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電気通信大学名誉教授・早川正士氏
地震予測の早川氏、5日の町田、川崎「震度4」も的中 次は2つのエリアに注視
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20160206/dms1602061800010-n1.htm
2016.02.06 夕刊フジ
出勤する人々の群れを不気味な揺れが襲った。5日午前7時41分ごろに東京都町田市と川崎市で最大震度4を記録したのをはじめ、首都圏の広い地域で地震を観測。的確な地震予知で知られる電気通信大学名誉教授の早川正士氏は、またもこの揺れの前兆をキャッチ、事前予測することに成功した。次はどこで起きるのか。早川氏は2つのエリアで警戒が必要としている。
気象庁によると、首都圏を襲った揺れの震源地は神奈川県東部で、震源の深さは約30キロ、マグニチュード(M)は4・6と推定される。茨城、千葉、埼玉などの周辺各県でも揺れを記録。幸い大きな被害はなかったが、出勤ラッシュのさなか、改めて地震の恐怖を印象づけた。
日本地震予知学会の会長でもある早川氏は、今回も自身が主宰する地震予測情報サービス「地震解析ラボ」(会員制サイト)で事前に注意を呼びかけていた。
1月22日時点で「1月26日から2月6日までに、茨城沖から相模湾にかけて内陸でM5・0前後、海底でM5・5前後、最大震度5弱程度」と発表。震源はやや西にずれたが、時期はぴったりだった。
早川氏は地震が起こる約1週間前、前兆現象として起きる地殻のヒビ割れに着目。このヒビが発生させる電磁波が地球上空の電離層に与える影響を分析し、発生場所と地域を予測している。
直近で地震がくる可能性がある場所はどこなのか。早川氏はこう呼びかける。
「7日までに新潟から岐阜にかけて内陸、海底ともにM5・0前後、震度4程度の地震が起こる恐れがある。同じく、7日までに小笠原・沖縄・南方にかけての海底でM5・5前後、最大震度4程度の地震があるとみている。電磁波の計測状況から、後者の発生の可能性がより高いと考える」
今回の予測はきわめて短期的だが、「電磁波の出方によって、予測時期と実際の地震発生日が数日ずれることはある」(早川氏)から要注意。規模も想定以上になる恐れもあるので、備えには万全を期したい。
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