にかけて、なんと、付近で84回の群発地震が頻発しておりました。
しかも、この一体は、紀伊半島潮岬沖合いにある潮岬火成複合岩体(通称:石臼構造)と呼ばれる巨大な重い岩盤帯があるところで、南海地震と東海地震が連動する場合、この不整形構造帯が破壊されると巨大連動が起こると言われている要の場所で
その側で立て続けに群発地震とは、
東日本大震災の前にも、震源域で急に地震が群発してから巨大な本震が起きてましたが、
昨年は、東海原発の目の鼻の先で地震が群発したりと
少々気になる動きですね〜〜。
(震源場所)
神戸・京都付近でも地震が群発してるようですし。
南海トラフ震源域のスラブ構造
Slab Models for Subduction Zones
地震調査委員会(2013年5月)「駿河湾から九州沖の南海トラフで発生する巨大地震に関する長期評価」の「時間予測モデル」をみると、そろそろ南海トラフ地震が起きてもおかしくない時期に突入してますが。。
過去記事からちょっと抜粋。
「南海トラフの地震活動の長期評価(第二版)概要資料 平成25年5月 地震調査研究推進本部 事務局」
http://www.jishin.go.jp/main/chousa/13may_nankai/nankai_gaiyou.pdf
- 前地震の規模(すべり量)と次地震までの時間間隔が比例
- 昭和の地震(1944年・1946年)の規模が小さかったため、次の地震までの間隔は短いと予測される。
- 次の地震までの間隔を88・2年と予測し、残り約20年(2033年頃)
ところで、南海トラフ地震が、南海地域の地震と東海地域における地震が単独で起きる場合と連動する場合にいくつかのパターンがあるのは、紀伊半島潮岬沖合いにある潮岬火成複合岩体(通称:石臼構造)と呼ばれる巨大な重い岩盤が関係するそうで
それが、こちら。
科学技術・学術審議会 測地学分科会 「地震予知のための新たな観測研究計画(第2次)」平成17年度年次報告(項目別)1.(2)「地震発生に至る準備・直前過程における地殻活動」研究計画−文部科学省
東南海・南海地震セグメント境界で発見された不整形構造(海洋研究開発機構)
この地殻構造をふまえ地球内部変動研究センターの研究グループがこの地域でどのような巨大地震が発生するかをスーパーコンピュータでシミュレーションしたところ、東南海、南海地震には、地震の発生に次のような規則性があるのではとのこと。
巨大地震の連動性と発生間隔の変化のメカニズム
http://sakuya.ed.shizuoka.ac.jp/rzisin/kaishi_21/P253.pdf
そして繰り返し間隔が短すぎると、
するというもの。
東海スロースリップの原因と推定される地下構造を発見その発生メカニズムと東海地震発生との関連を探る
http://docsrv.godac.jp/MSV2_DATA/12/be73_10.pdf
実際、近年、1707年以降に起きた地震を見ると
1707年に宝永東海・南海連動地震(M8.7)
その147年後
その90年後
1944年に 昭和東南海地震(M8.1)
→ 2年後の1946年に 昭和南海地震(M8.4)
その56年後の
2000年から東海地方で大規模スロースリップ地震
→ その6年後、2006年に紀伊半島中部から愛知県までの200kmの大規模スロースリップ地震
http://docsrv.godac.jp/MSV2_DATA/12/be73_10.pdf
http://www.hinet.bosai.go.jp/researches/tokai2006/tokai2006.pdf
と、
- 地震の繰り返し間隔が 147年後 → 90年後 と短くなっている。
- 紀伊半島の東と西の地震の間隔が 32時間後 → 2年後と長くなっている。
- さらに、地震の規模が、南海側 M8.7 → M8.5 → M8.4、東南海側M8.7 → M8.4 → M8.1と小さくなっている
妙に、コンピュータシミュレーションと一致するようです。
そして、この、繰り返し間隔が早くなる。また、地震規模が小さくなる事により、だんだん、東西に破壊が伝播しなくなり、破壊残しが生じ、その場合、破壊開始域付近だけで「ゆっくりすべり(スロースリップ)」が生じ また、破壊残しが生じた部分では、次第に地震の破壊の圧力が蓄積されていき、その結果、次の大連動に向かうと言う流れがあるとのこと。
そこで、勝手な算数をしてみたのですが、
147年後 → 90年後 → 56年後 の時間間隔の縮小尺度を計算してみたところ、 90 / 147 ≒ 56 / 90 ≒ 約0.62 でほぼ一致。
そして、この縮小尺度から計算すると次の南海トラフ地震は「時間予測モデル」とほぼ一緒の 2034年という変な偶然。
2000年 + (56年 × 0.62) = 2034年
4月1日から4月4日にかけての 潮岬火成複合岩体付近での群発地震の震源データ
2016-04-01 11:39:07 北緯:33.3097 東経:136.3846 M5.8 深さ 41km 2016-04-01 11:39:09 北緯:33.3542 東経:136.3714 M5.8 深さ 15km 2016-04-01 11:50:50 北緯:33.3714 東経:136.3765 M2.2 深さ 29km 2016-04-01 12:00:17 北緯:33.3993 東経:136.3238 M1.8 深さ 46km 2016-04-01 12:22:08 北緯:33.3689 東経:136.3397 M1.9 深さ 39km 2016-04-01 12:22:09 北緯:33.3561 東経:136.3861 M2.0 深さ 29km 2016-04-01 12:25:01 北緯:33.4176 東経:136.3033 M1.4 深さ 29km 2016-04-01 12:32:53 北緯:33.39 東経:136.3138 M1.7 深さ 46km 2016-04-01 12:36:03 北緯:33.3945 東経:136.3317 M1.9 深さ 41km 2016-04-01 12:39:26 北緯:33.3683 東経:136.3282 M2.4 深さ 52km 2016-04-01 12:40:29 北緯:33.3719 東経:136.2789 M1.9 深さ 38km 2016-04-01 12:40:58 北緯:33.3541 東経:136.415 M2.0 深さ 16km 2016-04-01 12:43:10 北緯:33.3573 東経:136.3352 M2.6 深さ 50km 2016-04-01 12:43:11 北緯:33.3936 東経:136.3635 M2.2 深さ 26km 2016-04-01 12:44:40 北緯:33.4226 東経:136.2983 M2.5 深さ 43km 2016-04-01 12:45:21 北緯:33.3938 東経:136.3279 M2.2 深さ 30km 2016-04-01 12:46:08 北緯:33.3501 東経:136.316 M2.4 深さ 47km 2016-04-01 12:46:25 北緯:33.3735 東経:136.4125 M2.2 深さ 22km 2016-04-01 12:53:12 北緯:33.3999 東経:136.2917 M2.6 深さ 40km 2016-04-01 12:54:13 北緯:33.3483 東経:136.4144 M1.8 深さ 29km 2016-04-01 12:56:35 北緯:33.3735 東経:136.2842 M2.6 深さ 45km 2016-04-01 13:00:08 北緯:33.3457 東経:136.3003 M2.1 深さ 49km 2016-04-01 13:03:56 北緯:33.3726 東経:136.319 M3.0 深さ 45km 2016-04-01 13:04:41 北緯:33.3763 東経:136.4403 M3.5 深さ 23km 2016-04-01 13:05:38 北緯:33.3582 東経:136.3934 M3.0 深さ 29km 2016-04-01 13:05:39 北緯:33.3735 東経:136.3368 M3.0 深さ 40km 2016-04-01 13:05:40 北緯:33.4106 東経:136.3461 M2.9 深さ 17km 2016-04-01 13:06:51 北緯:33.2705 東経:136.2897 M3.3 深さ 57km 2016-04-01 13:06:53 北緯:33.3943 東経:136.3281 M3.1 深さ 19km 2016-04-01 13:07:40 北緯:33.4013 東経:136.2775 M2.9 深さ 55km 2016-04-01 13:07:41 北緯:33.3709 東経:136.3464 M2.9 深さ 36km 2016-04-01 13:07:42 北緯:33.3951 東経:136.3291 M2.8 深さ 17km 2016-04-01 13:08:17 北緯:33.3448 東経:136.3947 M2.1 深さ 32km 2016-04-01 13:08:37 北緯:33.3493 東経:136.4083 M2.0 深さ 29km 2016-04-01 13:15:13 北緯:33.36 東経:136.377 M1.8 深さ 29km 2016-04-01 13:16:26 北緯:33.3605 東経:136.2821 M2.0 深さ 45km 2016-04-01 13:19:33 北緯:33.3606 東経:136.3408 M1.9 深さ 39km 2016-04-01 13:26:35 北緯:33.3475 東経:136.2724 M1.7 深さ 49km 2016-04-01 13:26:37 北緯:33.4427 東経:136.2668 M1.6 深さ 28km 2016-04-01 13:27:01 北緯:33.3819 東経:136.3201 M2.4 深さ 48km 2016-04-01 13:28:44 北緯:33.3893 東経:136.31 M1.7 深さ 42km 2016-04-01 13:29:49 北緯:33.3826 東経:136.319 M2.4 深さ 59km 2016-04-01 13:43:09 北緯:33.3755 東経:136.3128 M2.0 深さ 48km 2016-04-01 13:52:44 北緯:33.3649 東経:136.3279 M1.7 深さ 30km 2016-04-01 14:01:04 北緯:33.3664 東経:136.3776 M1.7 深さ 29km 2016-04-01 14:03:13 北緯:33.3671 東経:136.3047 M2.3 深さ 46km 2016-04-01 14:06:18 北緯:33.3805 東経:136.3259 M2.2 深さ 16km 2016-04-01 14:13:01 北緯:33.4008 東経:136.3104 M3.1 深さ 52km 2016-04-01 14:13:02 北緯:33.3922 東経:136.368 M3.3 深さ 29km 2016-04-01 14:19:58 北緯:33.3479 東経:136.3144 M2.2 深さ 48km 2016-04-01 14:28:43 北緯:33.3996 東経:136.3106 M2.0 深さ 40km 2016-04-01 14:31:04 北緯:33.363 東経:136.3073 M2.5 深さ 46km 2016-04-01 14:34:04 北緯:33.3493 東経:136.3131 M1.8 深さ 48km 2016-04-01 14:35:29 北緯:33.3678 東経:136.3129 M2.1 深さ 42km 2016-04-01 15:04:07 北緯:33.349 東経:136.3451 M1.8 深さ 28km 2016-04-01 15:15:39 北緯:33.4049 東経:136.3025 M1.9 深さ 40km 2016-04-01 16:26:25 北緯:33.3342 東経:136.293 M2.1 深さ 44km 2016-04-01 17:25:44 北緯:33.3981 東経:136.3213 M1.9 深さ 40km 2016-04-01 17:27:01 北緯:33.3689 東経:136.3784 M1.9 深さ 27km 2016-04-01 17:27:02 北緯:33.4004 東経:136.3215 M1.7 深さ 27km 2016-04-01 18:35:13 北緯:33.3915 東経:136.3098 M1.9 深さ 41km 2016-04-01 18:49:57 北緯:33.3984 東経:136.3142 M1.9 深さ 42km 2016-04-01 20:05:35 北緯:33.4095 東経:136.3391 M2.0 深さ 41km 2016-04-01 20:15:14 北緯:33.4053 東経:136.3197 M1.9 深さ 20km 2016-04-01 23:12:41 北緯:33.3889 東経:136.3501 M1.7 深さ 27km 2016-04-01 23:12:42 北緯:33.4436 東経:136.2824 M1.6 深さ 28km 2016-04-01 23:47:21 北緯:33.2831 東経:136.518 M1.8 深さ 25km 2016-04-01 23:47:23 北緯:33.2979 東経:136.3821 M1.6 深さ 27km 2016-04-02 00:41:02 北緯:33.3867 東経:136.2448 M2.0 深さ 42km 2016-04-02 00:41:04 北緯:33.4607 東経:136.2212 M1.7 深さ 25km 2016-04-02 02:24:19 北緯:33.4171 東経:136.3086 M1.5 深さ 16km 2016-04-02 02:24:51 北緯:33.4285 東経:136.3047 M1.7 深さ 29km 2016-04-02 07:43:13 北緯:33.4167 東経:136.3163 M1.9 深さ 38km 2016-04-02 07:43:20 北緯:33.3949 東経:136.2969 M1.9 深さ 38km 2016-04-02 07:47:35 北緯:33.367 東経:136.2935 M1.9 深さ 45km 2016-04-02 08:38:17 北緯:33.4118 東経:136.3199 M1.5 深さ 15km 2016-04-02 08:54:00 北緯:33.4006 東経:136.3032 M2.0 深さ 36km 2016-04-02 14:17:04 北緯:33.3839 東経:136.3239 M1.8 深さ 42km 2016-04-03 02:52:14 北緯:33.4181 東経:136.2578 M1.6 深さ 29km 2016-04-03 22:25:53 北緯:33.3916 東経:136.2995 M1.5 深さ 26km 2016-04-04 22:18:36 北緯:33.3858 東経:136.3324 M1.7 深さ 44km 2016-04-04 22:18:37 北緯:33.4152 東経:136.3422 M1.6 深さ 17km 2016-04-04 22:37:31 北緯:33.3901 東経:136.3704 M1.7 深さ 30km 2016-04-04 22:37:32 北緯:33.4121 東経:136.3336 M1.6 深さ 16km
和歌山県南部で震度4。 4日間で群発地震はなんと84回 (潮岬火成複合岩体付近) 南海トラフ地震もそろそろなのかな? - 気になるメモ メモφ(.. )
- Re: 4月1日の和歌山県南部(震度4)の地震の震動を動画にしてみました。 地震くん 2016/4/10 20:53:04
(0)
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。