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断層崖を訪れたラトガース大学のアレクサンダー・ゲーツ氏(ニューヨーク州タキシード) PHOTO: ALEXANDER GATES
米NY付近で小規模地震多発、大地震の警告も
http://jp.wsj.com/articles/SB12477199894747223486304581575873777317158
2016 年 3 月 3 日 13:01 JST WSJ
米ニューヨーク付近で小さな地震が多発し、住民の間に不安が広がっている。一部の地質学者は今後も地震の増加が続くと予想し、大地震が起こる可能性もあると警告している。
米地質調査所(USGS)のデータによると、今年は1、2月だけで7回の地震があり、既に昨年1年間の5回を上回っている。最近の地震はいずれもマグニチュード(M)2.0以下だ。
今年起きた地震のうち6回は、ニュージャージー州北部の一角で起きた。週末の2月20日には3回の地震があった。それを受け、地元の緊急対応部門に住民からの照会が殺到した。
ニューヨーク付近で過去に起きた地震の傾向を分析しているラトガース大学のアレクサンダー・ゲーツ氏は、同地域では地震が増加する傾向にあるとして、「遅かれ早かれ、大地震が起こるだろう」と述べた。
5年ごとに更新されるニュージャージー州の危機対応策は地震も対象にしている。ただ、当局者は、同州の地震被害リスクは依然低いとし、「(米国の中で地震が集中している)カリフォルニアとは違う」と指摘している。
地質学者や他の地震専門家は、ニューヨーク地区で大きな地震が起こる可能性について長らく警告してきた。USGS によると、1737年と1884年には被害地震が発生している。後者はM5.5だった。
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