（中村拓斗記者報告）
　地下爆発の現場から50mほど離れた場所にいます。現在も一酸化炭素ガスが発生していて、原因の究明が続いています。現場は住宅地で中学校の正門前であるため、住民の間には不安の声が募っています。5日午前7時23分ごろ、霧島市国分清水の3階建てのマンション付近で、「地下爆発があった」と通報がありました。このマンションの駐車場で高さ10〜20cmの隆起が幅10mにわたって確認されました。また、近くの住宅のブロック塀が倒れていたということです。現場では一酸化炭素ガスが検知されたため、半径50mの市道などの立ち入りが規制されました。健康被害の恐れがあるため、マンションの住民ら5世帯11人が避難しています。現場は中学校の目の前なので、教育委員会などが7日以降の通学路の変更を決めました。そのほかも対応を進めています。
最終更新:12月6日(日)20時29分

マンションの地下からは７日も、高い濃度の一酸化炭素が検出され霧島市では原因の特定を急いでいます。
消防などによりますと５日、午前７時すぎ霧島市国分清水１丁目で爆発音がしたと通報があり、マンションの敷地内のアスファルトが１０メートルにわたって盛り上がり、近くのブロック塀が倒れているのが見つかりました。

周辺では、最大で濃度５００ｐｐｍの一酸化炭素が検出され、霧島市は６日夕方、１１世帯２３人に避難勧告を出しました。
現場では７日も消防や警察、ガスの専門家らによる調査が行われ、建物１階の店舗の床を掘削して地下を調べたところ、
５００ｐｐｍの高い濃度の一酸化炭素が検出されたということです。

避難勧告の対象世帯の住民は近くの親戚宅や公民館に避難しています。
避難生活も３日目に入り、７日は福祉施設のスタッフがお年寄りをお風呂に連れて行く姿が見られました。
きょう午後霧島市役所では、災害対策本部会議が開かれました。

霧島市では８日以降、大学の専門家のアドバイスを受けながら安全確保に努め、原因究明に取り組んでいくことを確認しました。

　霧島市のマンションの敷地内で爆発音がして、住民が避難してから８日で４日目。現在も建物の地下から有毒の一酸化炭素が検出されている現場を専門家が調査しました。

　消防などによりますと、今月５日午前７時すぎ霧島市国分清水１丁目で爆発音がしたと通報があり、マンション敷地内のアスファルトが１０ｍにわたって盛り上がり近くのブロック塀が倒れているのが見つかりました。周辺では一時最大で濃度５００ｐｐｍの一酸化炭素が検出され、付近の住民１１世帯２３人に避難勧告が出されています。
　８日は現地に分析化学の専門家で鹿児島県環境技術協会の坂元隼雄理事長が訪れ、調査を行いました。現場では、８日午前中に消防が一酸化炭素を吸引していったんは数値が０になりましたが、その後コンプレッサーを使って地下の空気を押し出したところ、別の穴から１３８ｐｐｍと高い濃度の一酸化炭素が検出されています。坂元理事長は、プロパンか自然発生した天然ガスなどが原因で爆発が起こり、地下に一酸化炭素が残っている可能性を示唆しました。霧島市消防局によりますと、爆発が起きた直後に現場の割れ目から一酸化炭素以外の可燃性ガスが最大で２０ｐｐｍほどの検知されていたということで、霧島市は一酸化炭素が検出された穴にシートなどをかぶせて９日以降新たなガスが発生していないか調べることにしています。　

　また、埋設管や地下空洞を研究している地盤工学の専門家・鹿児島大学工学部の山本健太郎助教は、現場を映像で見た上で「爆発の規模からすると自然由来のものではない。メタンがたまったとかでは、あのような大きなものは起きない」との見解を示しました。霧島市によりますと、現場周辺は都市ガスが供給されているエリアではなくガス管は敷設されていないということですが、山本助教は「記録されていない古いガス管が残っていた可能性がある」と話していました。

確かに、国民にどう説明するか決まってから報道をはじめた印象だね。